さて何の変哲も無い昔のはがきです。
古いというだけでよくある葉書ですが
3種類の葉書であります。
左・中が官製はがき、右が私製はがき、ですが
五十銭時代なので、昭和22年4月1日~昭和23年7月9日まで?
戦後間もないということで、紙もあまり良いとはいえません。
お次は
2円時代なので、昭和23年7月10日~昭和26年10月30日まで
紙がちょっと良くなっております。
ここまでが官製ハガキ
そして私製はがきはこちら
きがは便郵 ではございませんw
郵便はがきでございます。
逆から書いてあるではないか!とつっこまれる方が居るかもしれませんが、
明治時代にはじまった郵便はがきは当時、きかは便郵となっており、昭和8年から、きがは便郵となりまして、郵便はがきとなったのは昭和20年以降だそうです。
右から読むのではないのです。当時は縦書きでした。縦書きのときは右から読みますよね?
一文字づつ縦書きに書いてあるのです。
そう思えば読みやすいでしょうw
倉庫番長も最近知りましたwwwww
さてそんなハガキですが、ここで終ったら普通のハガキ、裏を見てみましょう!
なんとまあ届出伝染病届票でした。
五十銭のはがきの裏です。
当時は伝染病(コレラ・チフス・赤痢などかな?)にかかると、管轄の保健所に届け出たんですね。〇京と書いてあるのは京都府のことだと思います。
今だったら個人情報とかでこんなのハガキで出すことないでしょうけど。
2円のハガキの裏です。
あて先が厚生省になっています。
私製はがきの裏です。
昭和になってますので、昭和8年~のでしょう。
いずれも未使用で複数枚あります。
当時の資料ですかね。