今月の講座は「芥川の自殺『白』論の行方」と題して、
先月に続き、芥川龍之介の『白』についてお話しします。
先月の『鷗外』誌に、ある親しくしていた方の追悼文を書くことで、
改めて、魂の問題、「生きることと死ぬこと」について考えました。
それは以前の拙稿「村上春樹の「神話の再創成」(『〈教室〉の中の村上春樹』2011・8
ひつじ書房)や同「近代小説の一極北―志賀直哉『城の崎にて』の深層批評」
(2012・3 教育出版)で論じてきた問題を踏まえて、
〈語り〉の問題を論じたものですが、現在、これが一般の文学研究では
徹底的に等閑視されてきたことを改めて思い知りました。
例えば、村上春樹の『タイランド』では「生きることと死ぬことは、
ある意味では等価なのです。」とあります。
こうしたことの意味をあらためて考えてみませんか。
近代小説の《神髄》を読むには、三島由紀夫の「小説とは何か」での提起は
素朴ですが必須です。
「客観的現実」を知覚のリアリズムで信じる常識、イデオロギーは
AIの時代の現代では通用しません。
志賀直哉の問題、「生きている事と死んで了つている事とは、それは両極ではなかった」、
こうした古典的名作の提起した生と死の問題こそ実は、
AIの現代の問題と田中は考えています。
共に議論しませんか。
23日の講座はそうした契機にしたいと願っています。
下記に朴木の会からのお知らせです。
3月23日(土)に、田中実文学講座を開きます。
今回のテーマは「芥川の自殺と『白』論の行方」です。
はじめて方も歓迎します。大勢の皆さんのご参加をお待ちしています。
※下記時間は日本時間である。
作品 芥川龍之介『白』、その他
講師 田中実先生(都留文科大学名誉教授)
日時 2024年3月23日(土)13:30~15:30
参加方法 zoomによるリモート
申込締切 2024年3月22日(金)19:00 まで
参加をご希望の方は、下記申込フォームから申し込んでください。
申し込まれた方には、締め切り時間後に折り返しメールでご案内します。
https://forms.office.com/r/QVbuJUvfdq
問い合わせ:dai3kou.bungaku.kyouiku@gmail.com
主催 朴木(ほおのき)の会
先月に続き、芥川龍之介の『白』についてお話しします。
先月の『鷗外』誌に、ある親しくしていた方の追悼文を書くことで、
改めて、魂の問題、「生きることと死ぬこと」について考えました。
それは以前の拙稿「村上春樹の「神話の再創成」(『〈教室〉の中の村上春樹』2011・8
ひつじ書房)や同「近代小説の一極北―志賀直哉『城の崎にて』の深層批評」
(2012・3 教育出版)で論じてきた問題を踏まえて、
〈語り〉の問題を論じたものですが、現在、これが一般の文学研究では
徹底的に等閑視されてきたことを改めて思い知りました。
例えば、村上春樹の『タイランド』では「生きることと死ぬことは、
ある意味では等価なのです。」とあります。
こうしたことの意味をあらためて考えてみませんか。
近代小説の《神髄》を読むには、三島由紀夫の「小説とは何か」での提起は
素朴ですが必須です。
「客観的現実」を知覚のリアリズムで信じる常識、イデオロギーは
AIの時代の現代では通用しません。
志賀直哉の問題、「生きている事と死んで了つている事とは、それは両極ではなかった」、
こうした古典的名作の提起した生と死の問題こそ実は、
AIの現代の問題と田中は考えています。
共に議論しませんか。
23日の講座はそうした契機にしたいと願っています。
下記に朴木の会からのお知らせです。
3月23日(土)に、田中実文学講座を開きます。
今回のテーマは「芥川の自殺と『白』論の行方」です。
はじめて方も歓迎します。大勢の皆さんのご参加をお待ちしています。
※下記時間は日本時間である。
作品 芥川龍之介『白』、その他
講師 田中実先生(都留文科大学名誉教授)
日時 2024年3月23日(土)13:30~15:30
参加方法 zoomによるリモート
申込締切 2024年3月22日(金)19:00 まで
参加をご希望の方は、下記申込フォームから申し込んでください。
申し込まれた方には、締め切り時間後に折り返しメールでご案内します。
https://forms.office.com/r/QVbuJUvfdq
問い合わせ:dai3kou.bungaku.kyouiku@gmail.com
主催 朴木(ほおのき)の会