ここ数年、女流作家の時代小説が気に入ってます。
平岩弓枝さん北原亜以子さんそしてこの本を書いた
宇江佐真理さん。
みなさんシリーズ物を書かれていて、新刊が出るのを
とて楽しみにしています。
でも、図書館ばかりですが
この本は髪結い伊佐次捕物余話という
副題の通り江戸時代の髪結が同心の手下として
働いて事件を解決していくものなのですが、
当時の江戸庶民の生活や、その時代の人々のせつない思い、
貧しい生活の中のちいさな幸せみたいな物も
感じる事が出来るんですよね
このタイトルの「君を乗せる舟」というのは
同心見習いの若者が幼い頃から憧れていた
女の人がお嫁に行くときに乗る舟の事です
出来るならば自分が結婚して幸せにしてあげたい
と、願うものの自分にはまだそんな資格が無い事を
十分に承知している若者は花嫁を見送りながら
伊三次に「あの人を乗せる舟になりたい」と言うのです
例え一緒になれなくても自分の憧れていた
人を乗せる舟になって嫁ぎ先まで送って
あげたいなんて・・・いじらしいなぁ~
現代っ子にはなかなか言えないでしょうね
そんな切ない恋のお話が捕り物の中にあって
それが次々と読みたくなる理由なのかもしれません
平岩弓枝さん北原亜以子さんそしてこの本を書いた
宇江佐真理さん。
みなさんシリーズ物を書かれていて、新刊が出るのを
とて楽しみにしています。
でも、図書館ばかりですが
この本は髪結い伊佐次捕物余話という
副題の通り江戸時代の髪結が同心の手下として
働いて事件を解決していくものなのですが、
当時の江戸庶民の生活や、その時代の人々のせつない思い、
貧しい生活の中のちいさな幸せみたいな物も
感じる事が出来るんですよね
このタイトルの「君を乗せる舟」というのは
同心見習いの若者が幼い頃から憧れていた
女の人がお嫁に行くときに乗る舟の事です
出来るならば自分が結婚して幸せにしてあげたい
と、願うものの自分にはまだそんな資格が無い事を
十分に承知している若者は花嫁を見送りながら
伊三次に「あの人を乗せる舟になりたい」と言うのです
例え一緒になれなくても自分の憧れていた
人を乗せる舟になって嫁ぎ先まで送って
あげたいなんて・・・いじらしいなぁ~
現代っ子にはなかなか言えないでしょうね
そんな切ない恋のお話が捕り物の中にあって
それが次々と読みたくなる理由なのかもしれません