またまた、しばらく間が空いて申しわけございません…。
お待たせいたしました。
…そう、
輸送艦くにさきに乗り込んで、
早々に、LCACをめざした我々、
後部ハッチに手前が6号艇、海側に5号艇と縦に並んでいる所へ、
ついに足を踏み入れました。
…って、まぁ、別の乗りモノに乗った感触はそんなにないのですが、
なんでしょうか、
国境とか超える時の、
「せ~の」で、ここからカナダ
的な、あんな感じです(笑)
よし
ここからLCACだ
みたいな。
でも、気分はうっきうっき
わぁい
って感じで写真撮っていたのですが、
浮かれすぎてて、妙なものばっかり取ってましたね、私…
せっかくだから、LCACって書いてあるモノを…と思って…。
でも、これは、基本的に誰でも撮る被写体です。
っていうかコレ↓↓↓
…何か分かる人、いらっしゃいます???(笑)
ピンと来た方は、相当なマニアかLCACの乗組員さんかどちらかだと思う。
そう、膨らむ前の、LCACの…なんていうのかな…下の部分の…膨らむとこです
↑↑↑
ここです、ここ(あ、写真はネットから頂いた6号艇です
)
膨らむ前って、そうそう見る機会がないと思ったので、写真撮りました
この写真も、6号艇のものです。
ここで、我々が気になったこと…それは、
「これって、どのくらいで膨らむの???」
ってことでした。
近くにいらした乗組員さんに聞くと、
「5秒くらいですよ」
との回答。
意外に早くてびっくり
こうなると、次に沸き起こるのは、
「一度、膨らむ時に乗ってみたい」
って気持ちです…が、
さすがにムリですから、あきらめますけど
でも、LCAC体験搭乗とかないかなぁ…
まぁ、私は確実に酔いますけどね(笑)
そして、ずんずんと奥に行き、5号艇の方に。
ハッチが空いているので、
海が見えます
そして、ハタとみると、
なにやら、撮影会が行われていました。
ヘルメットをかぶって、LCACの乗組員さんとツーショットで写真が撮れる模様。
その様子をじっと見てて、思った。
海自さんの知り合いから、
「LCACを操縦する人は
パイロットって言うんですよね」
とかねがね聞いていたのだけど、
たしかに、格好や雰囲気がパイロットっぽいなぁと、
しげしげ見ていました。
私も、写真を撮らせて頂こうと並びましたが、
そんな、ヘルメットかぶってツーショットなんて、
素人くさいことはしませんよ(笑)
私が撮ろうと待ちかまえていたモノ、
それはコレ↓↓↓↓
ワッペンです
かっこいい~~~~
LCACといえば、やっぱりあの大きなファンが特徴で、
風で動きますのでね
風神のワッペンです
わざわざ並んで撮ったのが、この写真(笑)
きっと、変な女が来たと思われたにちがいない…。
そして、さくさくと、公開されていた場所を覗きに。
っていうか、本当にヘリとかの中みたいです。
輸送機とかみたい。
残念ながら、操縦席は公開されていませんでしたが、
聞いた話によると、
飛行機のコックピットみたいな感じらしいです。
船感、全くないですね(笑)
そして、そのまま、後ろの6号艇に。
さっきと同じ、輸送機の中みたいなところの中を、
しげしげと眺めました。
ここには、私の心をそそるモノがいろいろありましたね(笑)
これとか、
これとか。
外側の、
これとか。
なにかというと、いつもえらそうな安全守則が好きです…(笑)
「断とせよ」
とか、なんでわざわざこんな言い回しなんだろう(笑)
「切れ」
って言えばいいじゃん?
