つれづれなるまま(小浜正子ブログ)

カリフォルニアから東京に戻り、「カリフォルニアへたれ日記」を改称しました。

日本大学文理学部中国語弁論大会

2012-12-01 09:47:36 | 日記

勤務先の日本大学文理学部で中国語弁論大会が行われました。
わが文理学部中国語中国文化学科の学生を中心に、国際関係学部・法学部・通信教育部からの参加者も含めて、今年は暗唱の部・弁論の部あわせて40人近い参加者があって盛況でした。
参加人数以上に素晴らしかったのは、内容がハイレベルだったこと。
発音・表現などの中国語は、今年の出場者たちは総じて水準が高く、一生懸命準備してきたことがわかりました。さらに印象深かったのは、弁論の内容が、家族友人などの身近な所に題材を取りながらも、認知症の高齢者介護や命に関わる病気などのシリアスな状況に向き合った経験から考えたことをきちんと伝えようというような、深みと広がりを感じさせるものが多かったこと。
伝えたい内容を中国語でうまく表現するには、内容をわかりやすく整理して自分のものにした言葉で話す必要があります。中国語教育専門家の審査の先生の講評を聞いて、ふだんから学生に話している、内容と表現の関係について、あらためて考えるものがありました。
夜は出場者との懇親会。学生の中国語の上達に向けて日々研鑽を積んでいる様子や、意外な特技を発見して、楽しい会でした。(中国語でマジックを見せてくれたB君らに感心!)