ガンで急逝した弟とは、実家の事で距離が出来てしまっていた
実家は弟が継ぐ事になっていた、自分は、その事に異論がある訳ではなく、寧ろ歓迎で協力する
気もあったが、弟にその自覚がまったくなかった、ソレが距離ができた最大の原因だった
弟は公務員(県の事務職)で、自分は漫画やイラストで食いつなぐオタクな商売で
早々に東京に出てしまい家を継ぐ気などさらさら無しの態度を取ったこともあり
両親は「弟に家をついでもらうがいいか?」と言うので自分は了承していた
弟も(不満はあっただろうが)一応、了解してた、、、、のだと思う
その弟が、実家の事を何もしない事態が勃発
精神的なモノに起因するらしく仕事のストレスからか?【双極性躁鬱病】というモノに
なってしまい家の事に関する日常的な雑務を全て放棄した状態と言うか、
最初から家の事はヤル気無し、自覚も無し、責任感も無しの状態が慢性化したのだ
結果、高齢の両親が掃除、炊事、洗濯を(弟の分も含めて)ずっと行っていた
弟は実家を継ぐのが嫌という訳ではなかったと思う、実際ずっと実家には居たのだから、
そんなに嫌なら実家を出ればいいのではと自分は思ったが、弟にその気はなかった様だ
余談になるが
【双極性躁鬱病】とは、そういうモノなのだろうか?勉強不足の自分にはよくわからなかった
気持ちが躁のときと鬱のときがる、それはわかる
弟が趣味の競技用自転車やマラソンに興じ自転車やランニングウエアーや靴を買いまくったのも
少し躁状態だったのだろうと思う、
また、仕事に行きたくない、やめたい、と溢したと聞いたがソレは鬱状態だったのだろう、
これらはまだ自分的には理解できたが一番困ったというか呆れたのが、
【掃除をしない、片付けられない】事だった
それは実家の事全般は勿論、弟自身の身の回りの事にも及ぶのだ、、、
コレには呆れるしかなかった
丁度ソレを訝しがっているころNHKで「連れが鬱になりました」と言うようなドラマが
やっていたが、ソレはただの甘えでは?自分に言わせれば「私が鬱になりました」だろ、
と思った
それなら自分的には問題はないからだ、家を出て、鬱の時は一人で落ち込み
躁状態になったら自宅に来て、少し実家を手伝えばいい、それでいいのではないか、、、と
たとえ話だが
野球選手は躁鬱病だろうが二日酔いだろうが、試合で打てばチーム的には文句はないのだ
弟も躁鬱病だろが何だろうが、掃除さえすれば、取り合えず実家的には(自分は)文句は
なかったのだが
弟は頑なに、掃除、整理整頓に関しては行わなかった、コレも躁鬱病の症状なのか???
自分には最期まで理解できなかった、、、どうすればよかったのかも不明である
つづく