「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

輸送艦くにさき一般公開in下関 ~ファーストコンタクト編~

2014年08月29日 | 海上自衛隊


大阪展示訓練で、初の輸送艦に乗り損ねた無念を晴らすべく、


今年も行って参りました、馬関まつり!


昨年は、いせが来ていたのですが、


今年は何がくるのかな~?と思って調べたら、


「輸送艦くにさき」



(全体像がキレイな画像を今回もネットから頂きました)


見た瞬間、行くって決めたよね、もう(笑)


それにしても下関は、ほんっとに毎回大物を呼びますね…。


唐津なんて、艦長が梅崎艦長じゃなければ、


いせが入港することは、一生なかったですよ、絶対に。


やっぱ、関門海峡なんて海上交通の要所があると違いますね、とか


勘ぐってしまう私(←つーか、嫉妬)


ま、それはさておき


なんといっても、輸送艦の目玉はLCACですよ、みなさん

(つか、本体の輸送艦ごめんなさい




(これもネットから拝借)


とかって言ってると、


深夜の女子ヲタトーク仲間のはなちゃんから、


「私がLCACがいかに素晴らしいかを語った時の、あなたの冷たい『ふ~ん』を、

 今ここで再生してやりたい(笑)」


と言われてしまいました…


あ、え~っとですね、そうなんですよ(笑)


正直に言いますと、


最初は、あんまり不思議な乗り物すぎて、違和感半端なかったんですよね(汗)


でもでも、でもね(←大事なことなので、3回言いました)


観艦式のDVDを何回も見てるうちに、


後ろから出てくるとことか、


一生懸命走ってる感じとか、めっちゃかわいくて、


陸地にずさ~~~~~って上陸するとことか見てたら、


めっちゃ萌えてきたんですよ


あと、横に描いてある自衛艦旗も好き






ってなわけで、


今回は、ゆる会ガールズのかわいいMちゃんと、


見学に行きました。


ウキウキであるかぽーとを歩いている時は、


「えるきゃっくぅ~


とか言ってはしゃいでいる、ちょっと…なかんじでしたが、


くにさきのおしりが見えたその時


「見てみていたハッチが開いてるっ



テンションだだ上がり


今まで、呉で、しもきたのハッチが、上部がちょこっとだけ空いてて、


LCACチラ見せな感じしか見たことなかったので、


ようやく、全開&LCACの姿が見えました~


そりゃ、テンション上がりますって


余談ですが、


くにさきって、いっつも沖合に浮かんでるイメージがあるんですよね(笑)


私が呉に行った時、


くにさきが、Fバースでなく沖合にいる確率100%なんで。


てつのくじらの潜望鏡から覗いた時、


たいてい見えるんですよ、くにさき(笑)


きっと、なんか縁があったのでしょうね~


はい、そして



ど~~~~ん


いや~、もうワクワクがとまりません。


そして、わくわくMAXで、艦内に入ります~



今までの艦艇からすると、


すっごく不思議な場所から入るかんじ…。


そして入ると…






この幕のとこにもいる、


LCACの2隻の絵が、めっちゃカワイイです


そして、


奥のハッチも空いていて、海が見えるのもなんかうれしい~。


格納庫には、スタンプ台やら、


子供用コスプレコーナーやら、


モニターやら、


売店やらがありまして、


広報ムード(?)満載です。


ですが、我々は、


そんなものには目もくれず、


一気に向かった場所は…もちろん、


格納庫後部ですとも!!!!


そう、めざすはLCACですよ。




この光の向こう(じゃなくて手前)に、LCACちゃんが待ってるぜ~


ってことで、次回に続きます(笑)





富士総合火力演習、行ってきました♪   後段編

2014年08月27日 | 陸上自衛隊


前回も書きました通り、


総火演は、前段と後段に分かれているのですが、


私が断然好きなのは、後段


なんでかと言いますと、


各武器の紹介的な感じの前段とちがい、


実際の戦闘シュミレーション的な感じで行われるからです


私はこういうのが大好きですから、えぇ。


そして今回は、そう…

「島嶼部に対する攻撃への対応」ですよ


キタコレ。来たよ~。


総火演でこのテーマで演習をしてくれるあたりに、


自衛隊の本気を見たね。


そんなわけで、


後段は、私が大好きな統合作戦でお届けされるのです…


…が、


当然ですが、私が大好きな艦隊はもちろん、富士山には来れないため、現れません。


モニターに映し出されるのです…


…が、


いかんせん、遠いしモニター小さいしで、


一体どの護衛艦が映されているのか全く認識できなかった…


いや、いいんだけど、ちょっと気になるよね、なんだったのか。


まぁ、艦はさておき、


流れ的には、


① 沿岸監視部隊による警戒及び監視活動

② 洋上における哨戒行動

③ 敵艦艇に対する攻撃


となっており、


最初に飛んできたのが、そう


P-3Cですよ~~~~~


(※例によってネットから頂いて参りました)


