「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

経済が向う先・・・

2013年04月24日 | 日記
まぁ、なんですか・・・


私は、昔から金融経済が大好きで、


結局、金融業会でも仕事をすることにもなったわけで、


世間一般でいう経営とか、成功とかに、ひとかどの興味を持って、


そこでどうにかうまくやりたい!!!!と思って、


日々まい進していたわけですよ、私も。


なんだけども、


そう思って突き詰めて行くとですね、


うわ~…ってところに行き着いてしまうんですよねぇ。


で、


そこっていうのは、入り口でしかなくて、


うっかりドアを開けたが最後、


どんどん迷宮に入り込んじゃう…。


もう、わけわかんな~い!って思っても、もう引き返せないから、


とにかく進んでいくと、


今度は、急にパズルのピースが埋まっていくというか、


点と点がつながり出すような感覚になっていくんだよね。


そしたら、


とたんに、


表面的な経済とか、投資情報なんかには一切興味がなくなるわけですよ。


なぜって、それを追いかけることが、


意味ねぇ~~~ってことに気づくからです。







かの、船井総研の船井先生が、なぜ、一見すると怪しい方向に進んじゃったのか、


よくわかります。


「そこ」を無視してコンサルティングはできないってことに、この人は気づいたんだよね~。


そうすると、G.S.出身のバリバリのトレーダーがいきなり辞めちゃって、


ボランティアみたいなことをしだすとか、


傍から見ると「?」なことが、なぜその人がそうするのかが、よく分かるんですよ。


命削って、相場と戦っても、無意味だって分かっちゃうんですよね。


ファンダメンタルズなんて言葉が、どれだけ無意味か、いやというほど、分かってしまうんですよ。





田舎に引っ込んだせいか、


最近、私もよくそんなことを思います。


結局、パンピー一般人は、そのままだと、政府がどれだけかわろうが、株価が上がろうが、


給料が上がって、生活がよくなることは決してないです。


今、アベノミクスで日経平均は上昇していますが、


その好景気が社員に還元される前に、状況は悪くなるでしょう。


得をするのは、経営者と投資家だけ。


不景気不景気と言われる中でも、会社は、実は莫大な内部留保を確保しています。


日本は、常に、世界で最も金が余っている国だという事を忘れないでくださいね~。


じゃあ、なぜ、国民の生活は楽にならないの???


…そりゃあ、国民の生活を豊かにしようなんて、思われてないからですよ。


もっと言うと、搾取する対象としか見られていないからです。


安倍さんは、人間性はいい人だし、愛国心もあるんだけど、


彼がどれだけまじめに必死にがんばっても、


それが明確に形となって、国民の利益となって戻ってくるチャンスは、


極めて低いでしょうね。


残念ながら。


それは、羊は飼い殺しにされるように、そう設定されてるからです。






じゃあ、どうしたらいいのか?って事ですが、


一番いいのは、お金に執着しないことでしょうね。


お金に執着してしまった瞬間に、人は奴隷として生きる事になります。


お金はあくまで、便利なツールであって、それ以上でも以下でもないのですが、


それ以上の意味を与えている人が多すぎるんです。


権力とか、能力とか、その人自身の価値であるかのように・・・・。


そこの意味の見出し方や、価値観の持ち方に、ほとんどの人が同意してしまっている事が、


問題だと思います。


いっそ、経済社会から外れて生きるにはどんな方法があるか、


どうすればお金なしでも生きていけるのか、


見たいな事を考えておくといいかもね。


それを実行した人は、不思議と、お金の呪縛が解けたように、


毎日、お金に困らずに楽しく生活してるから、面白いなっておもう。


お金って、


ある日突然、なくなったり、価値が変わったりして、


社会が混乱する可能性があるけど、


自分の頭の中の発想や得てきた知識、思考、創造性は、


奪い取ることはできないから、


ここをいかに吸収し、ブラッシュアップさせていくかだと思うんです。


そしたら、


世界がどうなろうと、


少なくとも生きていけるでしょ。


まぁ、そんな変なことには、ならないとは思うけど・・・


これは、予測じゃなくて、願望だからな~。


結論、


何かを失うことに怯えていると、


視野が狭くなるし、


本質は見えにくくなるから、注意してね、ってことです。


以上!




