デヴィッド・フィンチャー監督、ケヴィン・スペイシー主演の海外ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」の感想です。実は、私は、もうシーズン1の全13話は見終わっていて、今は6月から始まったシーズン2を見ているところです。ちょっと衝撃的な展開になってきています。アメリカでは今年の2月にシーズン2が放送される前にシーズン3の制作が発表されていたので、まだまだ陰謀の渦は収まらないようです。
それから、イマジカBSでは、1990年~1995年にかけてイギリスBBCで放送された「野望の階段Ⅰ~Ⅲ [HD完全版]」を7月21日~23日に3日間連続で日本初放送するそうです。オリジナルのイギリス版は少々古いですけど、リメイクのアメリカ版「ハウス・オブ・カード 野望の階段」を見比べてみるのも面白いかも。イマジカBSの公式サイトはこちらです。

とにかく、主人公の政治家フランク・アンダーウッド (ケビン・スペイシー) が、自分の復讐を果たすために、民主党院内幹事と言う権力を駆使して、卑劣な手段で何の関係もない周りの人間を破滅させて行く過程が怖いです。利用されている人間は、フランクのあまりにソフトな物言いと態度に、それ程の恐怖感を抱かずに、時には、謀略に利用されている事すら気付かないで、一生懸命にフランクの手となり足となり協力しています。しかし、もうその人物が利用価値がなくなった時には、フランクの恐怖の一面を知る事となるのですが、時すでに遅しで、彼の陰謀の渦にのみこまれて沈んでしまう。

面白いといえば、このドラマ・・・、なぜか主演のフランクが、突然、カメラ目線で視聴者に向かって、自分の心の声を語るんですよ!カメラに向かって独白?あれって、面白いのかなぁ?私は、邪魔なんですけど!普通は、顔の表情や仕草で十分表せるくらいの短い言葉しか発していないから、流れを止めてまで別に要らないと思う。どうしてもやめて!というほどでもないけど!

◆ ストーリー 新大統領誕生に沸くワシントン。その立役者フランシス(スペイシー)は、 大統領選に尽力した見返りとして国務長官地位を約束されていたが、 新政権発足と共に白紙戻されてしまう。突然の裏切りに怒り心頭フランシスは妻クレア(ライト)の後押しもあり、大統領を失墜させるべく謀略を企てる。 信頼を置く腹心のダグ(ケリー)、野心的な女性記者ゾーイ(マーラ)、さらにはスキャンダルまみれの若手議員ピーター(ストール)らを巻き込んで、フランシスは新たな野望への階段を上り始める。 ◆ キャスト&スタッフ 出 演 : ケヴィン・スペイシー、ロビン・ライト、ケイト・マーラ、コリー・ストール、クリステン・コノリー 製作総指揮 : デヴィッド・フィンチャー、エリック・ロス、テイナ・ブルネッティ、ケヴィン・スペイシー 他 監 督 : デヴィッド・フィンチャー(1,2章)、ジョエル・シューマッカー(5,6章)、ジェームズ・フォーリー(3,4,9章)、カール・フランクリン(10,11章) 他 |


