トーダルが2006年に発表したアルバム。
トーダル&WZ-オルキエストラとしてではなく、あくまで「トーダル」で発表。どうしてかというと、演奏しているグループがいろいろだから。
2000年から2005年までの間に、作曲したり、録音したものの、今まで発表したアルバムに収録できなかった未発表作品や、人気曲の別バージョン曲をまとめたアルバム。
いろんなタイプの音楽があって聴いていてとても楽しいです。
「トーダル? どんなミュージシャンなのか聴いてみたいけど、どのアルバムを聴けばいいのかよく分からない。」
という日本人の方にお勧めのCDです。
きっと気に入る曲が見つかります。
「6.ユダヤ人」「9.海」 「10.頭のないヴィーナス」の歌詞の作者であるウラジーメル・カラトケービッチについて一言。
氏名がベラルーシ語表記になっていますが、ロシア語表記にするとウラジーミル・コロトケヴィチ。
コロトケヴィチは作家で、代表作の小説は「スタフ王の野蛮な狩り」です。
「スタフ王の野蛮な狩り」はベラルーシフィルムが1979年映画化し、翌年のモントリオール国際映画祭審査員特別賞、カトリカ推理映画祭第一賞、パリ国際SF映画祭特別賞を受賞しました。
日本人にはあまり知られていないベラルーシ映画の中で、一番有名な映画です。
監督のワレーリー・ルビンチクとともにコロトケヴィチは脚本も手がけました。
詳細はこちら。(ロシア映画社アーカイブス)
http://www.saturn.dti.ne.jp/~rus-eiga/arc/films/s/sutafu/index.htm
HPやブログで「舞台はロシア」と書いている日本人がいるけど、間違いで、完全にベラルーシが舞台です。
1999年のアメリカ映画「スリーピー・ホロウ」(ジョニー・デップ主演、ティム・バートン監督)の元ネタになった映画です。ベラルーシ映画を元ネタにしたアメリカ映画があるなんてびっくりですね。
「スリーピーホロウ」についてはこちら。
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail?ty=mv&id=159810
さて、この「海」という曲、間奏部分で
「クワ、クワ、クワ、クワー・・・」
とトーダルが一人でコーラスしている。これは何なのか、トーダル何なのか尋ねたら
「蛙の鳴き声。」
ということだった。でも曲のタイトルは「海」なのに、どうして蛙なのか?
「私は水鳥の鳴き声だとずっと思っていたんだけど・・・。」
とつっこむと
「そういう解釈もありうる。」
と言われた。要するにクワクワの正体が何なのか好きなように想像してください、ということらしい。
さらに曲の最後の一番盛り上がるところで
「君は僕を愛していたかい・・・? ・・・愛していたね。でも、もう今は愛していない。そして、もう二度と愛さない、愛さない、愛さないんだ・・・」
と歌った(↑日本語訳)後、
「オー ジェーエーイ!!! オイヨイヨヨイヨーイ・・・!」
と叫ぶんだけど、この「オー ジェーエーイ!!!」も謎だったので、トーダルに尋ねた。すると
「適当に叫んだ。」
という返事だった。(^^;)
「オイヨイヨヨイヨーイ」というのは日本語に訳すと「ああ・・・そんな・・・」といった失望の感嘆詞。要するに男が女にふられる歌なので落胆しているらしい。
「オー ジェーエーイ!!!」は、そんな男の魂の叫びらしいよ。
(他の曲についての解説は、トーダルに詳しく教えてもらったので近いうちに更新します。)
・・・・・・
収録曲
1.ベレゾフカの宇宙飛行士 (インストゥルメンタル 作曲:トーダル)
2.ハイ・タク - そうなれ! (ベラルーシ民謡)
3.クラレスの草 Ⅱ (ベラルーシ民謡)
4.ユダヤのダンス (インストゥルメンタル 作曲:トーダル)
5.不幸なヤギの歌 Ⅱ (作詞:レアニード・ドラニコ-マイシューク 作曲:トーダル)
6.ユダヤ人 (作詞:ウラジーメル・カラトケービッチ 作曲:トーダル)
7.リューバチカ (民族詩 作曲:トーダル 演奏:クリヴィ 映画「新鮮な肉は花火とともに」主題歌)
8.明るさ、美しさ (作詞:V.ジィルカ 作曲:トーダル)
9.海 (作詞:ウラジーメル・カラトケービッチ 作曲:トーダル)
10.頭のないヴィーナス (作詞:ウラジーメル・カラトケービッチ 作曲:トーダル)
11.金星 (作詞:M.バグダノビッチ 作曲:S.ラク-ミハイロウスキー)
12.かわいい人 (作詞:R.バラドゥーリン 作曲:トーダル)
13.自由なズーブルの歌 Ⅱ (インストゥルメンタル 作曲:トーダル)
14.ベッラ・チャオ (トーダル バージョン)
15.ボレロ (作曲:トーダル 演奏:国立ベラルーシ文化大学弦楽四重奏)
・・・・・・
