「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

防衛大学校開校祭  ~観閲式そして…~

2014年12月06日 | 防衛省


ようやく、ここまで来ました(笑)


先月9日に、


防衛大学校の開校祭りに行って参りました~


…しかし、遠かったですね…。


江田島なんかより、ずっと僻地だと思いました…。


なんていうか…世間と隔離されてる感が満載な感じがしたのは私だけ?(笑)


とはいえ、


シャトルバスで、ワクワクしながら向かいました


で、バスを降りて、校内に入りますと…



こんな感じ。


かなり、一般見学者が多かったです。


そして、



なぜか、ヒトマルさんが展示されていらっしゃいました。


やっぱり、人が群がってましたね~。


とりあえず、


観閲行進まで時間があるので、


校内をウロウロしてみました。


…そう。


通常、防衛大学校の開校祭って、


大抵の人は棒倒しをメインで見に行くと思いますが、


私は違います(笑)


何が目的かと言いますと、


観閲行進です


なぜか?


それは、


陸軍分列行進曲(=今は「抜刀隊」というタイトル)で、


実際に抜刀して行進している防大生を見たい


ということで、


この防大生の観閲行進が見たくて、


はるばる小原台まで行ったっていうね(笑)


あと、


実は私は、海上自衛隊の制服よりも、


防衛大学校の制服の方が好きだから


なんでって、詰襟が好きだからです


だから、今の海上自衛隊の制服よりも、


大日本帝国海軍の軍服の方が好きです(笑)






そんなわけで、歩いているだけでも楽しい防衛大学校内


そんな中、


茶道部を発見しました



ここで、防衛大学校の制服に、


紫の袱紗を付けているイケメン学生の姿に、萌えましたね、これは


今回は残念ながらもう、お茶をいだたけなかったのですが、


来年は、はりきって自分のお懐紙を持って、


お茶席に伺う事を決めました


いちおう、お茶してましたのでね、わたくし…(もう、行ってないけど…)


さて、そして、


行進準備をしている防大生たちを、


隊舎前で発見。





おもしろかったのが、


こうして並んで待っている間、


先頭の防大生が、


「あっ、今、カワイイ子いた!カワイイ子いた!


って沸き立ってた様子が、


なんともかわいかったですね(笑)


…っていうか、


もはや、防大生見ても、


カワイイとしか思えない年齢になってしまったんだな、


と、つくづく思いました…


ちなみに、行進前に、



こんな感じで、


リーダー的な防大生が、


檄を飛ばしていましたね。


こういう光景がまた好きなんですわ~


そろそろ、はじまるんだな~と、


グラウンドに行って、


行進をワクワクして待っていました。








…あれ???