きゃ~


初めてみたよ~、P-3C


この後に、F-2戦闘機が飛んできたのですが、


P-3Cの方にがぜんテンションがあがったよね、やっぱり(笑)


…そんな話はおいといて、


この2機で、①と②が終わったわけだから、


次は③だよねってことで、お次は地対空誘導弾たちのご登場。


地上から、敵艦艇を攻撃しちゃいます。


で、次は島嶼部に配置した部隊による戦闘に移るので、


情報収集活動 ⇒ 敵艦艇及び舟艇に対する攻撃


となり、実は、ここまでが、まさかの部隊配置


勝手なイメージですが、


「部隊配置」が終わってから攻撃するもんだと思い込んでましたので、


「部隊配置」の中に「敵艦艇攻撃」が含まれているのにちょっとびっくり。


なんだか不思議です。


そして、お次は「機動展開」となり、先遣部隊の機動展開 ⇒ 各次展開部隊の機動展開


からの~~~


「奪回っ」


水陸機動部隊の上陸 ⇒ 島嶼部に展開した部隊主力による闘 ⇒ 奪回


…これ、読んでる人はあんまりおもしろくないかもしれませんが、


私は書いてて楽しいです(笑)


こういう展開が好きなので


まぁ、後段はこうやって、1つの目的に向けて、ストーリーが進んでいく感じなので、


私は大好きですね。


各装備の戦術的位置づけが分かって初めて、その武器に興味を持つ、という、


極めてややこしい性格の民間人なのでですね…。


「はっは~ん、ここでこうやって使うものなのか」


みたいな(笑)


そこを理解してどうするんだ私?って感じですが、


全体像というか、そこが理解できないとダメなんですよ…。


なんだけど、陸上自衛隊のは、いろいろ多すぎて頭悪い私には無理っす(笑)








ちなみにここで、


陸上自衛隊が誇る、超エリート部隊第一空挺団の降下もありました~


前段はリぺリング、後段は空挺の降下と、ヘリから降りてくる2種類の様子(?)が


見られるのも総火演の楽しみの一つかもしれませんね


にしても、以前ブログでも書きましたけど、


空挺の教官だった方の、


「俺らにとってはヘリは飛びおりるモノ」


という言葉がよみがえってきましたね。


まさしくって感じでしたから。


そして、骨折しても「異常なし」って言われ、


飛びおりる時の装備が、120㌔って言う…。


とにかく、すごい人達ですとしか、言葉が思いつかない。





そして最後に、戦車がフィナーレを飾るため、


ここで、74式 ⇒ 90式 ⇒ 10式と出てきます。


さすがの私も、74式は見てわかりますが、


90と10はちょっと見分けるのに自信ないです(笑)


で、戦車話で少し。


演習後に、ヘリや戦車などが展示されるのですが、


10式のところに、説明担当で立ってらしてた陸曹さんが、


すっごくイイ男でした~~~~


もう、ほんっとにいい男でした


この方がつけてたワッペンもまたかっこよかった



戦車のワッペン、かっこいい~


この陸曹さん、この10式の車長さんでいらっしゃいました。


「別に、給料に手当てがつくわけでもないし、もう、プライドだけで乗っています」


という言葉に、我々三人はしびれました


「ずっと今まで戦車に乗って来られたんですか?」


と聞くと


「そうですよ。全部に乗ってきました」


「全部?!」


「はい、74から10まで」


「そうなんですか?!全部に乗って来たって、どんな感じなんですか?」


「歴史を感じますよね(笑)」


「なるほど!!!」


そう、どんどんハイテクになっていく、その時代の移り変わりを顕著に感じるのだそうです。


すごいなぁ~。


ほんとに、立っているだけで自衛官としての、戦車乗りとしての誇りを、


全身から感じる方でした。


ほんっとにステキな方でした


…というわけで、


私の総火演は、最後の最後に、とっても素敵な車長さんとお話できたことで、


ひときわ輝かしい思い出として刻まれましたわ


すっごく暑くて、


めちゃ日焼けしたけど、


楽しかった~~~


来年も行くぞ~~~~に(笑)


