先日、田母神閣下の講演会に出席していたのですが、
その後、少し会場を早めに出ると…
グレーのおふねが目に入りました
会場のすぐ後ろは博多港ですので、
そこにいるようです。
…しかし、昼間までいなかったのに???
と思いつつ、ともかく博多港ターミナルに走りました
講演中、閣下が後半、
「護衛艦」を連発されるものだから、
すっごい見たかったんですよね(笑)
そしたら、真裏にいた、と。
自衛隊の女神様、いつもありがとうございます
あの位置からマストが見えたという事は、
結構大きめの艦…輸送艦か
しかし、博多港ターミナルの港についているのがわかったのはいいのですが、
飛行機と同じで、
乗客でなければ中に入れません。
係員に尋ねると、
3回の展望テラスでないと見ることはできないようでした。
仕方なく、そちらに向かったのですが、
存外、これはアタリでした
何故なら…
甲板とほぼ同じ高さだったから(笑)
ん~ナイスビューポイント
はい、というわけで、輸送艦しもきたでした
しもきたさん、この前は佐世保でもお会いしましたよね
…と、思って見ていると、
もう、舷門でラッタルの収納準備が始まりました。
えっ????もう????
到着してそんなに時間たっていない様子なのに。
2時間もいなかったと思うので、
本当に、なんかの作業のためだけに立ち寄った、
タッチ&ゴーだった模様。
そんなわけで、直ちに出港作業が始まりました。
お馴染の出港風景、舫い作業です。
下で待っているのは、こういう時、舫いを外すお手伝いをするための、
地本の方がたです。
…一度でいいから、お手伝いをしてみたい…
いつも、そう思いながら見ている作業です(笑)
すると、息せき切って現れたおじさんが、いきなり、
「ちょっとすみませ~~~~ん教えてほしいんですけど~
この船(←おじさんの中ではこっちの字だったはず)の名前~」
と私の隣で叫んだ。
一見、近そうに見えるけど、声は絶対に届いていないとわかったので、
「輸送艦しもきたです」
と、しもきたの皆様に代わって答えました(笑)
「えっ???なに???」
おじさん、ちょっと耳が遠いご様子。
「輸送艦しもきた、です」(←大きな声ではっきりと)
「あ、そう。…くわしいね!
じゃあ、もうひとつ聞いていい?」
「はい、どうぞ」
「これ、輸送艦って、なんでここ平らなの???」
「あ~、輸送艦だから平らなんですよ。
その方が輸送効率がいいので。
陸上自衛隊の車両なんかを運ぶ時によくつかわれます」
「えっ?じゃあ、上だけ???この中には何も載せないの?」
「いえ、中にも載せます。車両とか戦車とか。
ただし、後ろ半分はLCACという水陸両用ホバークラフトを2隻載せています」
「へぇ~~~~。じゃあ、あの扉はなんなの?」
あの扉↓↓↓↓この日はもちろん閉まってます。(写真は昨年の佐世保のです)
「あ~、あそこから車両を積み込むんです」
「あ、あそこから~。なるほどね~。
じゃあ、この船、武器とかはないの?」
「あれ(CIWS)だけです。大砲とかあると邪魔じゃないですか」
「たしかにね~。いや~、ありがとう」
そうして、しばらくそのまま出港作業を眺めていると、
出航ラッパが鳴り、出港用意が聞こえました。
艦がゆっくりと動き出します。
この瞬間、たまらなく好きです
すると、さっきのおじさんが、
「この船、なんで真横に動くの????」
「タグボートが後ろから引っ張っているからです。
後で見えると思いますよ、タグボート」
「あ~、あれ???あ、見えた!!」
↑↓タグボート
入出航作業における、タグボートの様子は、
さながら、姫君のエスコート(に、私には見える)です。
ここでおじさん、
「いや~、ありがとう!」
と言って、去っていきました。
これを機に、おじさんが自衛隊に興味を持ってくれて、
応援してくれるようになってくれるといいなぁ…と、
なんちゃって広報幕僚は願うのでした(笑)
大分、離れました。
…ラジオでも言ったのですが、
昨年、練習艦隊がガタルカナルに立ち寄った時、
137柱の英霊の御遺骨を、
遺骨収集ボランティアから受け取り、
日本に帰国させてくれたことがありました。
この時、かしまの艦長は実習幹部たちに、
出港の際、出港の美学について語られたのだそうです。
こういう「出港の美学」というような世界観に弱い私は、
萌え萌えしながらその記事を読んだわけですが、
かしまが、ガタルカナルを出港する時も、
そういう美しく見える出港を演出されていたようです。
ある海自OBの元艦長さんにお会いした時にも、
「出港の美学というものがあると聞いたのですが、
やっぱり、そういうものなのですか?」
と尋ねたところ、
「そういうもの、じゃなくて、そうあらねばならないんだよ」
ときっぱりと仰ったのを聞いて、
惚れぼれしてしまったことがありました(笑)
いや~~~カッコイイ
…ということで、
ただでさえ出港大好きなのに、ますます好きになってしまった私でした
その出港の美学に思いを馳せながら、
しもきたをお見送り…ちょっとした至福の時間でした。
その後、少し会場を早めに出ると…
グレーのおふねが目に入りました
会場のすぐ後ろは博多港ですので、
そこにいるようです。
…しかし、昼間までいなかったのに???
