5年前に99歳で逝った母の想い出です。
母の遺品の中から出てきた可愛い子供ドレスは私が着た物です、
全く覚えてはいませんが、2歳(終戦の年)の時に母と一緒に撮った記念写真の中で着ている服です。
写真の中ではグレーに写っているドレスがこんなに綺麗な色だったのかと驚きました!
まさに戦争末期の物が無い時代に絹の服ですから、自分の着物を解いて作ったと考えられます。
あの当時にしては女学校を出て花嫁修業で洋裁学校に行くのですから母は進んだ女性だなぁーと・・
戦後は父の復員を待ちながら洋服の仕立てで生計を立てていたミシンですから、母にとってはもの凄く大切な思い出の詰まった物だったのでしょう、捨てずに私にくれました。
今は私の仕事部屋の隅にひっそり置かれています。
今でも油をさせば綺麗に縫えますが直線縫いしか出来ない何の機能も付いていない足踏みミシンは全く使いません!
このミシンで縫ってくれたのだと・・母を凌いでいます。