以前Tillerさんのブログで「いのちの理由」という記事がありました。
さだまさしのコンサートに出かけられて、そこでのアンコール曲だったそうです。
この曲によせてTillerさんの思いが述べられていました。
私もさだまさしは大好きですが、この曲は知りませんでした。
この曲を聴いて、私は私なりの思いが募り
すっかり聴き入りました。
ところで「さだ まさし」、この名前に思い出す人がいます。
MちゃんとKさんです。
もう30年以上も前のことです。
Mちゃんは私の仕事仲間の事務所で働いていました。
目は子スズメのようにくるくるして落ち着きがあるとはいえない。
言葉遣いも行動も「山だし」そのもの。
性格も慌てん坊でおっちょこちょいでしたが
明るく、邪気のないほんとうにいいコ、純粋なコでした。
そんな田舎娘丸出しのMちゃんはもう結婚していました。
そのご主人がKさん。
Kさんは親しみ深い好青年で、優しく非の打ち所のない人でした。
仕事もできて、職場でも評価が高く人望もあったようです。
Mちゃん、悪いコではないけど、いやいやとてもいいコだけれど
立派すぎるKさんが、そんな田舎娘のMちゃんと結婚した事。
普通なら不思議だけど、なぜか不釣り合いとは感じない。
それはMちゃんの純粋なところを、Kさんがしっかり大きく見つめている事がわかるから。
Mちゃんには「あんたは滅茶苦茶やけど、男を捕まえるんはしっかりしとる」とか、
「あんたみたいな人を選んだKさんに感謝せんといかんよ」とか、
私はMちゃんにかなり悪い事、ひどい事ばかり言ったものです。
Mちゃんも「そうなんよ、わたしもそう思うんよ」と応じる。
もちろん私、冗談で悪気はありませんよ。
ちょっと言葉がひどいけどね。
今ならハラスメントかもしれないね。
そんな二人は「さだ まさし」のファンで、コンサートも二人仲よく出かけていました。
コンサートの様子など、よく聞かせてもらったものです。
そんな二人と「さだ まさしの世界」。
なんとなく、いえいえ、はっきりそうだろねと納得できました。
そうするうちにKさんは転勤になり、
私はMちゃん、Kさんの家族とお別れすることになりました。
そうして、ほぼ年賀状の付き合いになりました。
年末のある日、喪中のお知らせのハガキが届きました。
しばらくしてKさんは病気になったそうです。
そしてあっと言う間に病気は進行、
病気がわかってから2週間ぐらいだったでしょうか。
Mちゃんと幼い子ども二人を残して旅立ちました。
すいぞうガンでした。
さだまさしの「いのちの理由」。
浄土宗の法然上人八百年大遠忌の記念事業の一つとして創られた曲だそうですが
さだまさしさんが、何を思い感じてこれを創られたのかは私にはわかりません。
私個人はこれを聴くと素敵なMちゃんとKさんを懐かしく想います。
さぁ、聴いてみましょうか。
いのちの理由.mov
Mちゃんに電話しました。
「Kさん亡くなってもう何年になるんかね」
「来年、13回忌のはず」
「そうかぁ…」
私は電話で相変わらず軽口をたたき、Mちゃんをからかいながら…
ほんとはね、涙がこぼれそうになりました。
(Mちゃん、元気でね。Mちゃん、頑張ってね。Mちゃん、いつも心配してるよ、思っているよ。)
先日、「えにし」という言葉も目にしました。(ひまわりさんありがとう)
この世で巡り会った私たちです。
共に大切に生きようよとクリックよろしくお願いします。
ありがとうございます
さだまさしのコンサートに出かけられて、そこでのアンコール曲だったそうです。
この曲によせてTillerさんの思いが述べられていました。
私もさだまさしは大好きですが、この曲は知りませんでした。
この曲を聴いて、私は私なりの思いが募り
すっかり聴き入りました。
ところで「さだ まさし」、この名前に思い出す人がいます。
MちゃんとKさんです。
もう30年以上も前のことです。
Mちゃんは私の仕事仲間の事務所で働いていました。
目は子スズメのようにくるくるして落ち着きがあるとはいえない。
言葉遣いも行動も「山だし」そのもの。
性格も慌てん坊でおっちょこちょいでしたが
明るく、邪気のないほんとうにいいコ、純粋なコでした。
そんな田舎娘丸出しのMちゃんはもう結婚していました。
そのご主人がKさん。
Kさんは親しみ深い好青年で、優しく非の打ち所のない人でした。
仕事もできて、職場でも評価が高く人望もあったようです。
Mちゃん、悪いコではないけど、いやいやとてもいいコだけれど
立派すぎるKさんが、そんな田舎娘のMちゃんと結婚した事。
普通なら不思議だけど、なぜか不釣り合いとは感じない。
それはMちゃんの純粋なところを、Kさんがしっかり大きく見つめている事がわかるから。
Mちゃんには「あんたは滅茶苦茶やけど、男を捕まえるんはしっかりしとる」とか、
「あんたみたいな人を選んだKさんに感謝せんといかんよ」とか、
私はMちゃんにかなり悪い事、ひどい事ばかり言ったものです。
Mちゃんも「そうなんよ、わたしもそう思うんよ」と応じる。
もちろん私、冗談で悪気はありませんよ。
ちょっと言葉がひどいけどね。
今ならハラスメントかもしれないね。
そんな二人は「さだ まさし」のファンで、コンサートも二人仲よく出かけていました。
コンサートの様子など、よく聞かせてもらったものです。
そんな二人と「さだ まさしの世界」。
なんとなく、いえいえ、はっきりそうだろねと納得できました。
そうするうちにKさんは転勤になり、
私はMちゃん、Kさんの家族とお別れすることになりました。
そうして、ほぼ年賀状の付き合いになりました。
年末のある日、喪中のお知らせのハガキが届きました。
しばらくしてKさんは病気になったそうです。
そしてあっと言う間に病気は進行、
病気がわかってから2週間ぐらいだったでしょうか。
Mちゃんと幼い子ども二人を残して旅立ちました。
すいぞうガンでした。
さだまさしの「いのちの理由」。
浄土宗の法然上人八百年大遠忌の記念事業の一つとして創られた曲だそうですが
さだまさしさんが、何を思い感じてこれを創られたのかは私にはわかりません。
私個人はこれを聴くと素敵なMちゃんとKさんを懐かしく想います。
さぁ、聴いてみましょうか。
いのちの理由.mov
Mちゃんに電話しました。
「Kさん亡くなってもう何年になるんかね」
「来年、13回忌のはず」
「そうかぁ…」
私は電話で相変わらず軽口をたたき、Mちゃんをからかいながら…
ほんとはね、涙がこぼれそうになりました。
(Mちゃん、元気でね。Mちゃん、頑張ってね。Mちゃん、いつも心配してるよ、思っているよ。)
先日、「えにし」という言葉も目にしました。(ひまわりさんありがとう)
この世で巡り会った私たちです。
共に大切に生きようよとクリックよろしくお願いします。
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