ひよこのごはん

美味しいものが大好きな、ひよこの日常。只今、決死の減量中のため食いしん坊を封印中なのだけど・・・。

美術館に行きたい!

2012-03-28 | カンちゃんのひとり言
最近、『和』に傾き気味。

茶道に、和菓子作り、絵の題材も『和』が多い。

今、お教室で描いているのは、伊藤若冲。

ただ見るだけでも素敵なのだけど、絵に描くと、じっくり見つめるせいか絵の良さを再認識しました。

2cmほどの写真を見て描いているけれど、「本物は、どんなに綺麗だろう」と思います。


そしたら、上野の東京国立博物館「ボストン美術館 日本美術の至宝」で、若冲も展示されているんですよね。
ゆっくり見たいから、春休みが終わったら見に行く予定。

早く見に行きたいなぁ~♪

遅い春の訪れ

2012-03-25 | カンちゃんのひとり言
お年寄りのモモちゃんは、冬の間中、ダウンコートに包まれてお散歩していました。

歳をとると、寒さが身に沁みるそうです。

春の訪れが遅れた今年の冬は、一際辛かったかもしれません。
仲良しだったカンちゃんもいなくなって、心まで寒い日が続いたしね・・・。


今年は例年に比べ、1ヶ月くらい遅くなった梅の花。

やっと、7~8分咲きになりました。

いつもなら今頃は、「桜の蕾が膨らみ始めたね」なんて話をしている頃なのに調子が狂ってしまいますね。

今か今かと咲くのを待っていたせいか、一斉に咲いた今年の梅は、より豪華です。


散歩道の河津桜も、ここ数日で一気に開き始めました。

年々、花数を増やして、私たちの楽しみも増しています。

人間も嬉しくなるけれど、鳥たちにとっても待ちに待った春なのでしょう。
花をつけた梅や河津桜の木には、メジロやヒヨドリが賑やかに飛び回っていました。


季節を示す針も、ようやくの動き出したかな?


これからは、我が家のモモちゃんも、ダウンコートから出てくる日が増えます。

心も、体も、軽くなっていくみたい。


日一日と、暖かくなる春の日差し。

お散歩が楽しくなる季節の到来が、待ち遠しい今日この頃です。

畑仕事のお手伝い

2012-03-22 | カンちゃんのひとり言
先日、お母さんが所属する「南ちゃんの会」の畑に、ジャガイモを植えるお手伝いに行きました。

本当は、お母さんの仕事だけど、「一人じゃ大変だなぁ・・・手伝う?」って言われて、私とペルちゃんのお母さんも駆り出されたのです。

緑の中を抜けて行った、山の中に畑はあります。

以前は「ここは、東京都?」っていうくらい静かな山でしたが、開発が始まり、木は切り倒されて、景色はすっかり変わっていました。

人の土地ではあるけれど、都心から30分ほどなのに緑豊かな山は、この地域に住む私たちの自慢の風景だったから、少し悲しい・・・・・。
辿り着いた「南ちゃん」の畑からも、切り取られたように、むき出しの地面が見えました。

住宅街の畑と違って、山の中の畑は気持ちが良い。

鳥の声を聞きながら、ジャガイモを植える場所の茅を取り除き、畝を作って肥料を入れ、ジャガイモを植えます。

慣れない私たちには、重労働・・・。
あちこち痛くなりながらも、全部植えました。


暫く放置されていた畑だったので、耕運機で耕した畑には茅の切れ端が沢山鋤き込まれています。

生命力の強い茅の切れ端を放っておくと、根っこが出てきてしまうらしいのですが、取り除くのは一苦労。

それを人一倍真剣に取り除くウチのお母さんですが、それには理由がありました。


せっかく植えたジャガイモに茅が刺さるというのです。

こんな光景が現実にあったなら、珍百景に登録されることでしょう。


「絶対に、ありえません!」って言っても、心配なお母さんなのでした。

悲しみのモモちゃん

2012-03-15 | カンちゃんのひとり言
カンちゃんが亡くなっても、相棒のモモちゃんは17歳という年齢のせいなのか、それほど気にしていないように見えました。

というか、人間が勝手に思い込んでいたんでしょうね。
自分たちの悲しみばかりで、気付いてあげられなかった・・・。


ここ1ヶ月ほど、夜になるとモモちゃんは、お布団の上で悲しそうで、苦しそうな声を上げて歩いています。
「どこか苦しいの?」と聞いても、(違う)って言うばかり。


先日、また悲しい声を上げながら、布団が膨らんでいるところを一生懸命、鼻で持ち上げようとしているモモちゃん。
普段なら省エネ運転で、無駄な動きはしないのに、何度も、何度も・・・。

それを見て、ハッとしました。

「モモちゃんは、布団の中で寝ていたカンちゃんを探しているんだ・・・」


(ずっと見かけないのは、入院しているからだ)と思っていたのが、いつまで経っても帰ってこないから探し始めたのです。

亡くなる前は、入院することも度々だったから・・・。


モモちゃんが寝ていると、必ず傍でくっついて寝ていたカンちゃん。
いつも(邪魔だ!)って言っていたのに、いないと寂しいんだね。

隙間ができたお布団同様に、モモちゃんの心にも隙間ができてしまいました。


みんな、カンちゃんが大好きだったから、人間も犬も寂しいのは一緒。

言葉が話せない分、一人で抱えているモモちゃんの悲しさは、余計に大きいのかもしれません。

去年の今頃…

2012-03-12 | カンちゃんのひとり言
震災から一年。

3月11日は、私の町でも震度5の大きな揺れがありました。


あの時は、初めての経験に慌てるカンちゃんを必死に守ったっけ。
そして、すっかりモモちゃんのことを忘れていて、慌てて探しに行くと、熟睡中だったなぁ・・・。

その時は、8歳も若いカンちゃんの方が長生きすると思って疑わなかったのに、今、モモちゃんは一人ぼっち。
100歳まで生きそうだった元気印のおばあちゃんも、この世からいなくなった。

地震の被害は無かったけれど、私にとって大切な命が2つ消えた1年でした。


突然のお別れは、とても辛い。


去年の今頃、カンちゃんと散歩しながら見た白木蓮の花。

白く清らかな花は、まるで皆が流した涙を受け止めているようだと思った。



今年は、まだ咲かない白木蓮。

なんだか淋しさが募るのは、寒さが残る春の日だからかしら。