「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

航空自衛隊西部航空方面隊副司令 田中幹士空将補の講話  ~後編 航空自衛隊の基本的なお仕事~

2016年04月29日 | 航空自衛隊

しばらく間が空いて申し訳ございません。


続きに参ります。


…後半は、航空自衛隊の基本的なお仕事についてのお話でした。


その根本である、航空防衛力についてですが…



このまま、見ての通りです。


もっとざっくり書くと、


敵を発見するための「レーダー」があり、航空自衛隊が保有する攻撃力として戦闘機及びPAC3の2つがあり、


その2種類による航空防衛力といったところでしょうか。


…そして次の場面



これはちょっと、目から鱗…というか、案外、言われるまで気が付かなかったことです。


陸上自衛隊 ⇔ 警察


海上自衛隊 ⇔ 海上保安庁


と、陸と海にはそれぞれに警察権が存在しますが、空にはそれがない、ということです。


言われてみればそうなんですが、普段そんなことを意識しないので、言われて初めて気づきました。


ちなみに、世界的に存在しなくて、一部アメリカでは民間会社が空軍と協力して警備のようなことを行っているんだそうです。


…毎度、震災の時に、メディアのヘリが諸々災害支援の邪魔になっていることが取り沙汰されますが、


そうなってしまう要因の一つに、空には警察権を持つ存在がないこともあるのだろうと思いました。


そして、そうであるがゆえに、平時から有事まで日本の空を護る唯一の存在なのです。


そしてその、航空防衛力の意義…というか、それはどういうことなのかというと、



「航空優勢を確保」するとのことでしたが、副司令も言い直されたように、これは、早い話が制空権を確保するということです。

これを、ざっくりオセロに例えると… (自分が白:相手が黒だとして)



こんなふうに、

「どこにも置けねぇぇぇ~~~~(ノД`)・゜・。by黒」

という状況にさせるような感じ?(笑)


よけい分かりにくかったらごめんなさい…。









続いて、防衛出動が万が一発令された場合のシュミレーション?です。



この図の一番上にある航空機は、見えづらいかもしれませんが、


早期警戒管制機…通称、AWACSです。


この機体の役割に関して、航空自衛隊音痴の私は、


つい先日、非常に運用に詳しい知人の若手空自幹部さんよりレクチャーをして頂いた(もちろん言える範囲で)のですが…


私は最初、名前に騙されていて


「一番最初に飛んでいく、偵察機みたいなことをして、それから各基地や戦闘機とか海自艦艇と、その情報を収集するの機体」


なんだろうと思っていたのですが…


「あれは非常に高価な機体なので、そんな偵察機みたいな使い方はしません


と言われました(笑)…すみません…


「あれは、空飛ぶレーダーサイトみたいなもんです」


なるほどそうなのね


…じゃあ、あの「早期発見」って何なのよ~と言いますと、


「遠くまで飛んでいく = 早く発見する、ってことになりませんか?」


と言われ、


「おお!なるほど!」


「ついでに言いますと、基本的に艦は『目が悪い』し、戦闘機はレーダーの範囲が限定されるし、自分の位置を発見される危険があるので

 あまり使いたくないし、地上指揮所はなるべく遠くの目標を掌握したい・・・ということで、現代戦の肝であるレーダー情報を提供するのが

 このAWACSです」

分かりやすい!!!!!!

