頬袋日記

いまいち飼育法の確立されてない動物「ハムスター」に翻弄されっぱなしの「ニンゲン」の観察記録。

子供時代に出会ったハムスター達のこと

2013-09-21 15:29:49 | 「ねずみ」のことについて
「ねずみ」…これが私達家族からハムスターにかけられた言葉でした。

私は子供の頃に、なんだかんだでトータルで4匹のハムスターを飼ったことがあります。
その頃は「ハム太郎」などが流行りかけた頃で、家庭だけでなく学校でハムスターを飼っていることもありました。
その一方で、ハムスターの飼い方はほとんど知られておらず、住処は金網ケージに裂いた新聞紙を入れるだけ。おもちゃ感覚のハウスを入れたりして、ハムスターがトイレを覚えたり砂浴びをする生き物だと知らない人もたくさんいました。「大好きなのはひまわりの種」という歌詞を信じ込んで、ひまわりの種しか与えず死なせる人もありました。

一番初めにお迎えしたのは寿限無くん。おそらくゴールデンハムスターの長毛種。
長生きして欲しくてつけた名前にもかかわらず、すぐにウェットテイルになり死んでしまいました。
同じペットショップから二代目としてお迎えした長助くんも、ウェットテイルを発症し、ある雪の日に擬似冬眠に入って亡くなりました。

ウェットテイルに罹った時のことをペットショップの店員さんに聞いても、「そういうのはヨーグルトを食べさせるといいですよ」くらいしか言ってくれなかったし、そもそもどういうものを揃えて何を食べさせたらいいか、こっちから聞かない限り全く教えてもらえませんでした。ただハムスターを売るだけ。これでは大人でさえ飼い方を誤ります。

数年後、よく行く美容院さんのハムスターが子供を産んだというので里親になることにしました。ここでジャンガリアンのオス2匹を引き取り、野晒しになっていた金網ケージを洗って、ハムスターを飼い始めました。
ハムスターは多頭飼いできるらしい、という知識だけで兄弟を同じケージに入れたせいで、やがて大喧嘩に発展しました。怪我はなかったものの、今思うとぞっとします。
彼らは特に名前を呼ばれず「ねずみ」と言われていました。

なんとか二年ほどで2匹とも天寿を全うしたので、少しは成長して飼い方もうまくなったかな?と勘違いしてたけど、やはり「ねずみ」としてしか接していなかった自分に情けなくなります。
いわゆる「虹の橋」が在ったとしたら、私はどんな目に遭ってしまうのだろう。

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