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海外ドラマ 「 GLEE 」 第19話の挿入曲 「 Piano Man 」 の歌詞と動画です。

2010年07月21日 | GLEE/動画と日本語訳詞
FOXの海外ドラマ「GLEE」の挿入曲を紹介しています。↓ドラマのメインテーマの紹介です。
「GLEE」の舞台は、オハイオ州にあるマッキンリー高校のグリー部です。内容はいたってシンプルで、学園スポ根ドラマの音楽版みたいな感じです。マッキンリー高校のグリークラブは、かつては名門の合唱部でしたが、今では部員もいなくなり廃部寸前のクラブとなっていました。そこへ同高校出身でグリークラブのOBでもあるスペイン語教師のシュースター先生がクラブの顧問になり、名門の復活に向けて合唱コンクールの州大会優勝を目指して新たにグリー部員を募集します。

ところが、「部員募集」に応募してきた生徒たちは、いじめられっ子のゲイ、おデブちゃん、自意識過剰な勘違い女子、吃音癖のあるゴシック系女子、車イスのギターオタクの5人だけでした。彼らは他の生徒から見ればルーザーでした。そこで顧問のシュー先生は、やはりスターが必要だと考えて、アメフト部で人気者のスター選手を強引な策略で騙しグリー部に入部させることに成功します。そしていろんな思惑が絡み合ってはいるものの、徐々に部員が増えて新生グリー部「ニュー・ディレクションズ」を誕生させます。

彼ら"落ちこぼれな生徒"は、"他人とは違う物を持っているだけ"と言う自信を持てずにヒッソリと高校生活を送っていました。しかし、グリー部で人と違う自分を受け入れてくれる仲間と出会い、そういう自分に自信と誇りを持ち、グリー部と共に精神的にも成長していく過程が、毎回新・旧のヒット曲とダンスを交えてコメディタッチで描かれていきます。ストーリーと挿入曲が違和感なく展開していて、忘れていた懐かしいヒット曲にも出会えるドラマです。
第19話 のストーリー / タイトル「 Dream On (邦題:夢をあきらめるな)」

マッキンリー高校の理事のメンバーであるブライアン・ライアン(ニール・パトリック・ハリス)が、文化教育の予算を削減する為に高校に監査にやって来る。実はブライアンは、高校時代グリー部でシュー先生のライバルでグリー部のスターだった。彼は卒業後、ショービズ世界で成功を収めることなく夢破れた逆恨みから、グリー部のメンバーの夢をもろともグリー部を廃部にしようと画策する。そんな中、車イスのアーティはダンサーになるのが夢だった。ティナは一緒にダンスの練習をしようと誘う。そして、未だ見ぬ母親を知ることが夢のレイチェルはジェシーと二人で手掛かりを捜す。


第19話のストーリーは中身の濃い内容で、シリアスあり、コメディありと、エピソードが盛りだくさんでした。
・・・が、しかしブライアンとカートとレイチェルの3本柱のエピソードは多すぎな感じでした。もう少しレイチェルの実母探しのストーリーを丁寧に描いても良かったのになぁって思いました。曲目もチョット出しを入れたら7曲歌っていました。The Monkeesの「Daydream Believer 」は、シュー先生とブライアンの高校時代のグリー部の練習風景の時に二人で歌っていましたが、短かったのでもっと聞きたかったです。他に主な曲ではAerosmithの「Dream On」(シュー先生とブライアンがミュージカルのオーディションでデュエットした曲)、Men Without Hatsの「The Safety Dance」(アーティが空想の世界で自由に歌い踊った曲・・・その後の悲しい現実。)、今ではスーザン・ボイルさんの代名詞ともなったミュージカル「レ・ミゼラブル」の中の1曲「I Dreamed a Dream」 (レイチェルの夢である実母探しのエピソードで挿入された曲。ビックリの展開でした!)。どれもこれも聴き応えのある曲だったので、次の機会にでも紹介していきます。