陸上自衛隊の皆さま、


約一週間、いろいろと本当におつかれさまでした


ありがとうございました












富士総合火力演習、行ってきました♪   前段編

2014年08月26日 | 陸上自衛隊

え~、ながらく更新せずに、大変申し訳ございません


勝手に、夏休みを頂いておりました。


夏休みは、富士急ハイランド(たまには艦以外の乗り物に乗ってみようかと)なんかにも行きましたね。


ここで、魂を落としそうなほどの恐怖感を味わったのち(笑)


満を持しての総合火力演習に、2年ぶりに行って参りました~。



この日は、新宿から始発のバスで向かったため、


御殿場到着が0830時からの、なんだかんだで現地到着が開始の30分前くらいになってしまい、


今年は、シート席での見学となりました。


一説によると、


シート席こそ、ツウが好む場所とのことですが、


前列でないと、ちょっと辛い…と思っていたのだけど、


始まったら、この席の凄さを体感しましたよ。


ってことで、それは後ほど~。









さて、


この日は、気がかりだったのは何よりも天候です。


ですが、自衛隊の女神様、


前回の展示訓練の雪辱を果たしてくれました。


…もう、はりきり過ぎってくらいに(笑)


でも、雲が結構でていて、富士山は全く見えませんでした。


晴れていれば、



こんな感じでキレイに富士山が見えるのですけどね。


ちなみにこれは、おととしの物です。


なので、空挺、降りてくれるかなぁ~


とか、


ちゃんと撃ってくれるかなぁ~(視界不良だと撃ってくれない)


とか、いろいろ心配でしたが、


無事に全部撃ってくれましたよ


ちなみに、


私のスマホのヘタレカメラでは、


ほとんど写真が撮れなかったばかりか、


早々とバッテリーが死んでしまったので、


ほぼ写真なくてすみません…








総火演は、


1000~1200時で行われ、


「前段」と「後段」の2部構成になっています。


前段は、約1時間


遠距離火力 ⇒ 中距離火力 ⇒ 近距離火力 ⇒ ヘリ火力


⇒ 対空火力 ⇒ 戦車火力


という流れ。


ところで、開始までいろんなアナウンスがWACさんの声で放送されているのですが、


それを聞いて、私はあることを思った…



「アナウンスがプロ並みに巧い


と。



だって、観艦式のアナウンスなんて(DVDで見たの)


「かんちょうはぁ~、いっとうかいさ~うめざきときひこ~」


みたいな、抑揚のない、中学校の運動会みたいなレベルでしたからね(笑)


あれはないわ


もうちょっと、巧い人いるとおもうんだけどなぁ。


とにかく男性も女性も、プロのアナウンサーみたいに巧かった


と、2人で妙なところに関心していると、


99式自走155㎜榴弾砲のご登場…からの ⇒ 203㎜自走榴弾砲 ⇒ 155榴弾砲(FH70)


と続きます。


たしか、この中のどれか(たぶん203mm)が、私が大好きな妙技富士山を披露してくれました。



これですこれ(例によってお写真ネットから頂いてまいりました)


曳火射撃によるもので、


これは、何千分の1秒の調整という、恐ろしく精度の錬度の高い技で、


戦車隊でも教官になる方しかできない、妙技中の妙技です。


やっぱり、私はこう言うのが大好きです


曳火射撃は、他でもやりますが、


わざわざ富士山の形にするのは、この1回のみ。


開始前、7時くらいに現地入りすると、演習前の練習をしているので、


この富士山を何度も見ることができますので、


総火演に行かれる時は、前泊して早い時間に行かれることをお勧めします


私的には、メインディッシュが前菜で出されてしまった感じでしたが、


そんなことよりも、


楽しみにしていた、この「富士山」が、


雲で隠れて、裾野部分しか見えなかったことが残念でした…。


あ~、もっと早くから行けばよかったぁ~。







余談ですが、


遠距離とか、中距離だと、射程距離を


陸上自衛隊では、


具体的に地名を使って説明してくれるので、この辺は分かりやすいですね。


「海老名から新宿まで」みたいな感じで。


これは、陸上自衛隊ならではなんじゃないかなぁ?