彼の答えは毎度、簡にして要を得るものなので、非常にありがたいです


ちなみに、今回の副司令のお話では、端々に海上自衛隊に類するお話も出ていたのですが、


島嶼防衛はもちろん陸海空の統合運用ですが、ミサイル対処は空&海の連携プレーであることなどから


航空自衛隊のお仕事の話とはいえ、海上自衛隊を抜きにしては、語れないことがあるということなのでしょうね。







そして、公海上空における飛行の自由、ということについてですが、





ここでも、無害通航のお話しを交え、海と空の法律の対比を用いての説明があり、これは分かりやすかったです。


無害通航とは「沿岸国の平和、秩序又は安全を害しない」航行と定義されているらしく、


潜水艦は浮上航行せねばならない、などが決まっているらしいです。


で、空のルールは、領空以外は航空機は自由に飛べるけど、領空内は許可なく飛行することができません。


ここが、海と空の違い。


この違いの理由は、航空機はスピードが早いから、なんかあった時は国民の生命と財産を護る、ということに重大な影響があるから


という、説明を聞けばたしかにそうだよね、という非常にわかりやすい話です。


余談ですが、陸海空自衛隊は、何もかも違う文化と性格を有していて、違いを表す4文字熟語も有名ですが、


最たる違いは、仕事における時間感覚であろうと思います。


陸上自衛隊 → 「準備ができました」の報告 → 「今から始めます」の報告…


海上自衛隊 → 「出港用意~(艦長)」 → ラッパ → 「出港用意」←もいっちょ!


こういう感じですが、これらは航空自衛隊からすると、


「はよやれ


という感じになります(笑)


まぁ、これはもう、仕方のない話です。






さて、では、航空自衛隊に詳しくなくとも、この言葉なら一度は聞いたことがあるだろう…的な


スクランブルについてです。



探知 → 識別・発信指令 → 緊急発進 → 状況の確認・通告 → 警告・強制着陸


という流れなのですが、この中の「探知 → 識別・発信指令」については、ブログでも書いた通り、


春日基地祭において、DCでのシニア体験をさせていただいた私には、とてもよく理解できたところです。


詳しくはこちらの記事をご覧くださいませ


実はこの記事、このブログの中史上ナンバー1の「いいね」獲得数を記録しております


自衛隊の中でも目立たない仕事にスポットを当てる…これぞ、我が使命を地でいく記事です


そして、F-35導入に伴う、戦闘機の配置移動の話もありました。



この辺は、朝雲新聞でもTOP記事になっていましたので、ご存知の方も多いことでしょう。


ちなみにこの移動に伴って、私にとって唯一の戦闘機パイロットの知人さんも、異動されました。








そして、航空自衛隊のお仕事で忘れてはいけないのが…



先ほど出てきた、現代戦の肝、レーダーに関するお仕事です。


航空自衛隊というと、どうしても戦闘機ばかりに目が行きがちですが…ファイターなんて一握りですからね何度も言ってますが。


以前、航空自衛隊春日基地にお邪魔した時も、これと似た資料を見せていただきましたが、これ見ていつも思うのは、

レーダーサイトは現代の烽火だということです。

地図をご覧いただくとわかると思いますが、レーダーサイトは、人里離れた山の上…もしくは離島にあります。



こういう所で、若いころ働いていた航空自衛官が


「私の青春を返してください(ノД`)・゜・。」


と言ったという話もあります…さもあろう…。


こういう部分からも、本当に昔の防人と重なって見えて「烽火」っていう感じがするんですよね…。




そして、最後は今後、ということで女性自衛官の登用についてのお話でした。





実は、先ごろfacebookで、とある女性蔑視主義者のおっさんと、この件で舌戦を繰り広げたところでした(笑)


正直な話、別に私はもろ手を挙げて女性登用の全てが正しいとは思いません。


ですが、少子化ということを考えると、女性を一定数登用する必然性がどうしてもあります。


能力と適性を持った女性に、正しくその道が開かれるならそれはいいことです。


そうでない女性だと、ちょっとどうか、と思いますが…。


しかし、副司令も仰っていましたし、多くの現役・退役自衛官(男性)からお話を聞く限り、女性自衛官はすごく優秀だということ、


そして、それに刺激されて、男性自衛官も「負けられない!」と士気が上がることから、今のところよい相乗効果が上がっているようです。


また、女性自衛官が増えすぎることで戦力の低下を招かないか、という心配もあるようですが、


ある程度増えても、そこで止まって、一定割合(せいぜい10%くらい?)が維持される、


という見込みを防衛省はしているようです。


予測なので、分かりませんが、と副司令は仰っていましたが、感覚的にそれはあながち間違っていないように、私も感じます。


現代日本の女性が、そんなに多くの割合で志願兵になる可能性があるとは、現実的にちょっとないだろう…と思いますので。







…ざっとこんな感じのお話でした。


航空自衛隊についての基本的なお話しでしたので、よく知らない方には、ちょうどいい内容だったのではないかと思います。


なんといっても、災害支援でお忙しい最中、貴重なお時間を割いて、副司令のお話を聞けたことは、とてもありがたかったです。


また、こういう機会があることを楽しみにしています。





おまけ…航空祭で、ドラえもんのクオリティに比して、猫バスのクオリティ残念な感じなのに笑いを誘われました(笑)