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誰かにあこがれる時代の終わり

2013年04月18日 | 日記
先日の「カンブリア宮殿」がこれまた面白かったんですよ!



フォトクリエイトの白砂社長


この会社、村上龍も驚いてましたが、私も驚きました。


極めてシンプルで、


それでいてwin-win-winを実現させている・・・。


というか、やはり、シンプルだからこそ、


成功しているんだとはっきり分かりました。




このフォトクリエイトとは、


プロのカメラマンにとって貰った写真を、


ネット上で購入できるシステムで成功している会社です。


これだけ書くと、だから何?ってかんじでしょうけど、


この会社の成功要因ははっきりしています。





まず、質の高いカメラマンを抱えている事で、


素人がどんなにいいカメラを買ったところで到底撮影レベルの、


高いクオリティの写真を安価で購入できる事です。


人が、その瞬間を「残したい!」と思う時というのは、


少なからず、心が動いた時なのだから、


できうる限りの美しい姿で残したいはずなのです。


あとで、眺める気にもなれないものなら、撮らないほうがマシでしょう。


その瞬間を、最高のクオリティで残せる、


自分自身でさえ気づかない最高の瞬間を、


切り取ってくれるのです。


これが、


どれほど深い意味が分かりますか?






そして、


昨今、仕事が激減しているプロのカメラマンに、


仕事を持たすことができている意義は、非常に大きいです。


しかも、


カメラマンたちは、自分のプロ意識を最大限に発揮できる


最高のフィールドを与えられているのです。


被写体が、プロから一般人に変わっただけ。


そう、


日本は、全てが揃っている何もかもが便利な、


間違いなく世界最先端の国。


全てを手に入れたら、人は次に、


クオリティを求めます。


「もっといいものを!」


どんなに高性能のカメラが売られても、


撮影者のスキルには限度があります。


ましてや、被写体が動いている場合や、


最高の一瞬を逃さずに、瞬時に切り取ることは、


カメラの性能だけでは無理でしょう。


もっと、


自分や自分の子供や大切な人の


最高の瞬間を最高のクオリティで残したい、


そういう欲求が出てくるのは自然な事です。


そういう一般人をとるために、


彼らプロのカメラマンは、


余す所なく最高の技術を使って、シャッターを切り続けることができるわけです。


そんなプロに、創業者である白砂社長は、


最高の敬意を払っているという事が、


TVを通じてでも伝わってきました。


だからこそ、


最高のプロを抱えることができるのだと・・・。


会社が利益を上げるために、


必要不可欠なのは、


最高のクオリティを、


お客様に提供することです。


これを実現するために、


最高のプロに、満足のいく仕事を目一杯してもらう。


ここでひとつ、win-winの関係ができています。





もう1つのwinは、もちろんお客様です。


先ほど言いかけましたが、


プロに自分を取ってもらうことの意味の大きさです。


最高の自分自身を切り取って、


可視化することで、


人は、


自分に自身を持つことができるのです。


「自分ってこんなにかっこよかったんだ」


「自分って、思ってたよりキレイかも・・・」


「私、この時がんばってた」


などなど、


客観的に自分の・・・最高に美しい一瞬の自分を見ることで、


その人は、


誰かと比べて自分を卑下する必用がなくなっていくのです。


「自分は、自分のストーリを作っていいんだ、とそう思ってくれる」


とは、白砂社長の言葉です。


これはすなわち、誰かにあこがれるのではなく、


自分自身を承認し、


自分自身と、自分の人生を取り戻すことに他なりません。


人は、自己否定し、他人になろうとする事を決めた瞬間から、


坂を転がり落ちていくものです。


にもかかわらず、


多くの人は、自分を否定し、他人に憧れ、自分を壊して必死で違う人間になろうとします。


本来のあなたが、


一番美しく、最高なのだと、


知らないだけです。


このビジネスは、そんな人たちに、自身を回復させ、


自分が主役だと思い出させくれるという点で、


社会的価値が非常に高いです。


このフォトクリエイトの企業理念は、


「感動をカタチにして全ての人へ」


ひたすら、シンプルにこの理念を貫いている白砂社長は、


毎日が、仕事が、楽しくて仕方ないという、


力が入っていない優しい笑顔が印象的でした。


カメラマン達も、


「その人の、一番かっこいいところを撮る」


と言い切る人から、


子供たちに魔法をかけたように


最高の本物の笑顔を撮影する人。


彼らからは、最高の仕事をし続ける事ができる喜びの塊のようなものを感じました。


ひと言でいうなら、


みんな幸せそう。


さらに、フォトクリエイトは、一見すると


ライバルに見えがちな町の写真館にも、


売上げを上げるチャンスを提供していました。


「感動をカタチにして全ての人へ」


これは、同業種にさえも適用されているのです。


敵がいないのです。


目先の利益ばかり追う発想しかないと、


無理でしょうね。


「有限実行」をシンプルに笑顔で貫いている、白砂社長。


彼の金言は、


「(一般の人が)人生の主役として、ストーリーを創る時代」


内容はコチラ↓↓↓

カンブリア宮殿放送内容





奇跡のリンゴ

2013年04月14日 | 本の感想
ずっと気になっていた本です。


ようやく読みました~♪



この本は有名なので、知っている方も多いと思いますが、


知らない方は、こちらをご覧になってくださいね。


簡単に説明すると、


絶対不可能とされていた、りんごの無農薬栽培を実現化した木村さんの話です。





もう、


久しぶりに、本で泣きましたね。


私がこの本を読んで改めて、


「幸せとは何か?」について考えました。


まず、


これは、絶対リンゴの無農薬栽培は無理!


