みりんの徒然声

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みりんの徒然声 バードマン

2017-01-13 21:23:36 | 日記
バードマンという映画を借りてきて見た。かつての名俳優が落ちぶれて再起をはかって舞台をやる話だ。あたしは過去の名声などないけれど、現状を良くしようと奔放する彼の気持ちに泣いてしまった。薄暗い小さな楽屋や舞台を見ていると昔、アマチュアだけどお芝居をやっていたことも思い出されて、ただ涙が出た。夢破れたら鳥のように何処かに飛ぶしかないのかもしれない。日本語通訳がすごく良くて、その言葉の美しさにも泣けた。幸せってなんだろう?って考えてしまう。五体満足なら、結婚していたら、子供がいたら幸せ?幸せに正しいも間違いもない。ただ本当にあなたは良くやった、って言われたら全て救われることもある。人間の感情は多重だ。なんであたしはこんなに過去を思い出すのだろう?輝かしいものはないのに。バードマンを見てただ泣いている。何が悲しいのかもよくわからないけど。痛烈に思うのは、やっぱりあたしは寂しいのだ。誰かといたいとかじゃなく、自分がただ寂しいのだ。羽根が欲しい。フェイクじゃなく、本当の羽根。

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