オフィスワーク演習1
今朝のラジオのニュースで、
「4月の内々定率が前年比1.1pt増の34.6%と、
前月の増加比率(2.3pt増)」
(マイナビ調査)というのを聞いたので、その話をしてみた。
なにぶん、この授業は3・4年生対象にしているので話をしてみたが、
くい付は悪く、当然といえば当然だが、
だから内定がもらえないのか。
受講者のうちで、
どのくらいの学生が内定を得ているのかは、
わからないが、とても就職できる感じがしない。
がんばってもらいたい。
もう少し勉強してもらいたい。
先週の話の繰り返しで、
「かわいそうな新人」というコラムを紹介。
(今月3日(金)付け、日経新聞15面「大機小機」より)。
新入社員に確定拠出年金(日本版401Kプラン)を導入する企業が、
新人研修でプラン提出を求められた、
という話をこのコラムでは紹介。
学校で「金融リテラシー」教育が必要だとのまとめ。
企業型の確定拠出年金について
解説した記事があったので、それを紹介した。
(今月23日・木、日経3面「きょうのことば」より)
先週の授業では、
2013/5/21付けのコラム「春秋」を紹介しました。
森永のキャラメルの話でした。
その森永製菓が、インドネシアで工場をつくり、
同国内で販売するという記事を紹介しました。
(今月9日付け・木、日経11面より)
最後は、聞いてまとめる練習です。
本日は、2013/5/24付け「春秋」より。
全文を載せます。
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室町時代の禅僧、一休宗純は世界的な有名人だ。
原動力となったのは、
1970年代から80年代にかけて制作されたテレビアニメ「一休さん」。
アジアを中心に海外でも放映され、
子どもたちの心をがっちりつかんだ。
その一休さんの口癖の一つが
「一休み一休み」だ。
▼勉強やらスポーツやら、
親や先生からプレッシャーを受けている子どもたちにとって、
この言葉は心を軽くしてくれる効果を持っていた。
毎回一休さんが披露する頓知と機転に加えて、
肩の力を上手に抜いた一休さんの生き方が魅力だった。
大人になってからも、
行き詰まった時つい口にするという方がいるのではないか。
▼「一本調子で株価が上がっているのは、
何か危なっかしいですよね」
「このあたりで一休みしたほうがいいんだろうけどなあ」。
こんな会話を小耳にはさんだのは、
きのうの午前のことだ。
数時間後には、
日経平均は前の日の終値より1,000円超も安くなっていた。
アベノミクスに最初の試練――。
そんな声も上がった。
▼確かに1,000円を超える株安は衝撃的だ。
中国の景気動向への懸念やら、
長期金利の上昇やら、
円安一服やら、
心配はいくつもある。
ただ、相場に上げ下げはつきもの。
安倍晋三首相が就任してからの株高の勢いが
ずっと続くとは誰も思っていなかったろう。
一休さんなら
「一休み一休み」というところ、かもしれない。
写真:DVD「一休さん」のパッケージ
本日は、42名の出席でした。