1997年、ニューヨークのブルーノートへ。
当時のアメリカは景気が良く、ジュリアーノ市長の下、
ニューヨークは治安も良くて、地下鉄A'Trainに乗りハーレムの教会へも行ったし、
かの貿易センタービルの展望台から、ニューヨークの全景を眺めたりもした。
テロの不安など微塵もなく、一人歩きも存分に楽しめた。
ジャズ好きな者には、ニューヨークのブルーノートは、一度は行ってみたい聖地だった。
グランドピアノの出屋根の下をくぐって店に入り、少しばかり驚いた。
店内は意外にこじんまりしていて、当時の梅田のブルーノートより狭かった。
客は硬い木の椅子で肩を寄せ合ってスウィングしていた。この雰囲気こそがジャズの原点だと知った。
貿易センタービル崩壊4年前のことだった。
当時の想い出写真から描いてみた。