胸を熱くする体験

宵の空は、グラデーションがきれいです。

以前は夕焼けを見ると、良く涙が出ました。今日一日が
無事に終わった・・と思って。
それは安堵に近い思いと、夕焼けの美しさに心が震える
気持ちが重なったような感じです。


「胸が熱くなる」という言葉がありますね。辞書を引くと

「感動がこみ上げてきて、胸がじいんとすること。」

と書いてありました。私は感動だけではなく愛や情が溢れて
来るような時にもなると思います。
文章としては割と簡単に使ってしまう表現ではありますが、
簡単に涙が流れるような感動とは大きな違いがあるでしょう。
心がふるえるような、長いその余韻があって、その先に涙が
ゆっくりと流れてくるような深さや速度の差です。

人によってその熱くなるポイントは違うでしょうね？

みなさんはどんなことに「胸が熱く」なるのでしょう？


私はなぜか、昔から小さな子どもが幸せそうな笑顔を見せたり
心から自由に話したり行動したりしている姿を見聞きするだけで
心が熱くなるのです。
よその子どもたちが心を開いてくれた瞬間や、小さな手で頭を
撫でてくれたり、目をのぞき込んで笑う時、その子どもたちの持つ
愛の大きさに感動します。

乳児幼児は夢にもよく出てきます。
電車に乗ったら、車両に乗っている全部が子どもでみんながそれぞれ
私をのぞき込んで楽しそうにニコニコ笑っていたり・・・

青い鳥に出てくる「生まれる順番を待つ赤ちゃんの国」のような所で
た――くさんの生まれる前の赤ちゃんたちがみんなで私の足元に集まって
来るとか・・・

赤ちゃんを産む夢とかはそれこそ何度も見るので、目が覚めるたびに
「え？お告げ？！」
とビクビクしたり（実際の時には全然そんなこともないんですけど・・）

ただの子ども好きじゃないですか・・・といわないでください。
その一言では済まないくらい深いところをつかまれるような切なさと
不思議さを伴った何とも言えない複雑な熱さなのです。