おはようございます。本日のお題も、寺地はるな小説の感想文です。なんと最新刊を図書館に予約していたことを、すっかり忘れていました。どうぞ、おつきあいくださいませ。寺地はるな最新刊『雨夜の星たち』(徳間書店)。読み始めすぐに「なに、この主人公!?」と投げ出しそうになりました。寺地・小説史上、我が最悪の相性です。お話は・・・時はコロナ禍の昨年、主人公は三葉雨音(ミツバアマネ)、26歳、女性。喫茶店の二 . . . 本文を読む
おはようございます。今朝は、鎌倉に咲く花の画像と、おしゃべりにどうぞ、おつきあいくださいませ。鎌倉は、海に面し、三方を小高い山に囲まれ、うるおいのある、緑濃い土地です。ずっと近くで過ごしてきましたが、独特な環境だと思います。お花も、同じ・・・ここでしか見られない花もあるのです。それが、イワタバコ。ほんの2センチほどの小さな星型の花です。崖や参道の脇で、恥じらうかのように、うつむいて咲きます。最近、 . . . 本文を読む
おはようございます。今朝は、前記事で読み始めた、寺地はるな『水を縫う』(集英社)について、感想文とも言えない、おしゃべりです。どうぞ、おつきあいくださいませ。『声の在りか』(KADOKAWA )は、主人公の置かれている状況が、よくある日常なだけに、苦しくて、何度も途中で止めようとしつつ、結局、一気読みしたという・・・w(→息苦しくて・・・寺地はるな『声の在りか』)以来、この作家さんが、気 . . . 本文を読む
おはようございます。本日は、ただいま「読んだ、読んでいる、読んだ本」の話でございます。どうぞ、おつきあいくださいませ。読んだ本は、澤田瞳子『星落ちて、なお』(文藝春秋)。河鍋暁斎の娘の、画家・河鍋暁翠の生涯を描いた小説、近々発表予定の直木賞候補作です。(7月16日追記 直木賞受賞されました。おめでとうございます)明治22年、父の死から始まり、ほぼ十年おきに、暁翠の人生が語られ周囲の人々の流転も描か . . . 本文を読む
おはようございます。本日は、花と歴史と、鎌倉と・・・という三題噺?どうぞ、おつきあいくださいませ。少し前になりますが・・・鎌倉のお寺・浄智寺にお参りしたときのこと。やぐらに向かう小道の岩肌に、白い小さな花が、ひと群れ、ふた群れ・・・(「やぐら」について→「歴史さんぽ~中世の面影」)白い花びらは、下の2枚が長く、上の3枚が短い・・・ひらひらと舞うような不思議な形です。湿気の多い緑の岩場に、 . . . 本文を読む