と思いつつ、ともかく博多港ターミナルに走りました
講演中、閣下が後半、
「護衛艦」を連発されるものだから、
すっごい見たかったんですよね(笑)
そしたら、真裏にいた、と。
自衛隊の女神様、いつもありがとうございます
あの位置からマストが見えたという事は、
結構大きめの艦…輸送艦か
しかし、博多港ターミナルの港についているのがわかったのはいいのですが、
飛行機と同じで、
乗客でなければ中に入れません。
係員に尋ねると、
3回の展望テラスでないと見ることはできないようでした。
仕方なく、そちらに向かったのですが、
存外、これはアタリでした
何故なら…
甲板とほぼ同じ高さだったから(笑)
ん~ナイスビューポイント
はい、というわけで、輸送艦しもきたでした
しもきたさん、この前は佐世保でもお会いしましたよね
…と、思って見ていると、
もう、舷門でラッタルの収納準備が始まりました。
えっ????もう????
到着してそんなに時間たっていない様子なのに。
2時間もいなかったと思うので、
本当に、なんかの作業のためだけに立ち寄った、
タッチ&ゴーだった模様。
そんなわけで、直ちに出港作業が始まりました。
お馴染の出港風景、舫い作業です。
下で待っているのは、こういう時、舫いを外すお手伝いをするための、
地本の方がたです。
…一度でいいから、お手伝いをしてみたい…
いつも、そう思いながら見ている作業です(笑)
すると、息せき切って現れたおじさんが、いきなり、
「ちょっとすみませ~~~~ん教えてほしいんですけど~
この船(←おじさんの中ではこっちの字だったはず)の名前~」
と私の隣で叫んだ。
一見、近そうに見えるけど、声は絶対に届いていないとわかったので、
「輸送艦しもきたです」
と、しもきたの皆様に代わって答えました(笑)
「えっ???なに???」
おじさん、ちょっと耳が遠いご様子。
「輸送艦しもきた、です」(←大きな声ではっきりと)
「あ、そう。…くわしいね!
じゃあ、もうひとつ聞いていい?」
「はい、どうぞ」
「これ、輸送艦って、なんでここ平らなの???」
「あ~、輸送艦だから平らなんですよ。
その方が輸送効率がいいので。
陸上自衛隊の車両なんかを運ぶ時によくつかわれます」
「えっ?じゃあ、上だけ???この中には何も載せないの?」
「いえ、中にも載せます。車両とか戦車とか。
ただし、後ろ半分はLCACという水陸両用ホバークラフトを2隻載せています」
「へぇ~~~~。じゃあ、あの扉はなんなの?」
あの扉↓↓↓↓この日はもちろん閉まってます。(写真は昨年の佐世保のです)
「あ~、あそこから車両を積み込むんです」
「あ、あそこから~。なるほどね~。
じゃあ、この船、武器とかはないの?」
「あれ(CIWS)だけです。大砲とかあると邪魔じゃないですか」
「たしかにね~。いや~、ありがとう」
そうして、しばらくそのまま出港作業を眺めていると、
出航ラッパが鳴り、出港用意が聞こえました。
艦がゆっくりと動き出します。
この瞬間、たまらなく好きです
すると、さっきのおじさんが、
「この船、なんで真横に動くの????」
「タグボートが後ろから引っ張っているからです。
後で見えると思いますよ、タグボート」
「あ~、あれ???あ、見えた!!」
↑↓タグボート
入出航作業における、タグボートの様子は、
さながら、姫君のエスコート(に、私には見える)です。
ここでおじさん、
「いや~、ありがとう!」
と言って、去っていきました。
これを機に、おじさんが自衛隊に興味を持ってくれて、
応援してくれるようになってくれるといいなぁ…と、
なんちゃって広報幕僚は願うのでした(笑)
大分、離れました。
…ラジオでも言ったのですが、
昨年、練習艦隊がガタルカナルに立ち寄った時、
137柱の英霊の御遺骨を、
遺骨収集ボランティアから受け取り、
日本に帰国させてくれたことがありました。
この時、かしまの艦長は実習幹部たちに、
出港の際、出港の美学について語られたのだそうです。
こういう「出港の美学」というような世界観に弱い私は、
萌え萌えしながらその記事を読んだわけですが、
かしまが、ガタルカナルを出港する時も、
そういう美しく見える出港を演出されていたようです。
ある海自OBの元艦長さんにお会いした時にも、
「出港の美学というものがあると聞いたのですが、
やっぱり、そういうものなのですか?」
と尋ねたところ、
「そういうもの、じゃなくて、そうあらねばならないんだよ」
ときっぱりと仰ったのを聞いて、
惚れぼれしてしまったことがありました(笑)
いや~~~カッコイイ
…ということで、
ただでさえ出港大好きなのに、ますます好きになってしまった私でした
その出港の美学に思いを馳せながら、
しもきたをお見送り…ちょっとした至福の時間でした。