トーダル&WZ-オルキエストラとしてではなく、あくまで「トーダル」で発表。どうしてかというと、演奏しているグループがいろいろだから。
2000年から2005年までの間に、作曲したり、録音したものの、今まで発表したアルバムに収録できなかった未発表作品や、人気曲の別バージョン曲をまとめたアルバム。
いろんなタイプの音楽があって聴いていてとても楽しいです。
「トーダル? どんなミュージシャンなのか聴いてみたいけど、どのアルバムを聴けばいいのかよく分からない。」
という日本人の方にお勧めのCDです。
きっと気に入る曲が見つかります。
「6.ユダヤ人」「9.海」 「10.頭のないヴィーナス」の歌詞の作者であるウラジーメル・カラトケービッチについて一言。
氏名がベラルーシ語表記になっていますが、ロシア語表記にするとウラジーミル・コロトケヴィチ。
コロトケヴィチは作家で、代表作の小説は「スタフ王の野蛮な狩り」です。
「スタフ王の野蛮な狩り」はベラルーシフィルムが1979年映画化し、翌年のモントリオール国際映画祭審査員特別賞、カトリカ推理映画祭第一賞、パリ国際SF映画祭特別賞を受賞しました。
日本人にはあまり知られていないベラルーシ映画の中で、一番有名な映画です。
監督のワレーリー・ルビンチクとともにコロトケヴィチは脚本も手がけました。
詳細はこちら。(ロシア映画社アーカイブス)
http://www.saturn.dti.ne.jp/~rus-eiga/arc/films/s/sutafu/index.htm
HPやブログで「舞台はロシア」と書いている日本人がいるけど、間違いで、完全にベラルーシが舞台です。
1999年のアメリカ映画「スリーピー・ホロウ」(ジョニー・デップ主演、ティム・バートン監督)の元ネタになった映画です。ベラルーシ映画を元ネタにしたアメリカ映画があるなんてびっくりですね。
「スリーピーホロウ」についてはこちら。
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail?ty=mv&id=159810
さて、この「海」という曲、間奏部分で
「クワ、クワ、クワ、クワー・・・」
とトーダルが一人でコーラスしている。これは何なのか、トーダル何なのか尋ねたら
「蛙の鳴き声。」
ということだった。でも曲のタイトルは「海」なのに、どうして蛙なのか?
「私は水鳥の鳴き声だとずっと思っていたんだけど・・・。」
とつっこむと
「そういう解釈もありうる。」
と言われた。要するにクワクワの正体が何なのか好きなように想像してください、ということらしい。
さらに曲の最後の一番盛り上がるところで
「君は僕を愛していたかい・・・? ・・・愛していたね。でも、もう今は愛していない。そして、もう二度と愛さない、愛さない、愛さないんだ・・・」
と歌った(↑日本語訳)後、
「オー ジェーエーイ!!! オイヨイヨヨイヨーイ・・・!」
と叫ぶんだけど、この「オー ジェーエーイ!!!」も謎だったので、トーダルに尋ねた。すると
「適当に叫んだ。」
という返事だった。(^^;)
「オイヨイヨヨイヨーイ」というのは日本語に訳すと「ああ・・・そんな・・・」といった失望の感嘆詞。要するに男が女にふられる歌なので落胆しているらしい。
「オー ジェーエーイ!!!」は、そんな男の魂の叫びらしいよ。
(他の曲についての解説は、トーダルに詳しく教えてもらったので近いうちに更新します。)
・・・・・・
収録曲
1.ベレゾフカの宇宙飛行士 (インストゥルメンタル 作曲:トーダル)
2.ハイ・タク - そうなれ! (ベラルーシ民謡)
3.クラレスの草 Ⅱ (ベラルーシ民謡)
4.ユダヤのダンス (インストゥルメンタル 作曲:トーダル)
5.不幸なヤギの歌 Ⅱ (作詞:レアニード・ドラニコ-マイシューク 作曲:トーダル)
6.ユダヤ人 (作詞:ウラジーメル・カラトケービッチ 作曲:トーダル)
7.リューバチカ (民族詩 作曲:トーダル 演奏:クリヴィ 映画「新鮮な肉は花火とともに」主題歌)
8.明るさ、美しさ (作詞:V.ジィルカ 作曲:トーダル)
9.海 (作詞:ウラジーメル・カラトケービッチ 作曲:トーダル)
10.頭のないヴィーナス (作詞:ウラジーメル・カラトケービッチ 作曲:トーダル)
11.金星 (作詞:M.バグダノビッチ 作曲:S.ラク-ミハイロウスキー)
12.かわいい人 (作詞:R.バラドゥーリン 作曲:トーダル)
13.自由なズーブルの歌 Ⅱ (インストゥルメンタル 作曲:トーダル)
14.ベッラ・チャオ (トーダル バージョン)
15.ボレロ (作曲:トーダル 演奏:国立ベラルーシ文化大学弦楽四重奏)
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