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Maeda Niina BLOG

8月6日

2018年08月07日 22時45分10秒 | niina
父の長年の願いであった、広島平和記念式典への参列をしてきました。
父は長年、演劇「はだしのゲン」に出演してきており、来年86歳にして数年ぶりの出演が決まったこともあり、今年こそ訪ねねばならぬと思っての訪問でした。




私自身も10年近く前、約2年間、広島のことを土台にしたダンス作品に携わっていたのですが、このような知るのが怖いとさえ思うような事実を取り上げるのはこの時が人生初だったので、悩みながら創ったのを思い出します。
それは、目に見えないもの、キラキラとしたいのち、消えない想い、、そういったものを想像し、対話する作業だったかもしれません。
振付という仕事自体にも悩ましい想いがあったその時、振付という作業を通して自分が一番感じたいのは、踊る身体の躍動といのちの輝きなのかもしれないと感じました。そしてそれは今も変わりません。いのちを輝かせることは生きることの意味そのもの、だからダンスは生きることそのものなんだと解釈しています。

今日参列し、「今やりたいこと、今伝えたいこと、今できることは、今、やろう」と、強く思いました。

夜の灯籠流しは、何というか、浄化の雰囲気があり、ほんのりとした蝋燭の光によってあたたかみを感じ救われたような気持ちになり、ああ、これもなくてはならない行事なのだな、と感じました。




そして8月6日は母方の祖父の命日でもあります。私がバレエを続けてきた中で祖父母の経済的支えは大きい。。
灯篭を見ながら、自身の先祖の方々にも感謝した夜でした。