しっぽ娘達と行く四万十川沈下橋。
今回は、
四万十川支流 、目黒川にある5番目の沈下橋
「須崎の沈下橋」
すさき の ちんかばし
ちーっちゃい沈下橋です。
見た目の大きな特徴は、右側の石積みされた部分。
ちーっちゃいですが、洪水で無くなってしまっては困る橋なのでしょう。
この橋は「四万十川沈下橋の保存対象」(生活文化遺産として保存していく)になっていないので、
あてずっぽうですが、地域の方で協力して補強したような感じを受けました。
高さも低く、長さも5mちょっとぐらい。
対岸と結ぶ歩行用の橋です。
石積みは対岸の道にもありました。
山間の集落にとって石積みの技術は、とても重要で、
段々畑や家屋や道づくりに欠かせなかったそうです。
そう言えば河原には、石積みに手頃そうな石がゴロゴロしています。
この石を運ぶためにも、沈下橋は必要だったのかもしれません。
沈下橋には、必ずと言っていいほど、こういった指標が立っています。
「四万十川流域で一番身近い沈下橋で、少しでも増水すると、川の中で沈んでしまいます。」
と、書かれています。
ちーっちゃくても、地域の歴史が詰まった橋。
流域全般の情報の一つとして、保存していってほしいです。
いないとは思いますが、もしももしももしも、
この橋に興味を持たれた方がいましたら、
地図を参照して、写真の場所を見つけて下さい。
非常に見つけにくいです。
頑張れ。私も頑張った(笑)
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公益財団法人四万十川財団「四万十川の沈下橋」を参考にしています。1998年7月「四万十川沈下橋保存方針」が策定され、四万十川流域の沈下橋は生活文化遺産として後世に引き継ぐべきと定まり、重点的に保存・維持管理の方針がとられることとなりました。四万十川には多くの沈下橋がありますが、本流22橋、支流26橋の48橋が対象となっています。このブログでは、「四万十川沈下橋保存方針」の対象となっている48橋を巡っています。
11月23日撮影
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