うだうだと更新を引き延ばしている間に、
実は、久しぶりに舞鶴に行っておりました~
駅からタクシーで基地に行く時、呉では「Fバースまでお願いします」と、言いますが、
舞鶴では「自衛隊桟橋までお願いします」と言います。
・・・ちなみに、北吸岸壁は
桟橋ではないんですけどね(笑)
ついでに言うと、当然のことながら、どちらも岸壁まで行ってくれる訳ではなく、
基地正門前までなので、「自衛隊の基地まで」と言えばいいんだと思いますが・・・
なぜか、この良い方が定着しているようですね。
で、タクシーに乗り込み、レンガ倉庫を横目で見ながら基地正門に到着。
おそらく、日本一・・・ということは、
世界一、一般道から艦艇がガッツリと、間近に見える基地ではなかろうかと思います。
ちなみに、土日は岸壁は一般公開していますが、艦艇見学は行ってないようです。
それでも見学者は結構多かったので、昨今の自衛隊人気を高まりを感じますね。
正門で、待ち合わせしていた「みょうこう」の海曹さんと再会しました
ここで、
「あ、こいつ一般公開でもないのに、
自分だけコネ使ってみょうこう見学させてもらう気だな?ふざけた奴
」
と、思ったアナタ
あま~い
そんなわけないじゃん?
この日は、岸壁の見学しかできないので、そんなこと無理です(キッパリ
)
彼らとは、単に岸壁をエスコートしてもらっただけですよ
しかし、ここ舞鶴は、呉や佐世保の倉島とはまた違った艦艇が、
ずらっと縦一列に並んでいるので、壮観だしおもしろいですね
まず正面・・・
ふゆづきです
いわずと知れた、最新DDあきづき型の中でも一番新しい艦ですね。
彼女とは昨年3月以来の再会です
相変わらずグラマラスで、存在感たっぷりでいらっしゃる。
そういえば、先日米軍との演習で出港していきましたね・・・UW
ふゆづきの前方に向かって歩いていると、いきなりCIWSが動き出しました
「えっ
なに
動いたよ
」
「あ~、点検ですね」
「お~~~
それはラッキー
」
ということで、図らずもふゆづきのCIWSデモを見ることができました
でも、動きがなんかヘン・・・というか、おかしかった(笑)
「なんか、ヘンな動きしてる気がするのは、気のせいですかね???」
「いや、ワザとやってますね(笑)」
そうなんだ・・・(笑)見学者が多かったから、サービス精神だったんだろうね
そしてその後ろに、
ましゅう。
でかい
でかいから、2カットになりました。
この艦のために、ここ北吸岸壁は伸びたと聞き及んでおります。
一回乗ってみたい艦が、この補給艦なんですよね~~~~
いいな~、乗ってみたいな~
一番でかいひゅうがは、ドーンブリッツから帰還中なので、ご不在でした。
つくづく、ひゅうがとは縁のない私・・・(笑)
エスコートしてくれてる、みょうこう海曹さん、実は以前はましゅうの乗員さんでした。
なので、ずっと気になっていた質問を・・・。
「よく、日本の洋上給油技術って世界屈指(こういうの多いですね
)って聞きますけど、
洋上給油技術がすごいって、一体どういうことなんですか?」
つまり、すごい
と言われても、何ができるからすごいのかがよくわからない訳で・・・。
「そうですね。米海軍とはいつも一緒に演習やっているので、
洋上給油ができて当たり前なんですけど、
一度も一緒に演習をしたことがない国の艦とでも、
洋上給油が一回でできるんです」
まじか
それはすごいわ
当然そんな海軍ほかになかなかいないらしいので、
そりゃあ、
インド洋で大活躍だよね!!!!
