エンディングノート作成からちょうど1年後の2019年5月、母が入院となります。
健康診断で訪れていた総合病院の玄関で意識が遠のいて後方に転倒、頭部を縫合するようなケガをします。この時念のため全身のレントゲンを撮影したのですが、ここで肺に影が見つかります。
気管支へのファイバー内視鏡にて生検、「肺小細胞ガン、STAGE1」「リンパへの転移あり」と診断されます。
両親それぞれに携帯電話を契約して持たせ、緊急連絡に備えました。また西宮市高齢福祉課に相談し、介護認定に向けた面談の調整を行いました。
これと同時に地域包括センターの担当者に相談を行い、退院後の自宅での生活を補完する為、
・自宅のバリアフリーチェック
・地域包括センターで実施可能なデイケア内容の確認
→投薬管理、見守り、体調管理、通院サポート、リハビリ
・配食・宅食サービスの利用方法確認
・訪問看護の相談
について、具体的なサポート内容をご教示いただき、本人や父の希望も勘案して今後の計画を立てました。
例) 要介護1の場合、週2回までのヘルパー派遣が可能、宅食サービスは1食あたり7-800円程、等
エンディングノートに記載のとおり、母の希望に合わせて親戚や友人に病状を連絡しました。
このころ(2019年8月)から、両親が入居可能な介護サービス付き高齢者住宅の比較検討を始めていました。
母の体力が低下してきた1年間ぐらいは、炊事・洗濯・掃除がおぼつかなくなり、父が頑張って行ってきましたが、食事のバランスだけはどうにも改善が必要で大きな懸念事項となっていました。つい出来合いのお惣菜やインスタント食品に走りがちで、炊飯器でご飯を炊くこともやっていませんでした。
私が東京から帰省する数日間は食事を作ったりもできましたが、継続して改善するには宅食サービス利用や施設入居が望ましいと考えておりました。
この後、2019年は8月から12月まで、母が入退院を繰り返し、父の腰痛も悪化して歩行困難となり、父についても介護認定の調整が必要となっていきます。
翌2020年春には「家族信託契約」「遺言書作成」ができるように、両親と意思確認を始めました。
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