やっぱ、海のばあいはどこまでも海なので、射程距離って数値でしか言わないですよね。


こういう違いが、個人的に面白くて好きです。


違いと言えば、


総合火力演習開始のタイミングで、


隊長?か校長?(だったかな?)が、


陸幕長に、


「準備が整いました」


という報告があって、


陸幕長が、


防衛大臣(この時は次官だった)に、


「準備が整いました」


という報告があって、開始という流れ。







さてさて、


ここに来ている自衛隊ファンが特に心待ちにしているのは、


やはり、我が日本が誇る世界最強の戦車との呼び声も高い、


10(ヒトマル)式戦車のスラローム走行かと思われます。


戦車とは思えない流麗な走りは、必見


もちろん、砲撃もあります…ので、


今回、動画に撮って参りました(だからバッテリーが死んだ)


今回は、このために総合火力演習に来たといっても過言ではない。


この音を撮り、FMで流すために、私は御殿場くんだりまで来たわけですよ、えぇ。


いわば、取材です、取材(笑)


9月の2週目くらいの放送では、流せるかと思いますので、


よかったら、ぜひ聞いてくださいね




そういえば、


砲撃の音圧を、風圧みたいな感じで感じました。


あれを感じられるのは、シート席ならではかな。


音の迫力は言わずもがなですが、音圧を感じられるってすごい


ふわっときますね。


これはちょっと感動




10式戦車を終えて、前段は終了。


15分後に、後段が始まります。


ってことで、次回に続く。






 

田母神閣下にお会いしました♪

2014年08月15日 | 国を憂う

タイトル、ちょっと迷ったのだけど、


なんかもう、敬称が、さんとかだと失礼な感じだし、


先生ってなんだかピンとこないし…


で、


結局、皆さんが当たり前のように呼ばれて、最もなじんでいると思われる、


「閣下」


もう、これしかないと思いました、えぇ。


あ、もちろん、通常幕長はもちろん、


将補や将の方にも、「閣下」なんてつけませんので悪しからず。


ですが、銀英ファンなら、一度は呼んで(呼ばれて?)みたいのが、


この閣下という呼称でしょうね(笑)


現代の日本において、呼ぶ方も呼ばれる方も


こんなにも自然にこの呼称がしっくりきているのは、


この方をおいて他にいないと思います。


田母神俊雄閣下






実は、閣下にお会いするのは、3度目です。


二度ほど、例の論文で閣下とただならぬご縁のある


アパホテル元谷会長主催の勉強会勝兵塾に参加させて頂いた時に、


会場へ向かうエレベーターが開いたら、


そこに閣下がいらしたんですよ


びっくりしました。


この勉強会で、2度お会いしまして、


数年ぶりの再会をさせて頂きました(私にとっては)


実は、8月1日に、福岡市内で閣下の講演会が開催されていたんです。


この時、呉ゆる会前日にも関わらず、


参加させて頂きました。


…のですが、


時間を間違って、異常に早く会場についてしまったので、


主催者の方に電話をしました。


「あの~、間違って早くついちゃいました~」


「(笑)早すぎるよ~」


「どうしましょう???(笑)」


「そうだね~。あ、田母神さんを今から空港まで迎えに行くから、

 一緒に来る


「えぇいいんですか行きます!」


ってことで、空港までのお迎えに同行させて頂きました


わ~い


しかも、会場までの車に、


「せっかくだから、隣に乗りなよ~」


と言って頂いたので、遠慮なくお隣に


いや~~~~楽しかったです


もっと、車の中でお話聞いていたかった(笑)