すご~~~~いっ
洋上給油技術に大興奮したところで、戻ります。
ふゆづきの後ろに今度は行きます。
すると・・・
奥にみょうこういました
そして、その後ろには引退した「ナントカゆき」がいたのですが・・・
なんか、メモリみたいな白いペイントが描いてあり、何なのかと思ったら
「標的艦です」
・・・・・・・・・・・・・・
ううっ・・・噂に聞く引退後の大事なお役目、標的艦・・・。
せつない・・・。
しかし、この後さらに切ないモノを目にしました
元しらねです。
これ、わかりますか?
しらね・くらまといえば、あの背負い砲ですが、
上の砲がないのが・・・。
油は入ってない、武器も搭載してない、砲も一つない・・・ないないづくして、
かなり喫水線が上がっていました(涙)
ずっと沖合にいたんだそうですが、台風避泊の時の係留替えで戻ってきたらしい。
思えば、しらねもくらまも災厄に遭いながらも、それを乗り越えて、
日本の海を護ってくれて来たんですよね・・・。
いろいろ切ない気持ちがこみ上げてきます。
切ない気持ちになった後、
気持ちを切り替えに、売店に行きました。
ここで、舞鶴のお土産の充実っぷりに驚きましたね
なぜか「きりしまカレー」とか「しらせカレー」とか、「潜水艦隊カレー」まであり、
いろいろ迷いましたが、結局これを買いました。
さっそく「ひゅうが」が商品化されていることに、ちょっと驚いた。
あ、もちろん、パッケージは捨てられなくて、とってます(笑)
中身はこんな。
黒ごまと、抹茶と、お馴染みニッキの三つのお味が入っていました。
生八つ橋バージョンもありましたよ
さらに購入したのが、
みょうこうの海曹さんに、
「これはぜひ、みね姉さんに買ってってもらいたい(笑)」
と言われたので、じゃあ・・・ってことで。
この時に初めて知ったのですが、陸軍と海軍で乾パンの大きさって違うですね~。
よく知られてる、ちっちゃいのは陸軍ので、海軍のはトランプ大なんだそうです。
でかすぎだろ・・・。
で、陸軍は金平糖と一緒に食べて、海軍は氷砂糖と一緒に食べるんだそう。
別に一緒でいいじゃん・・・って思うんだけど、そんなとこまで変えちゃうあたりに、
当時の陸軍と海軍の仲の悪さが伺い知れる気がするんですけど、
他に意味があって、変えているんだったらその意味をぜひ知りたいところです。
お土産を購入して、ここで一旦みょうこうの海曹さんたちとお別れし、
私は、海軍記念館に向かいました。
海軍記念館は、舞鶴総監部の敷地内にありますので・・・
これで、とりあえず、佐世保、呉、舞鶴の3つの総監部の門をくぐりました~
あとは、横須賀と大湊ですが・・・大湊はちょっと自信ないなぁ
正門から、右に行けば総監部、左に行けば記念館です。
坂を登ると
こじんまりとしたカワイイ記念館が。
写真でも見えますが、まず、海軍旗を背にした、東郷元帥の胸象がお出迎え。
左右に1つずつ資料室があり、左が日露戦争の資料室、右が大東亜戦争の資料室になっています。
中もこじんまりとした、
質素な記念館でした・・・。
舞鶴って、海自さんたちから転勤先としては非常に不人気で、
若い人は「修行だから」と諭されて行くようなところだと聞き及んでいますが・・・
実際、行ってみると確かにそうなんだけど(笑)
でも、よくよく見ると、呉よりも観光資源は実際は多いと思いました。
呉は、大和ミュージアム一つで、あれだけ観光客を呼んでるんですよね。
観光においては、数より目玉だということを証明している感じです。
まぁ、舞鶴も大和ばりの目玉があればいいのでしょうけど・・・ねぇ・・・。
通りに、海軍時代の軍艦の名前付けたりとか、がんばってるんですけどね~。
う~~~ん・・・。
もったいないなぁ、と思いながら町を歩いていました。
久しぶりの舞鶴、楽しかったです~~~