だというのが常識を、


木村さんは疑うことからはじめたのですが、


これは別に、


リンゴの無農薬栽培に限った話ではないと思いました。







「農薬」は科学の象徴で、


科学の進歩とは、常に古きを否定して何かを加え続けることで、


世の中を便利にしてきたといえます。


我々人間は、その科学の恩恵に預かって来たわけですが、


どうやら、


そろそろ、そのことを見直す時期が来たんじゃないのか・・・。


科学の進歩そのものの定義を考え直す必要があるように思います。


科学の進歩=便利にすること


だろうか?と。


そして、もっと言うなら、


便利になることが幸せなのか?と。







木村さんが無農薬のりんごを作ろうと考えたきっかけは、


リンゴを栽培する時にかかせない農薬によって、


奥様が体調を崩す日が続いたことです。


農薬があるから、リンゴが栽培できる。


しかし、農薬があるから奥様が病気になる。


ここから、


木村さんの壮絶としか言いようのない戦いが始まります。


詳細は省きますが、


すさまじかったのは、


木村さんの観察力と分析力です。


そして、もっともすさまじかったのは、


忍耐力。


無理、これは、どんな困難をも乗り越えた来た、あらゆる経営者でも、


さすがに無理だと諦めたんじゃないか?と思うほどの壮絶な生活・・・。


そんな体験の中で、


悟りの境地にも似た考えにたどり着いていきます。


・・・というか、状況は、


まさしく、釈迦が悟りをひらくに至った苦行と大差ない感じがしましたが・・・。


彼は、


「人知人為は一切が無駄」


とふと気づきます。


私も、読み進めながら感じたのは、


「今、私たちが知恵だと思っているものは本当に知恵だろうか?」


という疑問。


これは、


例えば、江戸時代などの暮らしの知恵などを知る時にも、よく思うことです。









戦後、アメリカの綿密な政策によって、


日本人は、


飽くこのない欲望を追い求めるために生きていくように、


セッティングされてきました。


飽く事のない欲望は、幻想です。


釈迦曰く、


「欲望とは幻想にすぎない、ということを知る事」


と言っています。


幻想なので、存在しないもの、ないものです。


ないものを追い求めるから、苦しい・・・。


ですが、


この幻想=欲望を叶えることが幸せだと巧みに思わされてきました。


その欲望を上手に掻き立てるのが、


マーケティングです。


物事は、常に、


「仕掛ける側」と「仕掛けられる側」の2つに分かれます。


そして、


企業が仕掛ける側とも限りません。


多くの企業は、仕掛けられる側でしょう。


このことは、かのスティーブ・ジョブズの名言、


「人は、何が欲しいかなんて、それを見せられるまで分からない」


という言葉がよく表しています。


S.Jは仏教に傾倒していたので、この事を理解していたのでしょうね。


なので、


よくよく考えてみてください、


あなたが今欲しいと思っているものは、


あなた自身が本当に欲しいと思っているものですか?