どんな方というと、一言で言うなら、


半端なく頭がいい…というと、失礼ですらあるような、それくらい、


頭が切れる方でした。


よどみなくて、確信に満ちて、


軍事はもちろん、政治、経済、金融まで完璧に網羅されてて、


明確で論理的で分かりやすくて、


綿密に裏付けられた事実であることを確信できるお話は、


聞いていてほんっとに楽しかったです。


淡々とお話されるんですけどね。


余談ですが、私、この方の名言で大好きなのが、


「酒と女は2ごう(合・号)まで」


爆笑。


いや~、大好きだわ


もう1つ大好きなのが、


「防衛省というのはお役所なので何でもやることが遅いんです。

 書類を一枚通すだけでも二週間くらいかかったりする。

 でも私をクビにするときは二時間でやった。

 やればできるじゃないかと思いました」



これこう言う事をジョークにして言えるって、


半端ないと思います。


普通は、空幕長をクビにされて、こんなこと言えないと思うんですよね…。


大好きです、こういう方。


また、講演会など、人前に出られてあいさつされる時は、必ず、


「危険人物の田母神です」


で始まるんですよね~


好きだわ~







車の中でも講演会でも、


ほんっとにいろんなお話を伺ったんですけど、


…メモったノートが、極めてまとめにくい状況で書き散らかしているので、


気が向いたら、まとめてアップします…何かの折に。


ですが、きわめて正論…当たり前のことを


話していらっしゃいました。


どのお話をされていても、伝わってきたのは、


この国をとても憂えていらっしゃるということ、


なんとかしたい、と本気で考えていらっしゃることでした。


私が、特にすごく納得したのは、


「外交は、仲良くすることではなくて、国益をもたらすこと」


と仰っていたことです。


全くその通りだと思います。


これも、メディア洗脳の1つだと思いますが、


外交を「他国と仲良くすること」だと、勘違いしている人って、


とても多いと思います。


そんなこと本気で考えている国、ないですよ(笑)


みんな、自国にいかに国益をもたらすか、そればかり考えているんです。


その中で、日本はただ一国、お人よしでした。


別に、他の国をだませとか、そういうことではなく、


日本は、いい加減にそろそろ本気で国益ということを考えて行動しないと、


本当に危険な状態に来ていると思います。


どこかよその国の国益のことばかり考える政治家が跋扈している国なんて、


日本くらいですよ。


騙すより騙される方がいいとい人もいるでしょう。


個人レベルではそれでかまわないでしょうけど、


国家同士になると、キレイごとでは済まされないことはあります。


スパイ活動に関する防御と攻撃の両方を、もう少ししっかりしないと、


本当にこの国、取られますよ?