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航空自衛隊西部航空方面隊副司令 田中幹士空将補の講話  ~前編 日本への脅威について~

2016年04月24日 | 航空自衛隊

先日、福岡県郷友連盟の定期総会にお誘い頂き、お邪魔いたしました。


…郷友連盟といえば、以前、こちらのブログでお詫びをした経緯があるのですが、その事情もご承知の上でお招き頂き、感謝に絶えません。


郷友連盟の皆さま、ありがとうございました。






定期総会での記念講演において、航空自衛隊西部航空方面隊司令 山田真史空将補より、「航空自衛隊の現状」についてお話し…


頂く予定だったそうですが、安倍首相の熊本入りのため、代理で副指令の田中幹士空将補より


「これからの航空自衛隊」


について、お話を頂きました。




ちなみに、副司令は高射隊のご出身でいらっしゃいます。






まず【外観】として、北朝鮮、中国、ロシアの現状から。


ちなみに、この前の佐世保総監のお話でも同じように、この3国については自衛隊は危機感を持っているわけなので、


仮想敵国というより、本当に敵国ですよね…。


では、参ります。


北朝鮮 … 韓国軍や在韓米軍に比べると、戦力は質・量共に劣勢であるものの、近年、大量破壊兵器や弾道ミサイルを増強。


      昨年、5月に潜水艦発射弾道ミサイルを開発し、発射実験に成功したとされる…のだけども、

    
      資料でも登場した

      
                      (朝鮮日報)
      この写真、副司令曰く、

     
      「…合成じゃないかって言われてますけどね(笑)」


      とのこと(笑)

 
      見たことないからわかんないけど、こんな至近距離で弾道ミサイルが海から出てきて、こんなにベタ凪なんだろうか…?


      くらいは、私でも疑問に思う(笑)

      
                   (朝鮮日報)          
     
      これとか、マジで合成クサいよね(笑)

    
      こんな、海面にミサイルの噴射がきれいに乗っかってる?みたいな?感じになるかね???(笑)


      …まぁ、いいんですけど。


      だたバカにできないこともありまして、

      
                            (朝鮮日報) 

      こちらも、同じく資料で使われていたものと同じショットですが、例の、


      人工衛星と称するミサイルの発射の時の、あれです、あれ…

  
      …なんですが、発射台の高さが高くなってきていて、ということはつまり、


      ミサイルの大型化及び長距離化を狙っているということなんですよね。


      参議院議員の山下雄平先生から、国会報告会でもお話し頂いたことなのですが、


      元々、先日のように

      
      自国の上空を飛ばない方角に撃っていたのが、上空を飛ばして日本列島方面に撃っていることもあるので、


      かの国の技術は、それなりには進歩しているようです。


      ちなみにこの国は、実験を律儀に世界に向けて発表しており、ドヤ顔で「我々は成功した


      と、大々的に公表するのでありがたいんだそうですが、それはそれで、

 
      「俺たちスゴイ着実に成長しているぞ

     
      と錯覚した時がコワイんだと、副司令は仰っていました。


      つまり、米国への戦略的抑止力を確保した!と過信・誤認をした時、中国みたいになるという可能性があるわけです。


      …人も国も、勘違いで増長した存在程迷惑なものはないということでしょうか…。


お次は、


ロシア … 経済状況が厳しいながらも、国防費を増大させて、軍の近代化を維持している。

      
      具体的には、ロシアは日本列島を南回りで周回飛行しているんだそうです。

 
      あ、ちなみに飛んでくるのは、爆撃機2機らしいですね…。


      昨今、我が国へのスクランブルの頻度が多いと取りざたされて久しいですが、

      
                   (統幕発表資料:講和時と同様の資料です)

