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新基地工事着工させぬ ― 県庁前で怒りの集会

2014-06-15 | 報道・ジャーナリズム

 防衛省・沖縄防衛局が米軍新基地建設のための埋め立て工事着工に向け、7月にも同県名護市辺野古沖の海底ボーリング(掘削)調査強行を狙うなか、「命育む美(ちゅ)ら海を守る県民集会」が13日、那覇市の県庁前で開かれました。県議会野党4会派や平和団体などでつくる実行委員会の主催で、約500人が「辺野古工事着工を許すな」と怒りの拳を突き上げました。

                                                  写真
                                                  (写真)雨の中、「辺野古新基地工事着工を許すな!」
                                                  とコールする集会参加者
                                                              =13日、那覇市の県庁前ひろば

 日本共産党の渡久地(とぐち)修県議は、海底21地点を掘削する地質調査や磁気探査に向け、防衛省が辺野古沿岸から50メートル沖までだった漁業制限水域を最大2キロ沖まで拡大する方針を「新たな基地の拡大だ」と批判。社民・護憲ネットの仲宗根悟県議は「県民の思いを無視し、名護市民をないがしろにするものだ。決して屈しない」と力を込めました。

 ヘリ基地反対協の安次富(あしとみ)浩共同代表は、制限区域を拡大し、立ち入った住民を刑事特別法で逮捕する防衛省方針に触れ、「解釈改憲で集団的自衛権の行使容認を狙う手法と何ら変わらない」と糾弾。「県民の声を押しつぶそうとする理不尽な安倍政権に、私たちは非暴力で抵抗し続ける」と力強く訴えました。


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