さてさて、
今回訪問のメインとも言える、
記念行事の予行に参ります。
今回、私が楽しみにしていたのは、
何と言っても、ヘリですヘリ
陸上自衛隊唯一、全てのヘリが揃っている、
ヘリの聖地・目達原駐屯地ですから、
もちろん、楽しみなのは、
数々のヘリの編隊飛行ですよ
そしてこの日は、ヘリが飛行するにはお誂えの良い天気です。
ちょっと風が強めかな~と言う感じでしたが。
やや日差しが強い中、
予行の場所に向かっていると、
ちょっと太めの長旗っぽい黄色い旗が目に入りました。
艦が好きだと、旗にも敏感になりますね…(笑)
「あの~、あの黄色い旗は何ですか??」
と尋ねると、
「あ、あれは、空挺が降下する時に、風向きや風の強さを見るものです」
とのことで、
「えっ…ってことは???…空挺、来てるんですか」
「はい、来てます。ただ、今日は風が強いので降りるかどうか…」
わざわざ、記念行事のために、
空挺団の三名陸曹さんが習志野からお越しになっているのそうで、
そりゃあ、ぜひとも見たいですよね
がぜん期待が膨らみますが、期待しないでおくことにしました。
そうこう話しているうちに、目的地に。
う~ん、準備中ってかんじ
あの、一糸乱れぬ本番の前に、一体どんな練習をしているんだろうって思ってたんですけど、
見たかんじ、そんなに大きく違いがないように感じました。
広報室長さんも、
「練習なので、ちょっとグダグダだと思いますが…」
とは仰っていましたが、
いやいやいやぜんぜんそんなことないです
ね、自衛官も椅子も、本番さながらキレイに並んでます。
ちなみに、すっごく驚いたのはこの椅子。
本番近いからこのまま出しているのか思っていたら、
練習が終わったら、全部片付けるんです
びっくりしていると、
「この後、普通の演習もありますから。
まぁ、自衛隊だからできることですよね」
と。
たしかにそうですけど…
一般的な感覚だと、本番前くらいしか、椅子を並べないし、
せいぜい、中央の舞台の周辺2~3列程度でしょう…並べるとしても。
これは、私的には結構衝撃的でした(笑)
ここでおもしろかったのは、
観閲官の入場ですね。
駐屯地司令ご本人は登場されないので、
自衛官のどなたかが、偉い人の役をされるわけですが、
ゼッケンみたいに、
「司令」とか「知事」とか書いてあるものを前後に下げている様子が、
なんだかかわいかったです(笑)
「今日は、○○一尉が司令の役です」
と仰ってましたので、
偉い人の役は日替わりの様子。
これって、せっかくだから、やっぱりこういう役をやりたいって思うのかな?(笑)
聞くのを忘れてたけど、この役目って、
どうやって決めるんだろう???
そんなことを考えながら見ていると、
ん?
迷彩の後ろにスーツ姿や自衛官らしからぬグレーの作業着の人も並んでる???
「あ、あの方たちは民間人ですが、ここは補給所なので、いろんな人が働いていますから。
みんな同じように働いているので、あのように一緒に並んでいます」
なるほど。
…しかし、自衛官と一緒に並ぶって、特にそんな訓練したことない民間人には、
ちょっと、いやかなり大変なんじゃないかと思った。
そして、次はいよいよ観閲行進。
待ちに待った観閲行進です!!!