      確かに増えていますが、東西冷戦時に迫る勢いなので、今に始まった話ではないようです。


      ただし、当時はほぼロシア機だったのに対し、昨今はロシア機と中国機が半々くらいです。


      ちなみに、東日本大震災時は、中国機に対するスクランブルの回数が劇的に増えた事は、周知の事実。


      今回もおそらくそうではないかと思っていますが、質問の時間がなかったので、聞くことができませんでした。

 
      しかし、尖閣には押し寄せていますので、やはり予想を裏切らない国ですね。

      
      さて、そのスクランブルがかかった状況ですが…       

      
                        (防衛白書)

      …講和時の資料と比較的近いものを探しました…こんな感じです。

      
      なんていうかもう、やる気満々としか思えません…。


この流れで、続いては、
      
 
中国  … 軍事力を広範囲にかつ急速に強化し、東および南シナ海における海空域に急速に進出、活動の上、力による高圧的対応を継続。

     
      してますよね…。


      平成24年空母「遼寧」の就役は、航空自衛隊にとってももちろん無視できない出来事ですので、


      そこから始まって、翌年の護衛艦ゆうだちへのレーダー照射事件に触れられました。


      「ロックオンされているということで、いつでも引き金を引ける状況ですから、

       国によっては撃墜している…そんな状況です」


      と口調はやんわりと、しかし確信をつかれました。


      海上自衛隊の護衛艦への事件ですが、戦闘機でも起こり得ないことではないので、他人事ではないのだと思います。


      そして、同年には、勝手に「防空識別圏」を尖閣諸島含めた位置の上空に設定しましたね。

 
      また、中国軍機が、沖縄本島と宮古島の間を抜けて、太平洋に抜けたこともあったようです。


      さらに翌年には、中国戦闘機が、航空自衛隊機と海上自衛隊機に異常接近。


      そして、もう、書くまでもないことですが、


      フィリピンから米軍が撤退し、軍事的空白が出来たことを機に、すかさず南沙諸島へ進出し、


      片っ端から軍事拠点化しています。


      特に、フェアリークロス礁は島ですらなかったところを埋め立てて、軍事拠点化しているので、


      これを脅威と言わずしてなんというのでしょうね。


      同様に問題になってくるのが、中国の軍事費の増大化です。

      

      ここ数年は、伸び率は半分にはなっていますが、それでも右肩上がりで増大。


      26年間で41倍です。


      ロシアでも10年間で6倍ですよ?


      片や、我が国は、当然ほぼ横ばい。


      


     


ここまでが副司令のお話しで、次回に続きます。


…普通に、こういう対比だけでもまとめて見るだけで、日本ってけっこう危険な状況にあるんだなぁ、ということが分かると思います。


これに対して、比較するなとか競争するなとか言うのは、利敵行為と言ってもいいと思いますね…。


で、こういう時は必ず、


「日本が防衛費を増やすと、中国を刺激してしまう」


とか、言う人たちがいるのですが、おバカさんですよね。



…分かりにくいんですが、こちらの資料、2004年に中国と日本の国防費が入れ替わってますね。


注意深く見ないとわからないと思いますが、日本が防衛費を減らすと、中国は増やしています。


微増させると、伸び率が小さくなっています。


おもしろいですねぇ…(笑)