今回ここで紹介する挿入曲は、オリジナルがビリー・ジョエルの名曲「Piano Man 」です。グリー部を廃部にしようとする理事のブライアンを説得するために、シュー先生がブライアンを飲みに誘い出します。そこでブライアンは、シュー先生と高校時代の昔話をしている内に、「俺は自分にウソついてきた・・・。」と、見果てぬ夢を追い続けている自分の今の心情を吐き出します。そして、ジュークボックスから流れる「Piano Man 」の曲に合わせて二人で歌っていました。ここのシーンが歌も良いし、悲しくも笑える所で楽しめます。

とにかく、前にも書いたと思うけど・・・「GLEE」の中で使われるセリフは心に響いてきます。すごくシビアに人の弱点や偏見などをもろに突いてくる際どい攻撃的な言葉を浴びせられるんですが、必ず、フォローしてくれる仲間がいて助けてくれるんです。"幾ら粋がっても一人じゃ生きられないよ!"と諭されているような人生訓みたいなセリフが多くて考えさせられます。こんなドラマ性も十分楽しめて、ヒット曲もいっぱい聴ける楽しいドラマです。

(注)YouTubeの動画は削除されている場合が有りますので聴けない時は悪しからず。

GLEEキャストが歌っている「Piano Man」です。
Pianoman - glee (Neil Patrick Harris & Matthew Morrison)


やっぱり、「Piano Man」はビリー・ジョエルの歌が一番ですわ!
こちらがオリジナルのビリー・ジョエルの曲で歌詞付きです。


日本語の訳詞です。

土曜日の夜も9時になって いつもの奴らがやってきたよ
老人が僕の隣にいて ジントニックをちびちび飲んでいる
思い出の曲をやってくれだなんて 言ってくるんだ
そいつをどうやって弾くのかは よくは知らないけれど
悲しく そして甘く きっとそんな曲なんだ
若くなったつもりで やってみればいいんだよ

歌ってくれよ お前は ピアノ・マンなんだろう
歌ってくれよ 今夜
そうだな 音楽が聞きたい気分だよな
いい気分に させてくれるんだよな

バーにいるジョンは 俺の友達だよ
やつはいつも ただで飲ませてくれるんだよ
ジョークもイケてるし たばこに火もつけてくれる
でもあいつは 本当はここにずっといたくはないんだ
あいつは言ったよ こんなところじゃ俺はダメになるって
いつものあいつの 笑顔じゃなかったよ
俺は映画スターになりたいんだ ここを出ることができればね
そんなことを言ってたんだ

歌ってくれよ お前は ピアノ・マンなんだろう
歌ってくれよ 今夜
そうだな 音楽が聞きたい気分だよな
いい気分に させてくれるんだよな

ポールは本当に 売れっ子の小説家だ
奥さんをかまってやる時間も ないんだとさ
デイビーと喋ってるところだ デイビーは海軍にいて
たぶんこれからも ずっとそうなんだろうな
ウェイトレスが 政治について語ってるよ
聞いてるビジネスマンは 面喰らってるけどね
そう あいつらはみんな 孤独という名の 酒をのみに来てるのさ
それでも たったひとりで飲むよりは ましなんだろ

土曜日に集ってくるやつらは みんないいやつだ
店長は俺に微笑みかけているよ
みんなが 俺に会いに来てるのを知ってるからさ
ほんの少しの間 人生を忘れるために
そしてピアノの音は お祭りみたいに響くんだ
そしてマイクからは ビールの匂いがするんだ
あいつらはバーに座って 俺のグラスにチップを入れて
そして言うんだよ お前はここで 何やってるんだ?

歌ってくれよ お前は ピアノ・マンなんだろう
歌ってくれよ 今夜
そうだな 音楽が聞きたい気分だよな
いい気分に させてくれるんだよな



(訳詞はSmoke Stings StudioさんのHPよりお借りしました。)

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