優雅な焼肉

ペルちゃん、ソワソワ。

ちょっと、目が怖い！

だけど、それも仕方がない。
今日は、ペルちゃん家のお庭で焼肉です。

ステーキ肉を香ばしく炭火で焼く匂いが、３軒先まで届いてる。

この匂い、犬には堪りません

クラシック音楽を聞きながら、美味しいお肉を食べる。
ねっ、ちょっぴり優雅でしょ？

でも、ペルちゃんは音楽なんてどうでもいいんです。

お肉が欲しくて、あっちでおねだり、こっちでおねだり。

お肉はもちろん美味しいけれど、炭火で焼くと、椎茸もレンコンも厚揚げも長芋も、み～んな美味しい。

お腹いっぱい食べたけど、最後のお餅も美味しかった。

う～ん、満足

あれっ？カンちゃんの姿が見えないって？

実は、私はお留守番。
美味しそうな匂いのお母さんたちが帰ってきて、モモ姉さんと２匹で匂いを追い回していました。

良い子でお留守番したんだから、今日の夕飯は肉たっぷりにしてよね

モモ姉さんのセーター

今日は、涼しいを通り越し、肌寒いくらいの陽気だと皆は言いますが、私たち犬には快適です。

だけど、カンちゃんのお姉さんは「モモちゃん、寒くない？」って心配しています。

モモ姉さんは、１６歳。
人間で言えば、おばあちゃんです。

風邪をひいたらいけないと、冬になると洋服を着てお散歩。
私は寒くないけれど、お母さんたちは面白がって洋服を着せるのが憂鬱です

犬の洋服は、サイズ選びが難しい。
だから、だいぶ前に人間のお姉さんは、モモ姉さんの為にセーターを編んであげました。

縁や襟元のフリフリが可愛いでしょ

１枚じゃ少ないので、今年はもう１着編んであげるそうです。

ねぇねぇ、私の着こなし、どう？

私にも、編んであげたくなってきたでしょ？

お誕生日ケーキ

カンちゃんのお母さんのお誕生日に、いつも「甘いものはダメ！」と言うお父さんが、珍しくケーキを買ってくれました。

お母さんのお気に入り、リリエンベルグの「さつまいものシャルロット」。

ふわふわで、美味しいんです

ホールならではの可愛らしいデコレーションも気に入りましたが、よく見ると、お母さんの天敵モグラが

お庭だけじゃなく、お誕生日のケーキにまで穴を開ける気？

可愛い顔して、悪い奴ね！

カットしたケーキの中に、穴らしきもの・・・？
「やっぱり！」
って思ったら、プリンらしきものが挟まっていて、それがモグラの掘った穴みたいに見える。


お母さんを困らせる悪い奴は、私が食べちゃうぞー！

甘～い匂いがして、美味しそうなモグラだなぁ

台所の神様

カンちゃんのおばあちゃんが言うには、台所には「コウジン様」という神様がいるらしい。

その神様は、とても有難い神様で、探し物を見つけてくださるそうです。

これは、おばあちゃんも２度経験済み
どうしても見つからなくて、コウジン様にお願いすると、確認済みのタンスに足が向いたそうです。
「でも、そこは探したから…」と思い、他を探そうとしても足がタンスに行きたがる。
もしや！と、タンスを探してみると、探し物が見つかったのです。

おばあちゃんの家にはコウジン様の居場所があって、毎日お水を差し上げているからお願いを聞いてくださるのでしょう。
だから、居場所を用意していないカンちゃんの家に、コウジン様は、いらっしゃらないと思っていました。

それがね・・・。

この間、ずっと放っておいた棚を、カンちゃんのお姉さんは急に片付けたくなりました。
「綺麗に整理されたバンダナやランチョンマットを、１枚ずつ畳み直すなんて変だなぁ」と自覚しつつ片付けると、春先に作って、もう無いと思っていたマーマレードが１瓶出てきたのです

まるで、誰かが「早く使ってくれ！」とでも言っているみたいに、ポンと目の前に現れたマーマレード。

その時、お姉さんは思いました。
「台所の神様のコウジン様は、きっと食べ物が無駄になるのが嫌で教えてくれたんだ！」
それから、「台所があるところに、コウジン様在り」と、お姉さんは信じています。

だけど、私は思うんだ。

最近、家の中をウヨウヨしている白い奴。

「あいつらが悪戯しているんじゃないか？」ってね。

お菓子をたくさん用意したから、良い悪戯をしてくれたのかもしれません。

ハロウィンの飾りつけ

そろそろ、カンちゃんのおばあちゃんが、やって来る頃。

イベント好きなおばあちゃんの為、ハロウィンの飾り付けをしました。

飴やチョコが、あちこちに散乱している。

「あっちにも、こっちにもお菓子が転がってると、お母さんが食べちゃうんじゃないかしら？」と、カンちゃんは心配します。

少なくとも、私なら我慢できないわ！

ハロウィンの絵も、さらにハロウィン度ＵＰ


その他にも、あちこちに魔女やらオバケ、コウモリがウヨウヨ。

目敏いおばあちゃんは、去年の飾りつけとの違いまで見つけます。
だから、手を抜けないんだって。

頂き物のお菓子で、ちょっと豪華なティータイム


ぼんやり光る南瓜電気を眺めながら、暗闇に潜み、お茶をすする。


怪しげな感じが、カンちゃんのお母さんのお気に入りです。