ということで、これが現実なんですよね。


いい加減、GDP1%枠をせめて1.5%くらいにできないものか…と思わずにいられません。


ということで、次回に続きます。





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人の不幸をプロパガンダに利用する政党…

2016年04月15日 | 国を憂う


昨夜、熊本で震度7という大地震が起きました…。


これによって、九州のほとんどの地域も震度4くらいの地震が発生し、もれなく、我が家もそこそこ揺れました。


堅牢な熊本城の石垣「武者返し」の一部も崩れたということで、地震の大きさが伺いしれます。


…余談ですが、この記事をfacebookで見た時に、


「そんなことより人命が大事だろう」


というコメントを何個か見たのですが、なんだか嫌な気持ちになりました…。


別に、この記事は「人命より石垣が大事」とか一言もないていないし、


単に、地震の大きさ、被害の大きさを分かりやすく伝えたものでしかないからです。


そんなものに、いちいち文句をつけて、人道主義的な主張を振りかざす人たちに、幾ばくかの気持ち悪さを感じてしまいます。


これらは、別のものであって、どちらが大事がということを、論じるようなことでもないと、私は思うのですが…。


確かに、人は生き返らないけど、石垣は修復できますけどね…でも、だからこそ、同列でどちらが大事かというのは、比較できないものでしょう。







そして、同様にこういう時に決まって不愉快なコメントを発信してくるのが、共産党はじめとする、左側の方たちですね…。


この人達のコメントは、


「原発を止めろ」


ばかり。


原子力発電所に反対するのは、個々の自由ですが、


わざわざ、地震で多くの人が亡くなったり、けがをされたり、非難されて不自由な生活になった時に、


政権批判と原発止めろしか発信しない…


他人の不幸をプロパガンダに利用することしか考えられない政党の存在価値って、いったい何なんでしょうね?


民進党の公式ツイッターもバカげたやり取りを公にさらして、炎上していますが、この国には、本当にまともな野党が存在しないですね…。







昨夜、各航空自衛隊基地、海上自衛隊基地、陸上自衛隊駐屯地から航空機がすみやかに発進しました。


情報収集等に迅速に動いたのだと思われます。


政治家と自衛隊の連携が取れて、適切な対処にあたることができているのは、やはり、現在の政権だからでしょう。


国民の危機に際して、なすべきことを的確に判断し、すみやかに対処にあたる、当たり前のことです。


こんな当たり前のことをしているのに、国難に際して全く機能しなかった政党が批判する…おかしですよね?


安倍政権の全ての判断が正しいわけでも、行動が正しいわけでもないかもしれません。


しかし、どちらが国民のためにやるべきことを淡々とやっているか、火を見るよりも明らかではないでしょうか?


批判している政党は、批判できる立場なんでしょうか?


国難をプロパガンダに利用することしか考えていない政党のどこに、正義があるんでしょうか?


元々、日本をつぶすために動いている人たちはともかく、無関係な一般国民で、まだ気づいていない人がいるなら、


少しでも早く気付いてほしいです…。





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初のお題「ヘリコプターで行ってみたいところは?」

2016年04月15日 | 海上自衛隊

…参加せずにはいられないお題が、やっとキタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!ってかんじです(笑)


ヘリで行ってみたいところですか…そうですねぇ…


できたら、


ひゅうが



から発艦して


いせ



に着艦したいです…(笑)


…アホですみません…(;´∀`)

右か左か…だけじゃない。思想が全てでもない

2016年04月14日 | 国を憂う

最近、よく思うことなのですが、


人を判断する時に、思想だけで判断すると、色々と見誤りますよね。









…もともと、私は、自虐史観教育の賜物で日本は悪い国だったと信じ込み、その後、田中芳樹の作品にのめりこんだことから、


かなり、左に傾いていた人間でした。


今の私からは、到底信じられないと思いますが、高校時代は


「自衛隊って、いろんな免許を取りにいくところでしょう?」


くらいにしか思っていませんでした(笑)


もっと正確にいうなら、軍隊ではないということを前提にバカにしていたんだと思います…(本当にすみません…)


高校時代は、銀河英雄の影響で、戦略とか戦術には興味があって、自衛隊にもそういう意味では興味はあったのですが、


なんというか、


「…でも、軍隊じゃないんだしなぁ…」


という考えが、脳裏にあった、生意気な高校生でした…。


しかし、


2010年のバンクーバーオリンピック、フィギュアスケートへの不信感から、日本の在日支配の闇に気づき、そこから、いろんなことを調べて、


保守へと傾いていき、保守どころか、これまで左に傾いていた分だけ、右に振り切った感じです(笑)






…さて、そういう、極端な振り切り方を、極端な性格の私がしてしまった場合、思考はとても極端な結論を出してします。


つまり、


サヨク = 悪


保守 = 善



という考えが根付きます。


そうすると、私の中で、人と出会うと、


「この人は、保守か否か?」


という目で見てしまいます。


相手が保守であれば、OK!仲良くしましょ~ということです。


保守層の中では、


「この人か保守かどうか?チェックリスト」


的なものがあり、政治家もそれに合致するかどうかだけで判断しがちです(笑)