抜刀してない…


…どうやら、最初はしてない模様。


がっかりだけど、ちょっと、最後の写真見てください~


女性です。


しかも、結構美人でしたよ


キレイな女の子が、この防大の制服着てるとかっこいいですね~


男装の麗人っぽくって。


ステキでした


で、







結構、遠くに整列。


どうも、見学場所を間違えたみたいです。


なんせ、防大祭初めてだったからな…


これは、次回の教訓に活かします。


そして、


観閲式が終わって、


退場していく防衛大生。











…取りあえず、


一番見たかった抜刀隊を見られなかった私。


がっかりしていたけど、


そんな落ち込んだ私のテンションを一気に上げてくれたのが、


コチラ↓↓↓






そう


儀仗隊ですよ


や~~~~~


もう、動きが美しいのなんのって、もう


これは、ぜひYouTubeで見てください







そして、


儀仗隊が出番待ちをしている間、


空挺の降下もありました。







これ、


元空挺の方から聞いたのですが、


2人降下してますが、その一人は50代前半の超ベテラン空挺なんだそうです。


この最初の写真は、降下始まってしばらくしてから撮った写真なので、


本当はもっと上から飛んだわけです。


点にしか見えない高さでした。


その高さから飛び降りるのは、


自由降下(通称FF)の人達で、陸上自衛隊最精鋭を誇る空挺団の中でも、


最精鋭の部隊です。


そのFFの、さらに超ベテラン空挺さんが飛ばれたわけですが、


それは、


ここ、小原台の地形が、


非常に難しいらしく、相当のベテランでないと、降りられないんだそうです。


高台で風向きが特殊らしく、かなり難しいと伺いました。


こういう話も、


聞かないと分からないですよね。


たまたま、この数日後に


元空挺の方と会う事になっていて、


その時に、何の気なしに、


「防大の開校祭で、空挺降りてましたよ~」


とか、口走ったので、


その方がいろいろ教えてくださったので、


そういう事を聞くことができました。


いつも思うんですけど、


自衛隊の凄さって、


本当に自衛官とか詳しい人から聞かないとわかんないんですよね。


何がすごいか、


いかにすごいか。


なので、


少なくとも、私が聞けたお話は可能な限りこうして広めていきたいな、


と、改めて思いました。




さて、次回は、棒倒しのレポートで~~~す




防衛大学校についていろいろ思う

2014年08月12日 | 防衛省


ご存じの方も多いと思いますが、


防衛大学校での、凄惨ないじめが発覚していますね。


この件について、自分の意見を書こうかどうしようか、


ちょっと迷ったのですが、


時折、


「自衛隊を美化しすぎなのではないか」


という意見も頂くこともあるため、


ちょっと、このことも踏まえて、


自分なりの意見を書いておこうと思いました。







最初に明言しておくと、


私は、自衛隊を美化しているのではありません。


そうではなく、


素晴らしいところだけを見ているのです。


この世の中、人間も会社も国家も、


100%全てがすばらしい、というものは存在しないし、


その逆も真なりです。


その、どちらの面を好んで見るかは、その人次第でしょう。


ですが、


特に日本は、


この、いい・悪いが、ちょっとしたメディアの誘導で、


いとも簡単にひっくり返りやすい国です。


自分の目で見て、調べて判断するのではなく、


他人が流した情報をうのみにして、


簡単にそれを見る目をかえてしまいます。


戦前の教育は、わずが戦後7年でひっくり返ったことや、


自衛隊に対する国民感情の変化も、


その証左であると考えます。






この1年と少し、


一般の人よりは、いろんな自衛官と関わらせて頂きました。


制服姿の時も、私服の時も、どちらも。


それで思ったのは、


防衛大学校卒の幹部であれ、


一般大学卒の幹部であれ、


B幹部であれ、


幹部でなく、曹士であれ、


いろんな葛藤があっても、


どんなに大変でも、


自分の責任において、真面目に務めて、


民間人には親切で、


自分の責務をきちんと務めている人たちでした。


ある艦の方から、


「ゆる会に誘ってあげてください、

 でないと、休みの日もずっと仕事してる奴らなので」


と言われたこともあります。







では、だからと言って、


今回起こったようないじめを、私は、容認はもちろんしません。


人間の尊厳を踏みにじるような行為は、断じて許せないからです。


