上の画像は、本書から引用し一部色づけして分かりやすくした。
1985年、著者の英国人ジョーとシンプソンはアンデスのシウラ・グランデ西壁を初登頂(6,356m)後下山途中上図のA地点でジョーが右足を骨折し90mのザイルで確保しながら降りたが再度の事故に遭い(x地点)確保していたシンプソンが止むなくザイルを切断した。
当然のことながらジョーは絶体絶命だったが、幸運にもクレバスの途中の棚に落ちて一命を取り留めた。骨折で歩行不能にもかかわらず、彼の強靱な体力・冷静な判断と行動力が生へと繋がった、感動のノンフィクションだ。