春休みのデッサン室

春休みのだれもいないデッサン室。
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タイスの瞑想曲/ナタン・ミルシテイン

2010年11月03日 | こころにビタミン
ジュール・マスネの作曲。
この音楽はほとんどの方が耳にした事のある有名な音楽ですね。
最近ではフィギアスケートでキムヨナさんも浅田真央さんも使われているはずです。

ウェブ時代のお陰で、自宅にいながらいろんな知識が得られますが
この音楽もそうです。

無知な私はこれが歌劇「タイス(1894年初演)」の間奏曲ということを恥ずかしながら
知りませんした。
そしてこの物語のあらすじも知りませんでした。

ウェブに感謝しなければなりません。

時は4世紀末、ところはエジプトナイル川河畔。
そこにある僧院で修行する修道士の若者「アタナエル」は
アレキサンドリアの舞姫「タイス」に出会います。

美しい娼婦タイスは贅沢三昧、享楽的な生活を送り、さらなる刺激を求めて
堕落の道をたどっておりました。
アタナエルはそんなタイスを改心させ信仰の道へ誘おうと懸命に神の教えを説きます。

アタナエルのそんな熱意にタイスは改心し修道院に入ります。
一方、アタナエルはそうするうちにいつしかタイスに魅了され恋に落ちていきます。
タイスへの思いを断ち切れない、煩悩に苦しむアタナエル。
ついに修道院に押しかけます。
でもタイスは病いに冒され、もはや死の床でした。

アタナエルはタイスに永久の愛を誓うが、
その言葉はタイスの耳に届かず、タイスは信仰の喜びとともに天に召されます。

この「タイスの瞑想曲」は、アタナエルを誘惑しようとするタイスに改心をすすめ
タイスを一人部屋に残し「あなたが悔い改めるのを私は扉の外で待っています」と告げ
部屋の外に出たその後の幕間に演奏される間奏曲だそうです。
葛藤しそして目覚めて行く、そんなタイスの心を想わせてくれる名曲ですね。

ここでは私のもっとも好きなナタン・ミルシテインでどうぞ

Nathan Milstein plays Massenet Meditation


いかがでした。
音楽ネタ、順を追ってご紹介しようと思っておりましたがまどろっこしいので
もう行き当たりばったり、思いつきでまいります。
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