もっと許せないのは、


こういういじめをするような、一部の下衆のせいで、


防衛大学校生や、自衛隊幹部全体が、


そういう人間だと言われることです。


少なくとも、私が実際にお会いし、お話した自衛官の中には、


そういう人種と思われる方はいらっしゃいませんでした。


どちらも存在するのは、事実です。


いないとはいいません。


ただ、私の周りにはいません。









劣悪な人種というのは、


別に自衛隊内に限らず、どんな組織にも必ず一定量います。


犯罪者レベルの劣悪な人種は、


だいたい2~5%、


そこまででなくとも、もう少し軽度の問題を起こす人種が、


20%程度います。


パレードの法則という言葉を聞いたことがある人もいると思いますが、


あれは、20:80の法則ですね。


これを、もう少し正確にいうなら、20:60:20の法則になります。


つまり、


上位20%の極めて生産的で有能な人と、


60%の普通の人、


下位20%の、組織の足を引っ張る連中で、


大抵の組織は構成されています。


真ん中の60%はもちろん、


上位寄りの30%と下位寄りの30%に分かれます。


人の能力は意識と比例していますので、


上位20%の人が、2ちゃんに誹謗中傷を書き込みをしたり、


凄惨ないじめをすることはないのです。


基本的に、そういう人はヒマなんですね。


そういう人種は、志も低いし、能力も低いし、


組織にいても、そんなに組織の役にたったり、


貢献することはないので、


このいじめをした防大生も、さっさと退学処分にしてしまう方が、


今後の自衛隊組織のためだと思います。


そんな連中に、国費を投じて教育を受けさせる必要性はありませんし、


そんな連中が、将来、幹部として着任されても、


部下が迷惑でしょう。


そういう「患部」を取り除かないと、


真面目に頑張っている、その他大勢の自衛官が、本当にお気の毒です。


また、いじめ被害者の方は、高い志を持って入学されたとのことで、


そういう方が、凄惨ないじめをするような下衆共に、


心身を傷つけられて、


志を捨てねばならないようなことになったことは、


極めて残念です。








ただ、さらに懸念なのは、


いじめの根絶を理由に、


規律が緩められてしまう事です。


人としての尊厳を傷つけるようないじめは根絶せねばならないと思いますが、


厳しい規律は必要なのではないでしょうか。


防衛大は、数年前、厳しさに耐えきれず、


大量の自主退学者が出たことをきっかけに、


かなり、規律が軽くなったと聞きます。


これが影響しているのかどうかは分かりませんが、


防衛大学校という特質上、


厳しさというものは、一定量必要ではないのでしょうか。


いじめと厳しさ、


この2つを明確にして線引きすることは、


決して難しくないと思います。


以前、作家の大江健三郎氏が、


「防大生は恥辱」


だと、言ったことがあります。


この事を知った時、私は怒りが込み上げてきましたが、


こういう事を言う連中に、


それを裏付けるようなことをしてほしくありません、本当に。


自衛官も防大生も、一人の人間です。


同じ人間です。


だから、問題やトラブルだって起こります。


でも、


多くの自衛官は、


それを起こさないように、すごく神経を使って、


日々生きているのを、私は知っています。


ただでさえ忙しい中、


いろんな問題を抱えて、それでも、必死に頑張っているんです。


こういう事件が、二度と起こらないことを、切に切に望みます。






最初の話に戻りますが、


私は自衛隊を美化しているのではなく、


素晴らしいところだけをみているだけです。


悪いところも、問題点も、見ていないのではなく、知った上でです。


悪いところや問題点は、私がわざわざ書かずとも、


他の人が書いてくれるでしょう。


だから、私は、知られざる部分を伝えたいと思っています。


そして、


自衛官にも、素晴らしい人とろくでもない人がいます。


それも知っています。


知った上で、それでも応援します。


自衛隊が、


「反対する人も含めて守るのが自衛隊です」


というように・・・・。






「日本に自衛隊がいてよかった」

2014年03月05日 | 防衛省
ここ最近で、立て続けに本を読んだものの、


感想をUPする暇がないまま数日過ぎてしました…


今月は14日に呉ゆる会、21日博多ゆる会、22日大阪ゆる会、29日舞鶴ゆる会…


と、ゆるやかという名に似つかわしくない活動量となっております(笑)