ハイキターーーーーーーー
まずやって参りましたのは、
UH-1
UHの1と6の区別がつかない私、
おしりが扇風機なのが1だと、ごく最近知りました(笑)
これは、おしりが扇風機なので、1ですね、っと。
この子、やってきてから、ず~~~~っとしばらく
このままここで、ホバリングしてました。
なにしてんだろ~?と思っていたら…
こんなかんじで、次々とヘリがやってくるのを、
先達として待っていた模様
ま~なんですか、カルガモの親子みたいに、
ヘリが一列に並んでて、めっちゃカワイイ
また、先頭のUH-1が、そろったかな~って時に、
くる~~~っと、後ろをむいて、
「みんな、そろった?来てる?ちゃんと来てる?」
みたいなかんじで、確認して、
一斉にばぁ~~~っと飛び立って行ったんですよ
や~も~、超カワイイ
最後はCHでした~。
つか、私、目達原に来たというのに、
まさかのアパッチ取り忘れ…
撮ったと思っていたのだけど…画像ない
さて、次に登場したのが、ラッパ隊
みなさん、パイプ椅子を持ってご登場。
広報室長さん曰く、
「うちのラッパ隊はまだまだなんですけど、
でも、やらせてみよう、ということで、みんな本番に向けて頑張ってます」
とのこと。
ラッパの演奏自体は、なるほどたしかに、っていうところはありましたが、
でも、
演技自体は、今まで見たどのラッパドリルより凝ってました
しかも、私がびっくりしたのは、
わかりますか?
椅子に段ボールを貼っているんです。
これ、踏み台昇降みたいに、椅子の上り下りをするので、
椅子を汚さないようにしてあるんですよね…。
こういう小さな気遣いが好きです…。
そして最後、
60周年の感謝を込めての文字が
途中、ちょっとご愛敬なところもありましたけど、
すっごくカワイくて、気持ちのこもったラッパドリルでした
そして、お次は車両パレード。
何度も言いますが、ここは補給所なので、
戦車とかミサイルとか、そういった、いかにも~なものは来ません。
ちょっと不思議な車両が多かったのですが、
とりわけ目をひいたのは、コチラ↓↓↓
そう、フォークリフト(笑)
か、かわいいぞ~
駐屯地の車両パレードで、これはなかなか見ないと思いますね(笑)
賛否両論あるそうですが、
これも、19,20歳の女の子が
懸命にこれを操って仕事していることに意味があるんです、との言葉に、
なるほどなぁと思いました。
自衛隊の装備や車両というと、どうしても華々しいものに目がいきがちですが、
こういう、地味かもしれないけど、
縁の下の力持ち的なお仕事をしている自衛官や車両もいる、ということは、
やっぱり、知っておいてほしいなぁと思いました。
あとは、こちら。
一見普通の軽トラみたいですが、これ、
処理後の爆発物を運ぶ車です。
はい、そうです、ここ目達原駐屯地には、
不発弾処理隊も存在するのです。
ほんっとに、どんな部隊でもいるんだな、と思ったら、
音楽隊以外、全ている!という、本当にすごい駐屯地でした。
ほかに珍しいのが、
映像写真小隊空中伝送班なる部署。
読んで字のごとくですが、
ヘリに乗って、空中から下の様子を撮影し、
その画像を内閣総理大臣(首相官邸にかな?)
に直接送ることができるんだそうです。
いわずもがな、東日本大震災の時にご活躍されています。
そうこうしているうちに、
遠くからヘリの音がしました。
お帰りになった模様です。
今回、予行でしたから、
ちょ~~~っと早かったみたいですが、ま、それもご愛敬
HUよ、おかえりなさいませ~。
そしてそして、
ヘリが返ってきたと思ったら、
「空挺が降りましたよ!」
と。
「えっどこどこ???」
白い点が見えますか~?
ちょっと近づきました。
はい、そうなんです。
降りないかも、と言われていた空挺、降りてくれました
青空に白いパラシュートが映えています
実は、本番は台風が接近する悪天候だったので、
空挺は残念ながら…でした…ので、
ここで、お写真を披露できてよかったです~~~
取材させて頂いていたおかげで、
ここで披露することができました
ありがとうございます
しかも、総火演と違って、すっごく近くに降りてくるので、
降下後のお片付けシーンも間近で見ることができました
や~これはうれしかったですね
もう、ほんっとに、お腹一杯、大満足ですよ
ほんっとに、行ってよかったです
広報室長さんには、
お忙しい中、ご無理を言ってしまいましたが、
行かせて頂いて、本当によかったです。
なにより、自分の地元の、
唯一の駐屯地のことを、知らなすぎたことを反省し、
そして、知ると、すっごく楽しくてスゴイ所だという事が分かって、
行ってよかったです
広報室長さん、お忙しい中ありがとうございました