能力のない自分は何時も誰かに聞いたり、やって貰うしかない。しかし誰かと言ってもそう沢山いる訳でもないし、
何度も頼むのも気が引けて、頼むきっかけがつかめにくい。このような場合に限らずとも会社などでは、
部下に依頼をするときにどことなく、後ろめたさを感じる上司は多いだろう。当然ながら、
上司に尋ねるのはためらいがあると言う部下はもっと多いと思う。「そこで依頼をする」のに適切なタイミングを見抜く
心理学的な方法が有るとの事なので紹介しよう。この方法を知っておくだけで、簡単に頼み事をする事が出来ると言うもの。
と言っても、相手の顔色をうかがうような高等なテクニックを使う必要は全くない。ただ窓の外に目をやり、
晴れているかどうかを確認するだけである。実はこれが大切なことで、どうも人間はぽかぽか陽気だと安請負する
傾向があるようだ。雨の日だと、「否」と言う人も、太陽の見える日には、心の殻がゆるんでしまうらしい。
こうした当たり前のようでいてそれでビックリするような結果を明らかにする心理学の実験は以外と多いそうだ。
カニンガムと言うアメリカの心理学者がいる。彼は、道端の歩行者を500人以上つかまえて、アンケートに
答えてくれないかと頼んでみたらしい。その際、彼は雨の日と、晴れた日、夏と冬、と言う条件の下で、
勿論アンケートを取った場所も質問も同じ、其の結果も面白い。