そんな中、忙しくなるほど活字中毒なので、気分転換に本を読み漁り…で、


これと思った本が、やっぱこれ。




陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊、全ての震災での秘話が綴られているだけでなく、


現在自衛隊が抱えている問題まで、かなりわかりやすく書いてありますので、


自衛隊への理解を深めたいという方には、お勧めの一冊です。


特に、ゆるやかな会に参加して、自衛隊と仲良くなりたい、と思っている方には、


せめてこの本は、必ず読んできてほしいです。


もっというなら、公務員狙いで自衛隊と結婚したいとか思っている女性や、


自衛隊ってかっこいいですぅ~って言っている女性に。


そこには、


かっこいい!!とか、すごい!とか、親切とか、


そんな生半可な言葉では言い表せない部分が、たくさんたくさん書いてあります。


もう、とにかく読んでくださいとしか言えません。






個人的にいろいろ考えさせられたのは、


陸上自衛隊についてでした。


以前、このブログで


「自衛隊の活躍は陸上自衛隊の活躍は見えやすい評価されやすいけど、

 海上自衛隊は海に出ているので知られにくい」


と書いたことがありましたが、


この本には


「陸上自衛隊は、海上自衛隊や航空自衛隊と違って、演習ばかりしているから、無駄な存在だと思われている」


という、まったく逆の視点で書いてあり、少なからず衝撃を受けました。


領空侵犯の危険があると、ただちにスクランブルがかかる航空自衛隊、


実際に海に出て哨戒活動に従事している海上自衛隊、


この2つがより直接的に接触する機会は多いのは確かです…が、


陸上自衛隊が敵と接触する機会はもう、敵が日本の国土に上陸した後という事になりますので、


演習ばかりの状況でなければ、いけないわけです。


平和な時にはわからないんですよね、必要性が。


もちろん、それは陸自だけでなく、海自も空自もそうなので、


この本を読んでいると、しきりに脳裏に浮かぶのは、まさしく、


防衛大卒業式で有名な吉田首相の


君達は自衛隊在職中

決して国民から感謝されたり

歓迎されることなく自衛隊を終わるかもしれない

きっと非難とか叱咤ばかりの一生かもしれない

御苦労だと思う

しかし

自衛隊が国民から歓迎されちやほやされる事態とは

外国から攻撃されて国家存亡の時とか災害派遣の時とか

国民が困窮し国家が混乱に直面している時だけなのだ

言葉を換えれば

君達が日陰者である時のほうが

国民や日本は幸せなのだ

どうか、耐えてもらいたい




という演説内容でした。


まさに、まさにその通りだと。


だけど、それ以上に、必死にただひたすら国民を助けたいという意志だけで、


ここまでの状況に耐えうることが、人間はできるものなのかと思わずにはいられません。


そして何より、


自衛隊は決して自らの功を語りません。


この本の秘話はこの著者が実際に見聞きしたことであり、


今や広くネットで流布している自衛隊の功績のほとんどが、


その側にいて見ていた人のこぼれ話であり、


彼らが伝えてくれなければ、知られることのない話なのです。


こういう「功名心のない高潔さ」こそ、私が陸海空を問わず彼ら自衛隊を尊敬する所以です。


こういう自衛隊の一種の性格のようなものを、


実際に、さまざまな自衛官とお話してて感じるのですが、


特に感じたのが、


このブログでもたびたびご紹介している梅崎艦長と、


秋田駐屯地の司令官という、お二人とお話を伺った時でした。


秋田で広報官の方が、昨年の土砂災害での捜索活動で、


なかなかご遺体が見つからない時に、


司令官が陣頭指揮を執られて、指示どおりにすると、


ようやくみつかったというお話をされた時に、


司令官は「いやいや、私はただ立っていただけだよ」


と笑いながら仰いました。


また、梅崎艦長が唐津にて講演された時も、


パワーポイントの資料がとても丁寧でわかりやすかったので、


誰が作られたのかと尋ねると、


「あれは、部下が作ってくれたんだよ」


と仰ったのですが、部下の方に伺うと


「いえ、あれは艦長ご自身で作られたものです」


と言われました。


講演の内容も、本当にみんな頑張ってくれた、というお話でした。


なので、自らの功を黙して語らないという性格については、


とても共感できます。


また、お二人からお話を伺っていたことでもあり、


本の中でも繰り返し書かれていたことが、


「自衛隊は有事に備え徹底的に厳しい訓練をしている。

 だから、困難に見える災害派遣は、演習に比べるととても楽」


と言われていたことです。


「あの」状況が演習より楽だというのは、一体どれほどの演習をされているのだろうと、


思わずにはいられません。


ですが、


震災の活躍で、自衛隊の評価が上がったことはいいことだと思うのだけども、


本の中でも出てきますが、別の問題が浮上してきました。


自衛隊をなくして、災害派遣専門部隊にすればいい


という、馬鹿げた論ですね。


あれほどの災害支援ができるのは、


それ以上の、戦闘に備えた極めて厳しい訓練をしているということが前提になっているからだという事を、


自衛隊不要論者は理解していないのです。(する気もないでしょうけどね)


