つぼみ

暖かい日が続いて、草花が元気です。

桜の開花宣言も発表されましたが、カンちゃんの散歩道の桜は、まだ咲いていません。
それでも、カンちゃん家の庭では春が駆け回っているような変化が、毎日私たちを楽しませてくれます。

今日は、そんなカンちゃん家の庭の蕾たちを紹介しましょう。

真上からじゃないと見えない、牡丹の蕾。

大切な蕾を守るように、しっかりと葉っぱがガードしています。

牡丹の花は見るからに豪華だけど、香りも強い。
難点は、あっという間に咲き終わってしまうことだけ・・・。

大好きなオダマキの蕾。

日当たりが良いからなのか、バラの側で栄養たっぷりだからなのか、この1本だけが他のオダマキよりも元気で、一番乗りで蕾をつけていました。

カンちゃん家に沢山あるオダマキ。
これは、何色かな？
それは咲いてからのお楽しみ♪

お母さんが大好きなクレマチスの蕾。

これだけじゃなくて、あっちにもこっちにも・・・・・。

グングン植物が伸びてくるこの時期、花好きカンちゃんのお母さんは暇さえあればお庭にいます。
そして、ちょっとクレマチスに興味を示す人が現れると、時間も忘れ、延々と話し続けます。
だから、ご近所の方はご注意を！


どんなに辛いことがあっても、お日様は昇るし、春も訪れます。

時には自分の気持ちを無視して進む時間に、腹が立ったり、不安になったりもするけれど、変わらずにいてくれる毎日は、大切な家族のように帰りを待っていてくれる。
被災された方々に、日常が「おかえり」って言う日を待ち望んで・・・。

お昼寝よりも…

すっかり日差しが春らしくなり、暖かい陽だまりでのお昼寝は極上の時間。

高齢で、ほとんど一日中寝ているモモ姉さんですが、ふわふわな布団とお日様には敏感です。

お昼寝中の気持ち良さそうな顔を見ると、お母さんは眠くなり、ついついモモ姉さんと一緒にお昼寝してしまうそうですが、私カンちゃんは、お昼寝よりも遊びたい！
「恐ろしい中高年だね」って、家族には言われます。

カサカサって音がすると・・・・・。

「ねぇ、何持ってるの？」

「投げて♪」

「こんなの持ってきたけど、投げてもらえる？」

オモチャが気に入らないから投げてくれないのかと次から次へと持ってくるので、ターゲットになった家族の足元にはオモチャがゴロゴロ転がります。

いつもと変わらない、カンちゃんの日常。

犬も人も、普通の時間が過ごせるのは何よりの幸せです。
犬にとって、家族から離れることは一番辛いこと。
被災地で仕方なく離れ離れになった犬たちのことを思うと、胸が締めつけられる思いです。

人はもちろん、全ての生き物が、一日でも早く穏やかで心配の無い生活を取り戻すことが出来ますように・・・。

カンちゃん家のスコーン

カンちゃん家のスコーンは人気者。
お外であまり食べたことが無いカンちゃんのお姉さんの手作りですが、人に言わせると外で食べるものより美味しいそうです。

あまり贅沢をしてはいけないと思う日々ですが、久々のお茶会でスコーンを焼きました。

ジャムは定番のイチゴとブルーベリー。

山のように積んだスコーンは、あっと言う間に消えていきます。

それをジッと見つめるペルちゃん。

スコーンは大好物なので、目の前のスコーンが無くなるのをハラハラしながら見ています。

こんな目で見つめられたら、あげない訳にはいかないです・・・・・。

カンちゃん家のクリスマスローズ

最近、知恵をつけたカンちゃんのお姉さんは、電力が足りてそうな時間にパソコンを開けることにしました。
誰かの心のチョットした潤いになれますように・・・。


カンちゃん家のクリスマスローズが、見頃を迎えています。

モグラに庭中穴をあけられて、枯れてしまいそうになったものもあったけれど、踏ん張って咲いてくれました。

クリスマスローズの花は、とても種類が多いです。

花びらも色々。

フリルのような白い花。

花色も微妙に違うところが、クリスマスローズの面白いところ。

ピンクも色々で、濃い色、薄い色、少し紫がかったものなど思い通りのものを買うのも一苦労です。

縁にピンクが入った花は、お気に入りの品種。

カンちゃんのお姉さんの一番のお気に入りは、白のダブル。

花が終わり、徐々に緑がかってくるところまで綺麗なんです。
だけど、今年はちょっと元気がありません。

今年はピンクのダブルが、よく咲いています。

豪華なダブルの花は、沢山あるクリスマスローズの中でも目立つ存在。

だけど、どの花も綺麗で愛しい。


「花を見ると元気をもらえるね」とカンちゃんのお母さんは言います。
それは、きっと、花が生きることだけに一生懸命だから。
「日本が元気になるように、たくさん花を咲かせなくては！」と頑張るお母さんですが、効果があるのかどうかは疑問です・・・。

被災地に私たちが元気を届けなくてはいけないのに、被災された方々の頑張りに元気を貰っています。
花のように綺麗で、たくましい、その姿に。

お返しが出来るように、頑張らなくちゃね！

お日様のパン

地震の翌日から、被害がほとんど無かったカンちゃん家の近所でも何故だかパンが消えた。

人から聞いた話だと、スーパーだけじゃなく、駅やデパートの中のパン屋さんからもパンが消えたそうです。
焼いていないわけじゃなく、焼いたそばから無くなるのだとか・・・。
みんな、余程パンが好きなのね。

だから、ここのところパンを焼く機会が増えて、ぶどうパンやフランスパンにも挑戦しました。

カンちゃん家で焼くパンは、以前から省エネ型の「お日様パン」。
晴れの日じゃないと発酵が出来ないので、あまり作りません。

この日は、1次発酵まで晴れていたのにお日様が隠れてしまいました。

お日様まかせなので完璧なパンはなかなか出来ないけれど、食いしん坊のカンちゃん一家は何でもペロリ♪

今日も味見で半分以上がなくなります。

カンちゃんのお母さんが開発した「おからサンド」で大半が無くなり、次の日の朝用のパンは数枚になっていました。


今ではスーパーも落ち着いて、パンのほかにも沢山の商品がいつもと変わらず並んでいます。
便利に慣れてしまった私たちは、少しの不便にも敏感になりがち。
だけど、無ければ無いなりに工夫したり楽しんだり出来るはず。
避難所での子供たちが、こんな時でも自分達で遊びを見つけ、明るく笑う姿を見て思いました。

大変な時だからこそ、当たり前のようにある小さな幸せを大切にしていけたらと思います。

さぁ、次は何パンを焼こうかな？

頑張りすぎの省エネが続き、ギスギスし始めたカンちゃん家の小さな幸せでした。