例えばですが、


□ 靖国神社に肯定的か否か


□ 夫婦別姓に反対しているか否か


□ 原子力発電所問題に賛成しているか否か


□ 安保法制に賛成しているか否か


□ 自虐史観を持っていないか否か


□ 中国・韓国に批判的な立場か否か


…他にもいろいろあると思いますが、ざっと上げるとこんな感じではないでしょうか…(笑)(っていうか、これは私のチェックポイントでした)


人によっては、もっと多項目に渡る細かいチェックリストが存在していますよね(笑)


で、それぞれのチェック項目に、1つでも該当しない部分があると、


非国民とかサヨクのレッテルを貼りかねない、大変厳しい人々も存在します。


しかし、まぁ、これだけでは判断できないという、わりと当たり前のことに気づいていない人は、結構いるような気がします。


私自身もそうでした。








しかし、最近、facebook等で、様々な保守層の発言やコメントを見たり、自身も様々な人たちと関わってきて思ったことは、


思想と人間性は、必ずしも一致しないということです。


そして、保守の人ほど、このことに気づいていない気がします。


まぁ、ネトウヨは論外ですけどね(笑)


サヨクというのはその性質から、ルールやマナーを守るとか、伝統を守るとか、そういうことには無頓着で、自己の利益だけを追求しがちなので、


マナーやルール、伝統を重んじる保守に比べると、ひどい人格を持ち合わせている人間が多いと思うし、まともな人は希少であろうとは思います。


だからと言って、天皇陛下を敬っていようが、靖国神社参拝しようが、自衛隊支持者であろうが、何だろうが、


保守でもおかしな人だっているし、保守であることを騙って、自分が金儲けしようを企む人がいることは事実です。


…そこを見抜けずに、引っかかってしまったのが、田母神閣下の今回の事件でしょう…。


この事件に関しては、このブログでは言及しませんが、ご興味がおありの方は、こちらのブログを読まれるといいかと思います。


田母神閣下の強制捜査の実情が見えてきた!改正版



そんなわけで、「保守かどうか」ではなく、


「サヨクかどうか」の判断をして、「サヨクでなければOK」くらいの判断の方がいいような気がします(笑)








…で、私がやっぱりそうだなぁ、と思ったことというか、その事に関して確信したことがあります。


先日、石破茂大臣の講演に行ってまいりました。


先ほど上げたように、保守層のチェック項目はそれぞれ個々に持ち合わせていると思いますが、


私の項目は多くの保守層に、ほぼ共通するところではないかと推察します。


そして、この中の「靖国神社」と「自虐史観」にチェックがつかないことで有名で、それが故に、多くの保守勢やネトウヨから、


サヨクや売国奴呼ばわりされているのが、石破大臣です。


…私が、常々思っていたことなのですが、通常、民間人が政治家を判断する材料は、メディアかWebのほぼ2つに限定されていて、


本人の話を実際に聞く機会はほとんどないので、結局は、他人が評価した内容や情報によってしか判断することができない、ということが、


判断を誤らせてしまうのだということです。


余談ですが、私自身は、不思議と、そこそこの人数の著名な政治家にお会いする機会に恵まれました。


見かけただけの人もいれば、お話を交わした方もいます。


為人(ひととなり)というのは、それだけでわかるものではありませんが、それでも、実際にご本人を見たか見ていないかで、有名な人ほど


大きく印象を変えるものだと思います。


私の中で特に印象的だった方は、


麻生太郎副総理大臣 


菅義偉内閣官房長官 


そして、石破茂大臣です。


菅官房長官は、TVでは、まずもって笑顔を見たことがない方なので、笑われたことが意外というか、驚きました(笑)