もうひとつは、


国民にとっての自衛隊の存在意義の認識がズレてしまっていることです。


上記と繋がる話なのですが、


自衛隊不要論者のみならず、


自衛隊は「なんかしら助けてくれる存在」だと思われ、


安易に派遣要請を出す自治体が増えたようです。


また、震災以降、自衛隊の入隊希望者は増えた言う事ですが、


多くは救助隊を希望するのだそうです。


その気持ちはとてもよくわかるし、大切にするべきものだとは思いますが、


この本でも触れらられている通り、


自衛隊に入隊する目的が、本来の任務である「国防」からちょっとズレているのですが、


なんとも言えない気持ちになります…。


人を助けたい!という気持ちは間違っていないし、立派で崇高な使命です。


実際に目の前で、成果がわかりやすい分、やりがいを感じやすいので、


仕方のないことだとは思いますが、


国防という、本来の任務の重要性が、成果は見えづらいけども


国民を救っている行為なのだということを、気付いていただけるといいな、と思います。


護って頂いている立場なので、おこがましいかもしれませんが、


今、成果として見えなくても、


あなた方がどれほど、国を護るために様々な犠牲を払って日々の生活を送っているかという事を、


多少なりとも知って、感謝している人も増えているのだと、知っていただけたらなぁと思い、


ゆるやかな会を、そういう機会にもできたらと願う次第です。
























陸・海・空…みんな違ってみんないい(byあいだみつを)

2014年02月19日 | 防衛省
ご存じの通り、私、毎月「自衛官とのゆるやかな会」という


自衛官と民間女性の出会いの場を提供するイベントをさせていただいております。


博多、佐世保で毎月、


来月は、呉、舞鶴と開催が決まっており、


こんなチャンスを頂けるなんて、


なんて幸せなんだろうと思わずにはいられません。


とはいえ、


結構準備が大変なので


自分なりの楽しみでもないと、やってられないわけです(笑)






その楽しみは、


やっぱり、自衛官といろんなお話をさせていただけることにつきますね。


特に、博多で開催する場合、


上手くいくと、


陸・海・空がそろい踏みすることがあります。


文字通り、ゆる会☆統合作戦となるわけです(笑)


まぁ、そんな一つの場所に陸海空が集まるなんて、


防衛省と博多ゆる会くらいのものですよ(たぶん)


実は、ゆる会の時のこの上ない楽しみの一つが、


普段、めったに話すことがないであろう、


陸⇔海⇔空 このそれぞれの互いの会話をとなりでニヤニヤしながら聞くことです(笑)


陸さんと海さんの会話とか、


空さんと海さんの会話とか、


楽しくてしょうがありません。


というわけで、実は、ゆる会は単なる合コンではなく、


統合作戦運用における、横のコミュニケーションに一役買っている


のではないかと勝手に自画自賛(笑)







で、それぞれを間近で見ていると、


ほんとにそれぞれ違うから、みてて超☆面白いの!


この前の博多ゆる会での会話でこんなことがありました。


ポケットに手を入れること(当然、自衛隊は原則禁止)を


海さんは「ポケットハンド」といいますが、


陸さんは「ハンドポケット」と言うらしいです。


ここで、


「じゃあ、空はなんていうの?」


と聞くと、


海さんが「どっちでもいい、じゃないんですか?(笑)」


というと、すかさず、空さん


「そう!どっちでもいいんです!(笑)だって、どっちでも分かりますもん(笑)


空さんのそんなアバウトなところ、けっこう好きっす(笑)







それに付随して、


海自の幹部候補生学校江田島には、陸さんや空さんも行かれることがあるのだけど、


ここでの有名な笑い話で、


「甲板掃除」(※普通に部屋を掃除する場合もなぜかこういう)


と言われた陸さんと空さんは


「あ、どこの船を掃除するんですか?」と言って(そりゃそうだ)


