日本共産党がボランティア
広島市北部土砂災害の現地で、復旧ボランティア活動が本格化しています。6日、日本共産党広島県委員会がよびかけたボランティアには20人が参加。3、4人が1組になり、広島市安佐南区緑井地区の被害地域を手分けして各戸を訪ね、お見舞いをのべ、要望を聞き、役立つ制度と問い合わせ先の一覧を載せたビラを手渡しました。
日本共産党緑井支部長の大植正則さん(65)は、自宅も土石流の被害にあい、近所では5人が亡くなりました。自宅の泥出しもこれからですが、ボランティアとして地域をまわりました。
住民は、「泥水がここまできました」「車はダメになりました」などの被害の実情や、当日の様子を口ぐちに話してくれました。
57歳の女性は「もう少しで床上でした。床下の泥水はポンプでくみ出しました」と話しました。
「1週間前に、民医連のボランティアの方々がきて、泥出しをしてくれました。ありがたくて、ボランティアの人を見るたびにお辞儀をしています」という女性もいました。
午前中4組、午後3組が行動し、110軒を訪問、76人と対話しました。1軒では泥出しの要望もきき、すぐ広島県労連のボランティアに連絡して、この日のうちに泥出しを完了しました。
県労連も奮闘
この日、広島県労連が呼びかけたボランティアには約100人が参加しました。
岡山県の倉敷市職労(自治労連)から初めて参加した男性(40)は「日ごろはキーボードとマウスの作業で、慣れない肉体労働はこたえます。それだけに、個人の力では限界があると感じました」と話し、畑に堆積した泥をスコップで取り除いていました。