現在、日本の政治家の中では一番好きです。


まぁ、おそらくですが、メディアが大嫌いな方なのではないかと推察します…


麻生副大臣は、失言が何かと取り上げられますが、実際にお聞きすると、発言がわりあい慎重だったんですよね。


どちらかというと、裏話などは、安部首相の方が気軽に面白おかしくお話しされていましたので、意外な感じでした。


ちなみに、お二人のお話を伺ったのは、お二人の下野時代…民主党政権当時です。


で、今回の石破大臣ですが、さすがに話がとても巧く、分かりやすかったのですが、


やっぱり、自民党で様々な大臣職を歴任してきただけあって、相当いろんな勉強もされているし、かなり頭がいい方だなと、改めて思いました。


感情論ではなく、論理的に話をされるのですが、だからと言って用意された文を淡々と話すのではなく、自分の言葉で想いを込めて話をされます。


そこで感じたことですが、石破大臣は少なくとも、日本の未来を先々まで非常に憂えている方だし、


日本を愛している気持ちを持った人だということです。


自虐史観者であろうが、靖国神社に参拝しないであろうが…。


ついでに書くと、大臣ご自身のブログを読む限り、単なる自虐史観者とは、やや違う感じがしました。


実際に石破大臣のお話を聞くと、


「自虐史観者だから、アウト


と断罪するのもいかがなものかとも感じた、というのが正直な気持ちです。


少なくとも、その事だけで批判している多くのネトウヨや保守の人よりも、遥かに大きな責任を背負っている方で、


その責任に取り組んでいる方なのは間違いないので、その点には思いを致す必要があるのではないか、と思う次第です。


実際に深いお話をしたことがないので、わからない部分もありますけどね、もちろん。


そもそも、政治家の評価ポイントって「保守チェックリスト」に合致しているかどうかだけではないだろう、と思うわけです。


安保法制とか、重要な政策案に関わらないことであれば、ですがね。


…しかしまぁ、この人がいなかったら、


護衛艦ひゅうが、いせは誕生していなかったので、個人的には、それだけでありがとう( *´艸`)と言いたい方ですけどね(笑)







同じ思想を有しているからと言って、


同じ対象を好きだからと言って、


同じ対象を嫌っているからと言って、


他の価値観まで同じというわけではない、という大前提を見落としている人が、現在、少なくないのではないでしょうか。


平たく言えば、私は中国・韓国が嫌いですが、だからと言って罵詈雑言を並べ立てただけのコメントを見ると辟易するし、


そういう人とは仲良くしたいとは、全く思いません。


嫌いな対象は同じですが、その人たちの精神性はその嫌いな対象と近しいように感じるからです。


ひどい人になると、中国を「シナと呼ばずに中国と呼ぶ」だけで、サヨク呼ばわりする人もいますし、


「自衛隊が戦争に行くのは見たくない」と書くだけで、平和主義の非国民扱いする人もいますので、


こういう人を果たして「保守」と呼んでいいものか、甚だ疑問です。


ちなみに、私が吐きそうになるくらいに大嫌いなのが、海上自衛隊の艦艇名に、「尖閣」「竹島」とつけたらいい、などとと言う輩です。


これを見るたびに、うんざりします(笑)


これに対して、苦言を呈しましたら


「自由な発想の何が悪いのか」


という反論がきましたが…そもそも「自由」とは何を言ってもいいということではないので、こういう場合に「自由」という言葉を振りかざすのは、


非常にサヨク的な言動だなぁと思います。


こういう名称を、冗談でも提案するということは、そもそも自衛隊に敬意を払っている人であるとは私はとても思えません。


「人それぞれの考えがある。何を言おうが自由」


ではないでしょう。


自由には責任が伴うわけで、得てして発言の自由や権利だけを主張する人間ほど、責任から逃げる傾向がありますよね(笑)


この手の、好き勝手と自由は違う、意味をはき違えている自分勝手な人たちが、昨今、様々な場所で迷惑をかけている事が増えています。


非常に残念で、悲しいことです。


今、日本人はいろんな意味で、多種多様で、複雑化しています。


誰と付き合うか、関わるか、その判断が非常に難しいのが、現代でしょう。


その判断を「思想」だけでするのは、いささか危険なのではないかと感じることが、最近よく思います。


保守チェックリスト、ではなく、自分のブレない価値観を持つことができる人が増えるといいなぁと願うし、


左にも右にも振り切った私としては、バランスのとれた人間でありたいと思う次第です。










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