自分の国は、自分で護るというのは、当たり前のことです。


「戦争とは、富と資源の分捕り合戦」


と仰いました。


的確にシンプルに本質をついてある言葉だと思います。


それを現代では、従来の戦争ではなく情報戦で行っているのです。


日本は、軍事的自衛機能を大きく制限されながら、


情報戦の部分でも、大きく出遅れています。


もういい加減に、自分の国の行く末を、真剣に考えないと、


本当に不味いと思いますね。


そのことを再認識させて頂いた時間でした。




※控室でしばしおくつろぎの閣下♪

防衛大学校についていろいろ思う

2014年08月12日 | 防衛省


ご存じの方も多いと思いますが、


防衛大学校での、凄惨ないじめが発覚していますね。


この件について、自分の意見を書こうかどうしようか、


ちょっと迷ったのですが、


時折、


「自衛隊を美化しすぎなのではないか」


という意見も頂くこともあるため、


ちょっと、このことも踏まえて、


自分なりの意見を書いておこうと思いました。







最初に明言しておくと、


私は、自衛隊を美化しているのではありません。


そうではなく、


素晴らしいところだけを見ているのです。


この世の中、人間も会社も国家も、


100%全てがすばらしい、というものは存在しないし、


その逆も真なりです。


その、どちらの面を好んで見るかは、その人次第でしょう。


ですが、


特に日本は、


この、いい・悪いが、ちょっとしたメディアの誘導で、


いとも簡単にひっくり返りやすい国です。


自分の目で見て、調べて判断するのではなく、


他人が流した情報をうのみにして、


簡単にそれを見る目をかえてしまいます。


戦前の教育は、わずが戦後7年でひっくり返ったことや、


自衛隊に対する国民感情の変化も、


その証左であると考えます。






この1年と少し、


一般の人よりは、いろんな自衛官と関わらせて頂きました。


制服姿の時も、私服の時も、どちらも。


それで思ったのは、


防衛大学校卒の幹部であれ、


一般大学卒の幹部であれ、


B幹部であれ、


幹部でなく、曹士であれ、


いろんな葛藤があっても、


どんなに大変でも、


自分の責任において、真面目に務めて、


民間人には親切で、


自分の責務をきちんと務めている人たちでした。


ある艦の方から、


「ゆる会に誘ってあげてください、

 でないと、休みの日もずっと仕事してる奴らなので」


と言われたこともあります。







では、だからと言って、


今回起こったようないじめを、私は、容認はもちろんしません。


人間の尊厳を踏みにじるような行為は、断じて許せないからです。


もっと許せないのは、


こういういじめをするような、一部の下衆のせいで、


防衛大学校生や、自衛隊幹部全体が、


そういう人間だと言われることです。


少なくとも、私が実際にお会いし、お話した自衛官の中には、


そういう人種と思われる方はいらっしゃいませんでした。


どちらも存在するのは、事実です。


いないとはいいません。


ただ、私の周りにはいません。









劣悪な人種というのは、


別に自衛隊内に限らず、どんな組織にも必ず一定量います。


犯罪者レベルの劣悪な人種は、


だいたい2~5%、


そこまででなくとも、もう少し軽度の問題を起こす人種が、


20%程度います。


パレードの法則という言葉を聞いたことがある人もいると思いますが、


あれは、20:80の法則ですね。


これを、もう少し正確にいうなら、20:60:20の法則になります。


つまり、


上位20%の極めて生産的で有能な人と、


60%の普通の人、


下位20%の、組織の足を引っ張る連中で、


大抵の組織は構成されています。


真ん中の60%はもちろん、


上位寄りの30%と下位寄りの30%に分かれます。


人の能力は意識と比例していますので、


上位20%の人が、2ちゃんに誹謗中傷を書き込みをしたり、


凄惨ないじめをすることはないのです。


基本的に、そういう人はヒマなんですね。


そういう人種は、志も低いし、能力も低いし、


組織にいても、そんなに組織の役にたったり、


貢献することはないので、


このいじめをした防大生も、さっさと退学処分にしてしまう方が、


今後の自衛隊組織のためだと思います。


そんな連中に、国費を投じて教育を受けさせる必要性はありませんし、


そんな連中が、将来、幹部として着任されても、


部下が迷惑でしょう。


そういう「患部」を取り除かないと、


真面目に頑張っている、その他大勢の自衛官が、本当にお気の毒です。


また、いじめ被害者の方は、高い志を持って入学されたとのことで、


そういう方が、凄惨ないじめをするような下衆共に、


心身を傷つけられて、


志を捨てねばならないようなことになったことは、


極めて残念です。








ただ、さらに懸念なのは、


いじめの根絶を理由に、


規律が緩められてしまう事です。


人としての尊厳を傷つけるようないじめは根絶せねばならないと思いますが、


厳しい規律は必要なのではないでしょうか。


防衛大は、数年前、厳しさに耐えきれず、


大量の自主退学者が出たことをきっかけに、


かなり、規律が軽くなったと聞きます。


これが影響しているのかどうかは分かりませんが、


防衛大学校という特質上、


厳しさというものは、一定量必要ではないのでしょうか。


いじめと厳しさ、


この2つを明確にして線引きすることは、


決して難しくないと思います。


以前、作家の大江健三郎氏が、


「防大生は恥辱」


だと、言ったことがあります。


この事を知った時、私は怒りが込み上げてきましたが、


こういう事を言う連中に、


それを裏付けるようなことをしてほしくありません、本当に。


自衛官も防大生も、一人の人間です。


同じ人間です。


だから、問題やトラブルだって起こります。


でも、


多くの自衛官は、


それを起こさないように、すごく神経を使って、


日々生きているのを、私は知っています。


ただでさえ忙しい中、


いろんな問題を抱えて、それでも、必死に頑張っているんです。


こういう事件が、二度と起こらないことを、切に切に望みます。






最初の話に戻りますが、


私は自衛隊を美化しているのではなく、


素晴らしいところだけをみているだけです。


悪いところも、問題点も、見ていないのではなく、知った上でです。


悪いところや問題点は、私がわざわざ書かずとも、


他の人が書いてくれるでしょう。


だから、私は、知られざる部分を伝えたいと思っています。


そして、


自衛官にも、素晴らしい人とろくでもない人がいます。


それも知っています。


知った上で、それでも応援します。


自衛隊が、


「反対する人も含めて守るのが自衛隊です」


というように・・・・。