そう、そうなのですよ。
というのは うちのつれあいの信条です。
私は 粘りなく あきらめやすいタチなんで・・・
今回の帰省は新幹線を利用しました。
九州から関東まで新幹線。
えぇ、ええ、もちろん長かったです。すごく長かったです。
帰りなんて娘と2人旅だったので マジ泣きそうでした。
何故 新幹線かというと娘が「しんかんせんにのってみたい」と言ったからです。
親バカが「いいよぉ~、おとうやんが乗せてやる!」って。
そうは言っても2歳児の言うこと、と思っていたら 案の定乗って5分でもう退屈してました。
それは 前置きで(長すぎ?)
その新幹線旅の道中で「人間何事もあきらめてはいけない」を実感する出来事に遭遇しました。
私たちと同じく小倉から乗り込み 通路を挟んで斜め前に
座っていたおじさん(65歳くらい?)は
旅なれた様子で 新幹線での暇つぶしグッズをたくさん持参していました。
先ずは 保温水筒から透明液体(湯気有→たぶん焼酎お湯割り)を注ぎ
つまみとともにぐびぐび。
次にウォークマンを取り出し好きな音楽を楽しむおじさん。
これがCDでもMDでもなく カセットテープ、
それも太いマジックペンでの手書きラベル付きだったことが
私にこのおじさんウォッチングを更に夢中にさせたのでした。
それから しばらくしたら なにやら本を取り出し 読みながら
こんどは日本酒をあけて飲み始めました。
そして程なくして スヤスヤと静かに眠りの世界へと誘われていきました。
その後もおじさんは静かに静かに熟睡のご様子でございました。
(静かに寝るのは感心です!)
その頃新幹線は京都に着き 人の乗り降りもすっかり終わり
そろそろドアが閉まろうかとしたそのとき・・・
目覚めたおじさんは ハッとして回りをキョロキョロ
「ここは京都かね!? しもた~っ!!!!」
大慌てで テーブルの上の本やら何やらをつかんで
網棚の荷物と上着を持って降りようと走り出したのですが
なんと例の私を喜ばせたウォークマンのイヤホンが前の席のうしろについた
荷物入れの網に引っかかってすぐには取れないのです。
ずっと前からじーっとおじさんに注目していた私は
思わずお手伝いしましたよ。
そして おじさんがすっとんでいってまもなく
ドアがプシュっと閉まりました。
つれあいに「いや~ 人間何事もあきらめたらいかんのやねぇ~」と言うと
彼は「そりゃそうだよ。最後の一瞬まで絶対あきらめちゃだめだよ」と
いつもの持論を展開し それに反論しない私にとても満足気でした。
私も いつもすぐにあきらめるタチだけど
少しは考え直さんといかんかなぁ なんてちょっと思った出来事でした。
おしまい。
それから しばらくたってトイレに行ったら・・・・
い、いましたそのおじさんが!!
寒い通路に、背中を向けて、外を向いて立っていました。
実は間に合わなかったんだ・・・・。
もう、元の席には戻れなかったのね。
次の名古屋で降りた 模様です。
う~ん、やっぱり人間頑張ってもダメなときってあるよね。
チャンチャン。
というのは うちのつれあいの信条です。
私は 粘りなく あきらめやすいタチなんで・・・
今回の帰省は新幹線を利用しました。
九州から関東まで新幹線。
えぇ、ええ、もちろん長かったです。すごく長かったです。
帰りなんて娘と2人旅だったので マジ泣きそうでした。
何故 新幹線かというと娘が「しんかんせんにのってみたい」と言ったからです。
親バカが「いいよぉ~、おとうやんが乗せてやる!」って。
そうは言っても2歳児の言うこと、と思っていたら 案の定乗って5分でもう退屈してました。
それは 前置きで(長すぎ?)
その新幹線旅の道中で「人間何事もあきらめてはいけない」を実感する出来事に遭遇しました。
私たちと同じく小倉から乗り込み 通路を挟んで斜め前に
座っていたおじさん(65歳くらい?)は
旅なれた様子で 新幹線での暇つぶしグッズをたくさん持参していました。
先ずは 保温水筒から透明液体(湯気有→たぶん焼酎お湯割り)を注ぎ
つまみとともにぐびぐび。
次にウォークマンを取り出し好きな音楽を楽しむおじさん。
これがCDでもMDでもなく カセットテープ、
それも太いマジックペンでの手書きラベル付きだったことが
私にこのおじさんウォッチングを更に夢中にさせたのでした。
それから しばらくしたら なにやら本を取り出し 読みながら
こんどは日本酒をあけて飲み始めました。
そして程なくして スヤスヤと静かに眠りの世界へと誘われていきました。
その後もおじさんは静かに静かに熟睡のご様子でございました。
(静かに寝るのは感心です!)
その頃新幹線は京都に着き 人の乗り降りもすっかり終わり
そろそろドアが閉まろうかとしたそのとき・・・
目覚めたおじさんは ハッとして回りをキョロキョロ
「ここは京都かね!? しもた~っ!!!!」
大慌てで テーブルの上の本やら何やらをつかんで
網棚の荷物と上着を持って降りようと走り出したのですが
なんと例の私を喜ばせたウォークマンのイヤホンが前の席のうしろについた
荷物入れの網に引っかかってすぐには取れないのです。
ずっと前からじーっとおじさんに注目していた私は
思わずお手伝いしましたよ。
そして おじさんがすっとんでいってまもなく
ドアがプシュっと閉まりました。
つれあいに「いや~ 人間何事もあきらめたらいかんのやねぇ~」と言うと
彼は「そりゃそうだよ。最後の一瞬まで絶対あきらめちゃだめだよ」と
いつもの持論を展開し それに反論しない私にとても満足気でした。
私も いつもすぐにあきらめるタチだけど
少しは考え直さんといかんかなぁ なんてちょっと思った出来事でした。
おしまい。
それから しばらくたってトイレに行ったら・・・・
い、いましたそのおじさんが!!
寒い通路に、背中を向けて、外を向いて立っていました。
実は間に合わなかったんだ・・・・。
もう、元の席には戻れなかったのね。
次の名古屋で降りた 模様です。
う~ん、やっぱり人間頑張ってもダメなときってあるよね。
チャンチャン。