そういうタイトルのマンガが、私の子ども時代にありました。
「玄米ご飯を炊くために、1時間以上もガスコンロの前でお鍋の番をするのはもういやだ!」
一時帰国前の私は、反乱を起こしました。
キッチンにはエアコンがないので、換気扇を回していても灼熱地獄なんですよ。
相方になだめられ、「戻ってきたら、炊飯器か圧力鍋を見に行こう」と、約束を取り付けました。
「圧力鍋なら、ガスの見張りのいらない電気のやつに!」と、注文も付けました。
そして、シンガポールへ戻ってきたその週末、家電屋さんめぐりをしました。
今回の炊飯器または圧力鍋の条件は次のとおり
1.玄米が炊ける…主食なので必須条件。
2.価格が安い…帰国時は捨てるので、初期投資は最小限に。たぶん1年もいないので耐久性は問いません。
3.つくりや機能が私にも使える単純さ…英語のマニュアルなんて読む気、ありませんから。(気の問題?)
ところが、玄米モードのある炊飯器はすこぶる高い。
普通の炊飯器が$30(約2,000円)くらいからあるのに対して、$300(約2万円)以上のものもザラ。
10倍って!
私があらかじめ偵察して目をつけていたのが、日本の某大手メーカーので、唯一の$100(約7,000円)以下。
もうこれに決まるかと思ったのですが、
酒飲みでたいしてご飯なんて食べないくせに、ご飯のおいしさにとことんこだわる相方が言うには、
「こんなうすっぺらい釜で、おいしい玄米ご飯が炊けるわけがない!」とか。
でも、厚い釜の炊飯器は$400(約27,000円)くらいします。
相方、「上海で使ってた圧力鍋、あれよかったよね。あんなの探そうよ」と、主婦である私以上の熱意。
上海では中国ブランドの電気圧力鍋を使っていました。
無骨でしっかりしたつくりで、釜も厚く、操作が大変シンプル、マニュアルを読まなくても使えました。
しかも、日本円で3、4千円くらいだったそうです。
ご飯を炊くだけじゃなく、煮豆もよく作ったし、圧力鍋、炊飯器よりも利用価値大かも。
で、そこから家電屋さんを西に東にいったい何軒巡ったことか。
1日がかりの大仕事。
ヨーロッパや日本のブランドの圧力鍋は$400(27,000円)くらいからと、途方もなく高価。
中国ブランドに絞り込むことに。
中国ブランドの家電は総じて価格も安いし、
付加価値を求めてないからつくりも機能も単純明快、と、私たちの希望どおり。
そうして、選ばれたのがこの方です。
あきらクン!!
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$89(約6,000円)でした。
ご飯、おかゆ、スープ、豆など、料理するものに応じてキーがワンタッチ。
でもこういうのだと炊く時間の融通が利かないから、色々な料理を作るにはかえって不便。
そこは割り切りました。
AKIRAってカンボジアでも幅をきかせていました。
中国ブランド(だと思います)はなぜか日本名のような響き。
他にも、TAIYOとか、FUNAKOSHIとか、ありました。
あわよくば日本ブランドと勘違いして買ってくれるかも、ってコンタンなんでしょうか。
ちゃっかりものの中国ブランドを見習って、私もちゃっかりミキサーも買ってもらいました。
モーリス!!
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私が若いとき、こんなタイトルのホモ映画があったな…。
おそらくこちらも中国ブランドではないかと。
$29(約2,000円)。
シンガポールのミキサーは容器がプラスチック製のものが多く、ガラス製だと一気に3倍以上の高値に。
ガラスの容器でこの値段はこの方だけでした。
ミキサーの売り場はこんな感じでした。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/56/1f85873469547cb7e9685f54961c02b9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/56/1f85873469547cb7e9685f54961c02b9.jpg)
つくりも機能もシンプルだから、マニュアルだってこのとおり、ぺらんぺらん、これですべてです。
レシピブックなんて気の利いたもん、中国ブランドに求めてはいけません。
どうせ読まないんだから、これで十分。
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さあ、今日からあきらクンとモーリスがわが家の家電の仲間入り。
元々あった家電は、エレクトロラックス、ティファール、フィリップスなどと高給取りの洋モノ路線。
低賃金のアジア勢の活躍に期待します。
途中休憩のお昼ごはんは、
イドリという米粉で作った蒸しパンが名物の南インドのベジタリアンの食堂へ。
南インドでは有名なお店なのか、お昼時をはずしていったのに繁盛しておりました。
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左の写真の白くて丸いのがイドリ、
タダでおかわり自由の色んな味のソース(?)をつけていただきます。
全般に、おいしい、といえなくはないですが、
バター、ヨーグルトくらいしか動物性のものは使っていないので、
ベジタリアンフードに慣れていないとつらいと思います。