いきなり脳腫瘍~病名が聴神経腫瘍→右脳腫瘍→右小脳橋角部髄膜腫。手術後に東日本大震災、2度目は右顔面神経麻痺~

最初の病気の告知から入院・手術と順繰りに回想…はブログの頭(2012.4.7開始)の方、2018.3の再手術で障害を負う

術後10ヶ月 顔面神経麻痺

2019-01-09 22:22:05 | 二度目の手術(顔面麻痺)
今日で、術後10ヶ月です。
顔面神経麻痺の現状にフォーカスします。
『見た目』
平静時は、他人には、異常がほぼわからないらしい。
右まぶたが左(正常)より腫れぼったく、右が「小さ目」だが。
顔面を動かすと、左右差がはっきりわかるが、全体に和らいだ。
笑っても右目だけカッと見開いていたが、
左には追い付かないが少し細められるようになった。
発語時は「いー」で左の口角だけ上がり、
「うー」で左唇だけ突き出て、左あごだけシワが寄り、
左右差が顕著だ。
口をすぼめる動きも、同様である。
額のシワ寄せは、右側発生のシワは出ない。
『つらさ』
とにかく、右目が、大変つらかった。
自律神経で繋がっている左目も、つらい時期があった。
術後数ヶ月続いたピークのつらさを10とすると、
現在のつらさは、2位か。
目薬や眼軟膏を頻繁に使っても追い付かなかったが、
回数が大幅に減った。
飲食時に涙がぼろぼろ出ていた「ワニの涙症候群」も、
まだ涙ぐむものの、ほぼ解消した。
飲食時や発語時に口周りのゴワゴワ感が強いが、
以前は口がひん曲がっていたので、大分和らいだ。
『機能』
右目(釣られて左目も、若干)が常にぼやけて、
使い物にならなかったが、「見る」機能が回復してきた。
麻痺で閉眼できず角膜が傷付いて失明することもあるらしいが、
今までのところ、視力は落ちず、ここまで来れば大丈夫らしい。
発語時は口周りがゴワゴワし、ひん曲がらないまでも歪むが、
呂律が回らない状態から、少しこもる程度にまでなった。
全く言えなかった「ぱぴぷぺぽ」も、言えるようになった。
飲食時も発語時と同様の状態になり、
ストローは相変わらず使えないが、
食べづらさが和らぎ、掛かる時間も普通に近くなった。

こうして見ても、術後10ヶ月間、よく頑張った。
術前の、通院が多く情緒不安定だった時期を合わせ1年以上、
よく生き永らえた。
顔面麻痺の後遺症は相当残るだろうが、
不快で不便ながら、人の手を借りずに生きていかれる所まで、
回復したと思う。
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2 コメント

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回復良かったです (きよぴー)
2019-01-10 20:49:36
ちょっと落ち着きましたね。
お疲れ様でした。
私も2年になりますが、やはり自分では顔に違和感はあります。他人から見たらそうでもないみたいですが、この感覚は一生残ると思っています。毎朝起床して鏡を見て顔が歪んでないとホッとします。普通では考えられない脳腫瘍あるあるです。ともかく良くなってきているので前向きに行きましょう。私もそう信じて生きています。
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障害を持ちながら生きること (みなみ)
2019-01-10 22:06:44
きよぴーさん、コメント頂けると思っていました。
現在、私の状態よりは、いいんですよね?
そう、すごくゴワゴワです。が、舌下神経吻合術は受けないので(リスクが大き過ぎる)、治るところまでで諦めます。
話し方もロボットぽいけれど意思疎通ができて、こぼさずに食べれて、目が見えるようになってきたので、もうこれでやっていくしかありません。
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