急がねばなりません。
朝日歌壇も次が掲載されました。
誌面には、いい歌がふんだんに掲載されていますが、
今回はもう次ぎに追われていますので、私の独断と偏見少なめチョイスです。
(※)は私の感想です。勘違いもあるかもしれません。
途方もなく 空広かりき リュック背負ひ ホームレスの道 踏み出ししとき (ホームレス/Uさん)
※これが若者ならば前途洋々とした喜びを感じますが、
眼前に広がる大空に対比して今からの人生の不安、孤独、また自由。心が痛くなります。
春からは 遠距離恋愛 はじめます 心を君で全部 満たして (国東市/Mさん)
※青春です。でも心の底には不安も感じつつ、だからこそ決意を表されたのでしょう。
誰よりも 一緒に生きた 妻だから 俺が一番 悲しんでいい (宇都宮市/Sさん)
※何も言う事はありません。逆にこう言える人生を過ごさなければなりません。
こっそりと ひとりで何度も 封筒を 開けてはながめる 合格通知 (名古屋市/Nさん)
※これも言うまでもない。パパママもうれしいよ。
幾度も 封筒開けては 確かめて 子の合格通知と 祝杯の夜
3月2日の朝刊にアメリカの郷隼人さんの記事がありました。
郷隼人さんは鹿児島のご出身で今はアメリカの監獄の中にいらっしゃいます。
終身刑ということですので、まず一般社会に戻れる事はないでしょう。
まして故郷の鹿児島に帰れることもないと思われます。
そんな事情の中で作られる短歌は素晴らしいものがあります。
今回の中にはありませんでしたが、投稿があればご紹介いたします。
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ありがとうございます