オオカミになりたい(遺言)

ずっとそばにいるよ

古今名婦伝 「乳母浅岡」

2018-05-28 | 豊国錦絵

淺岡(あさおか)は、江戸時代に作られた歌舞伎作品の

「伽羅先代萩」に登場する女性

文久2年(1862)出版  歌川豊国(国貞)絵

 

乳母淺岡(めのとあさおか)

治國(おさめるくに)によこしまな心を防ぐには

慮(おもんばかり)を尽くしてやり遂げるべし

浅岡は一人でよく幼君を盛り立て奉(たてまつ)らせ

荊筵(はりのむしろ)に座して兎の毛で突きたる程の障碍もなく

ついに大忠成就に至るを無事に成し遂げたが

䑓子(だいす)の出来事は子供の遊びではない

篭の雀の千代八千代に伝わる功績を演戯(かぶき)に取り組み

また浄瑠璃に語りもしてあり感ぜぬ者はいないであろう

         (柳亭種彦記)


『面扶持を へさぬか粟の 鼠共』


  「伽羅先代萩」 の内容は wike からご覧下さい