「馬鹿者!!ここに決まっているだろう!」


と怒鳴られ、


「ふざけんな!ここはだ!これは普通っていうんだ!」


っていう陸さんと、甲板だと言い張る海さんと喧嘩になり、


空さんはどっちでもいいし(笑)と思いつつ、


「はいは~い」って言って掃除する


…っていうのがありますね。


そんな吉本新喜劇ばりのお馴染のやり取りを、一度でいいから見てみたい(笑)




ご存じの方も多いと思いますが、


そういう陸・海・空の違いを表す言葉がありますね。


陸…用意周到 動脈硬化


海…伝統墨守 唯我独尊


空…勇猛果敢 支離滅裂



実際、3タイプ身近に見ていると、


知れば知るほど、


納得って思います(笑)


陸さんの「用意周到動脈硬化」は、


とにかく徹底した事前準備をするんだけども、


決まったこと以外…想定以外のことになると対応が苦手っていうことらしい。


海さんの「伝統墨守唯我独尊」は、


海軍時代の伝統を重んじていて、旧陸軍の全てを否定してスタートした陸自とは、


かなり性格が違うのは無理からぬこと…。


例の自衛隊体操は、陸と空は同じだけど、


海だけ「海自体操」って言うんだよね(笑)


よく知られているのが、


「2」の読み方。


陸自は「に」


海自は「ふた」


じゃあ、空自はっていうと…


「どっちでもいい(笑)」(←ホントにそう言われた)


やっぱり


そんな空さんの「勇猛果敢支離滅裂」は、


やっぱり、なんかあると取りあえず飛んでいかないといけないわけで、
(↑いわゆるスクランブル発進)


戦闘機のイメージが先行するので、こうなるんでしょうけどね。


支離滅裂はそのままです(笑)






ちなみに、象徴的な(?)食べ物は、


陸…おにぎり


海…カレー


空…ハンバーガー



となるそうな。


海自のカレーはあまりにも有名ですけどね。


陸時のおにぎりも、わかる。


空自のハンバーガーってなんだ?っていうと、


これは、旧軍には、空軍はなかったので、


米空軍のマニュアルを元に作られたため、こう言われているんですね。


だけど、最近自衛隊って、おしなべてカレー押し路線よね


陸自も空自もカレーを押してるよね


自衛隊=カレーを定着させようとしている魂胆が見え隠れする…


海自の金曜カレーは有名ですが、


空自は月曜らしいです(一体なぜ???)


陸は決まっていないって聞いた…。






ところで、


自衛隊に入って陸海空のどこを選ぶか?


って時に、


どうやら「これがしたいから」


っていうよりは、


「これだけはムリ」っていう消去法で決める人が多い感じがしました。


そこで共通しているのが、


「海だけは絶対ムリって思ったから」


っていう陸さん&空さん


そ、そんなこと言わなくても…。


中には


「あのスマートさは、オレはムリって思った」


っていう陸さんもいらっしゃいました(笑)


逆に、陸はムリってことで


「砂の入ったご飯と毎日お風呂に入れないのはムリって思った」


って言った海さんも(笑)


っていうように、


「これがムリ」っていうのがベースになっている人って、


けっこう多いみたいですねぇ。


しかーし、


それほどムリだと思っていた艦艇での生活を強いられ、


慣れない航海を反省のポーズで船酔いに耐える羽目になった


海外派遣の陸さんたちもいらっしゃるわけで(笑)


これはちょっと同情を禁じえない…。


実は私も、こんなに艦艇が大好きなわりに、


非常に船酔いするタチなんで(笑)


停泊してる艦ですら酔えるくらい、ひどい


それでも乗るけどね(笑)








今回、陸海空の個性の違いみたいなものを書いてみました。


しかも、かなりざっくりと(笑)


文章だと面倒で、あまり細かく書きませんでした…すみません


ニュアンスっていうか、雰囲気が伝わればいいかなと思っています。


今回のゆる会の二次会(っていうより三次会)では、


海自の幹部さんと空自の幹部さんが、


とっても楽しげにマニアックな会話を繰り広げてくれたのが、


私的にはとても楽しかったです(笑)


なかなか幸せな時間でした~