つれづれなるまま(小浜正子ブログ)

カリフォルニアから東京に戻り、「カリフォルニアへたれ日記」を改称しました。

選挙(2)―東京16区で

2012-12-10 12:22:33 | 日記

(東京16区の初鹿明博候補者。駆けつけた宇都宮都知事候補と)
「今度の選挙は、日本のこれからを決める本当に大切な選挙」とは、選挙のたびにいわれることです。けれど、私は今回(恥ずかしながら初めて)心から本気でそう思いました。
3.11の後、多くの人と同じように私も、政治家や役人やマスコミが「ここまでひどかったのか」と驚きあきれました(以前はまだどこか信頼していたのですね。まあ人のことばかり批判できないので、自分はどうなのか、と自問して暮らしてますが。)
その後もどんどん政治は迷走するばかりで、脱原発ひとつしっかり決められない、どころか再稼働・推進を謳う勢力が政権を握りそうな雰囲気。これはまずい、出来ることはしなくては、とマジで思います。
で、とりあえず自分の選挙区はどうなのだ、と思ったのは、夏の頃だったか。わが東京16区選出は、(当時)民主党一年生の初鹿明博代議士。都議からたたき上げの若い政治家で、消費税増税の際には、処分覚悟の反対票を投じているので、信念ある人かもしれない。で、直接確かめるべく、彼を囲む飲み会に足を運んだのは、11月初めでした。
気さくにお好み焼きを焼いてくれたりしながら、政局を語る様子は情熱的かつ自然体です。初鹿さんのもっとも熱心に取り組んでいるのは障害者問題で、3年あまりの衆議員生活の間に、障害者総合支援法を中心となって取りまとめ成立させたのが一番の仕事だったといいます。脱原発、反TPPの姿勢も確認。2日後には沖縄に飛んでオスプレイ配備に反対している人たちと交流するとも。
その日、格差是正を忘れて新自由主義に走った民主党には愛想が尽きたので、近々離党する、と表明するのを聞きました。離党後どこに所属するかはまだ未定、だとも。
私は、16区に投票すべき人がいてくれてよかった、と思いました。
まもなく衆議院が解散となり、初鹿さんは民主党を離党し、数日後に「みどりの風」に合流。
その後、「みどりの風」と「国民の生活が第一」等が合流して「日本未来の党」が結成され、初鹿さんは「未来」の公認候補者となりました。この間、所属を変えたが、「自分はぶれていない、変わってしまったのは民主党の方」という言葉は心からのものでしょう(どうも根っから真面目な人のようです)。
この間、決起大会や事務所開きに参加して、「みどりの風」の皆さんや鳩山元首相、山本太郎さん、宇都宮けんじさんなどの話を聞き、なるほど直接会って話を聞くとよくもわるくもどんな人かわかるもんだ、と実感。
そう思って、選挙公報や政見放送を見ると、以前より裏側が見えてくるようになりました。まだまだですが。
しかしとにかく、今回の選挙!!!