頬袋日記

いまいち飼育法の確立されてない動物「ハムスター」に翻弄されっぱなしの「ニンゲン」の観察記録。

強心剤。

2013-11-01 17:09:37 | 毎日のお世話…こがねの場合(ゴールデン)
午前中にこがねさんを動物病院に連れていきました。ぐったりして呼吸が荒い、と伝えると、先生はキャリーを開けてこがねさんを見るなり「あー…」とおっしゃいました。こがねさんは口を開けたまま、ぜいぜいと呼吸をしていたのです。先生から、強心剤と気管支拡張剤を混合させたお薬を出すので、いつも飲ませている腎臓のお薬と一緒に飲ませるようにと言われました。そして、これは対処療法に過ぎないということも言われました。家に帰ってこがねさんに薬を飲ませようと保定した所、最近あまり硬いものを食べないので、細く尖った、過長歯になりかかっているように見えました。



午後5時頃のこがねさん。強心剤などを飲ませたとはいえ苦しそうで、ほとんど動きません。なのに、ごはんの支度をしているといつの間にか巣箱から出てくるのです。



お薬を飲ませたあと、じーっとこのままの姿勢で、食餌が来るのを待っていました。



今日は、ペレットは一番好きなハムスターセレクションのみにしました。そこにペットミルクをまぶします。タンパク質や脂質の多さを気にしていたけど、今は食べられるものだけ食べてもらえればいいと思って、そうしました。野菜はおやつさつまいまもをシリコンスチーマーで2分ほど加熱したものです。
昨日のようには食べてもらえず、この後巣箱に帰って、また入り口に頭をもたげてぐったりしていました。
聞いた話では、スタミノールというペット用の補助食がかなり食いつきがいいそうで、ペースト状なのでお薬を混ぜて与えることもできるといいます。少し高価ですがネットで注文しておきました。



こがねさんを病院に連れて行く間、道中自問自答していました。
私は馬の骨折は不治の病ということもわからずに、「テンポイント」の助命嘆願をした人達と同じことをしているのではないかと思ったのです。助からない命をいたずらにいじくり回して、それは人間のエゴではないかとも思ったのです。薬を飲むストレスからも、病院に行くストレスからも開放させて、このまま家でゆっくりさせたほうが良いのではないかとも思いました。

しかし、どちらにしろ行き着く先が死であるならば、その道のりをなるべく楽にしてあげることが大事なのではないか、と考えるようになりました。今の状態では、こがねさんは家にいても呼吸がうまくできず、休むことができません。病院に行くことは疲れるし怖いことかもしれないけど、家にいる時間はやすらぎの時間であってほしいと願って、獣医さんに診察してもらうほうを選びました。

まだ脈は不整脈のようなものが見られるものの、口は閉じていて、少しは楽になったようです。苦しさからあまり眠れてなかったと思うので、少し、眠ってくれたらいいなと思っています。

(お詫び…腎臓のお薬をたびたびカテナールと誤記していましたが「カリナール」の誤りでした。申し訳ありません。)

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