TVや雑誌、インターネット、友だち・・・あらゆる「他」からの情報によって、


欲しいと思い込まされたものではないでしょうか?




人は、理想の顔を追い求めて整形を繰り返したり、


借金をしてブランド物を買ったり、


自分を殺して恋人を作ったり、


豊かな生活を夢見て、


人生や生活を犠牲にして仕事をしたりしています。


むろん、


私自身も、です。


ですが、


田舎に帰って、180度違う生活をするようになって、


ふと思ったのです。


何か、今まで信じてきたことと正反対のところに、


幸せがあるんじゃないと・・・。







先ほども言いましたが、


自分や物事を良くするためには、


みんな必死で何を変えたり、加えたりしないといけないと思い込んでいませんか?


木村さんが気づいたことは、


化学肥料というのは、


作物にとって、余分な栄養だということで、


それが原因で、リンゴは病気になったり害虫が寄ってきたりするということ。


これって、人間の身体も同じですよね?(笑)


人間も、本来食べるべきものではないものを食べ過ぎて、病気になっているし、


最悪なのは、人間の場合は、害虫が寄ってくるのではなく、


バランスを崩した人間は、その人自身が害をもたらす人間になってしまうこと。


企業だと、化学肥料と自然肥料の区別がつきにくい・・・。


どちらも、お金だからです。


そのお金が、


外国資本によって賄われているなら、化学肥料だと思いますね。


私見ですが。


この場合、化学肥料と害虫は同一のものと言えるでしょう。


・・・・とまあ、こんなかんじで、


ようは、農作物も、人間も、会社も、


不自然なことをするとうまくいかない


必ず、弊害が起こるという事です。


それが、


自分の欲望を叶えようとすればするほど、


人を幸せにすることと正反対の方向に向うように思います。







同様に、


何かを守ろうとするあまり、害を排除しようという考えを、人は持ちます。


私は、特にこの考えが強いので、


気をつけるようにしています。


ですがこれは、


排除しようとすればするほど、うまくいかないものです。


逃げようとすればするほど、追いかけてくる犬みたいに、


排除したいものが、はびこってくる・・・。


ですが、不思議と、


共存しようと決めたとたんに、物事はスムーズに動き出します。


会社の組織や、部下、家族・・・全てがそうだと思います。




長々と書きましたが、


この本を読んで気づいたことは、


本質はシンプルだという事です。


簡単。


何かを良くしたければ、やりすぎている事、本当に無駄なものを何かを見極めて、


それを引けばいい。


害になると思うものがあるなら、無理やり排除しようとせずに、


粛々と自分で環境を良くしていけばいい。


ただ、


調和するという事を考えていけばいいのだと思います。


そして、


他人の価値観で「幸せ」を求めるのではなく、


自分にとって本当に幸せなことは何かを、


きちんと自分で見つけることなのではないでしょうか?