とか、いちいちツッコミを入れながら、見ていると、
中から、すらっとした、すっごく優しい笑顔の素敵な方が出てこられました。
…6号艇の艇長さんでした
ちなみに、ここの安全守則に書いてある、
「クラストマスター」とは艇長さんのことです
艇長さん、安全守則にツッコミ入れつつ笑ってる変な女に、
すごく親切に、いろんな説明をしてくださいました
LCACって、アメリカから買ってるんですね(←田母神閣下が突っ込まれるであろうポイント)
(↑↑↑言われてみれば、この辺がアメリカっぽい…)
で、アメリカが保有しているのは80隻。
日本にあるのは、6隻…。
ということで、LCACの研修(?)は、アメリカまで行かれたのだそう。
で、
方向変える時はどうするんですか?とか、
陸にあがったらどうやって動くんですか?とか、
かなりいろんな質問をさせて頂きまして、
途中で、取材ノート持ってくればよかったって思ったよ、私。
今度から、艦艇見学の時は、ノート持っていこう
ぴったりなノートが手に入ったのだ~
へへへ
…それはさておき、
それくらい、すっごく丁寧に、わかりやすく説明してくださったんです
見学していて思ったけど、
格納庫とLCACの隙間って、ほとんどないの。
なんと
そこに、動いている輸送艦に向かって、走りながら入れるには、
輸送艦の速さプラス5キロくらいで走るのだそうです。
この、キチキチの所に・・・・
すごい~~~
出て行くとこや、入ってくるとこを見たかった…
こうなると、ホントに、展示訓練が中止になったのが悔やまれます
あと、もう1つ個人的にツボったのは、
LCAC内にも
神棚があるというところ
これは、現役の海自さんでも知らない人が多い、かなりレアな情報です
さっき、飛行機感満載で船感ない、と書いたけど、
そこはやっぱり、海上自衛隊のエアクッション
「艇」ですよ
や~、艦内神社好きとしましては、非常に感動しました
これ、
「LCACにも神棚ってあるんですか?」
って聞いたら、
「ありますよ。…言おうかどうしようか迷ってたんですけど、
あんまりマニアックな話なので、やめておいたんです(笑)」
と艇長さんから言われた話です
あ~、ま、そうですよねぇ…。
ま、もちろん、ある、と言われたら見たいのですが、
一般公開でない場所だったため、撮影していただきました。
これは、掲載OKとのことでしたので、
本邦初公開(だと思う)LCACの神棚です
ちっちゃくって、神棚の御札を入れる部分だけみたいな、そんな感じの、
かわいらしい神棚です
中身は、金毘羅さんか靖国神社の御札とのことです。
どっちなんだろう?
でも、こういうのやっぱり好きだな~
あと、伺った話で印象的だったのが、
これは、後から加わられた別の乗組員さんから伺ったのですが、
かの硫黄島に物資輸送に行く時、
必ず、お神酒と塩を持っていって、
上陸前に捲いて、
「島をお騒がせして申し訳ございません」
と言ってから上陸するのだそうです。
LCACって、音がすっごくうるさいそうなので。
こういうふうに、きちんと慰霊するということが、
やっぱり海上自衛隊だなぁと思いますし、海上自衛隊を好きな所以です。
船乗りって、すっごくゲンを担ぐそうなんですね。
だからそういう、お清めみたいなことをきちんとする。
洋上慰霊式が、今日まで続けられてきていたのも、
船乗りという方たちだからなのではないかぁと思いますね、たぶん。
そういえば、LCACって、艦の中の所属、2分隊なんですね。
LCACがそうなのか、その中の乗組員さんごとに違うのかわからないけど、
お話を伺ったお二人は2分隊って仰ってましたのでね。
なんだかちょっと不思議。
だからって、5分隊ってのも変な感じだけど(笑)
…っとまぁ、こんな感じで、
思った以上に、初のLCACを思いっきり満喫させて頂きました
ちょっと私、最愛の「いせ」からLCACに浮気しそうになったよね、
楽しすぎて(笑)
でも、実際に見て触れて、お話たくさん聞いて、もっと大好きになりました
艇長さん、LCACの皆さま、ありがとうございました
さて、次は、甲板だ~。