頬袋日記

いまいち飼育法の確立されてない動物「ハムスター」に翻弄されっぱなしの「ニンゲン」の観察記録。

スタミノール効果?

2013-11-13 18:03:00 | 毎日のお世話…こがねの場合(ゴールデン)
今朝の四時、なるべく薬を飲む際の負担を減らしたいと思って、またもやスタミノールに薬を混ぜてスプーンから舐めてもらおうとしました。こがねさんはひと舐めふた舐めすると、ぷいと顔を背けてしまいます。やむを得ず、また頬袋のあたりから皮膚をたぐり寄せるように首の後ろでつまんで保定し、開いた口の中に薬液を流し込みました。こうしてもなかなか飲み込んではくれないので、口から薬液が溢れそうになります。本当にこんな事を繰り返していて良いのかと自問自答します。

ところが再び目を覚ますと、こがねさんが随分ぶりにかペレットをもぐもぐと頬袋の中に詰め込んでいました。もしかしてスタミノールが思わぬ効果を発揮したのでしょうか。食欲が少し増進したみたいです。
巣箱の中からは、カリカリとペレットをかじる音が聞こえてきました。この頃硬いものを食べないので歯が細く尖ってしまっていて、心配していたところです。

近所のスーパーが開く時間になり、私は野菜売り場に向かいます。こがねさん用の野菜を探すのです。
カボチャやサツマイモは嗜好性が高いけど誤嚥が怖いからNG。スプラウト類は食べにくいのか関心を示さないからNG。小松菜や青梗菜など葉物野菜は一応ハムスターも食べられる事になっているけど、カルシウム分が恐ろしく高いので腎臓の悪いこがねさんにはNG…結局、ブロッコリーに落ち着きます。でもこのブロッコリーでさえ最近はあまり食べなくなりました。

家に帰ると一休み。こがねさんといっしょにお昼寝をします。
最近のこがねさんは、給水器と餌入れの中間地点あたりでぱたりと倒れたようになって寝ていることが多いです。



スーパーの隣の100円均一ショップで、なるべく平たい小皿を買ってきました。これを少し床材に埋めるように置けば、ほとんど段差を気にせず食べられるはずです。
元気なうちは食べこぼしが多いので、ある程度安定した縁のそこそこある容器のほうがいいのだと思いますが、どうにも歳をとると身体を支えられないから…犬のように直接口をつけて食べるというより、ハムスターは前脚を手のように使って食べます。なので脚が弱ってしまうと、餌を取ってもすぐぽろぽろ前脚から落としてしまい、ついには餌を見失ってしまいます。



薬をあげる際、まだ寝ていたようで驚かせてしまいました。ご機嫌を取ろうとスタミノールを鼻先に持ってきたものの、そんな小手先に騙されるハムスターでは無いのであります。
ここはペレットをそっと置いて、ただ去るのみ。



巣箱をどけてみると、ペレットを少し溜め込んでいるようです。こういうハムスターらしいところが見られて嬉しかったりします。
お野菜は、今朝買ってきたブロッコリーに、ミニトマト、ベビーキャロット、スイートコーンです。



トイレのお掃除もして、部屋を暗くしてちょっと出かけます。



一時間ほどして帰宅しました。まだ口をつけてはいないみたいです。少し気にはなりますが、朝にペレットを食べていた様子を思い返しつつ自分を安心させます。

スタミノールについてですが、ご存知の方は多いと思いますがこれは犬用の栄養補助食品です。本来ハムスターにあげるべきではないのかもしれませんが、余命幾ばくもないハムスターでもこれだけは食べてくれた、というネット上の声を頼りに、藁にもすがる思いで使用しています。
蓋を開けると、ざりざりと結晶化した砂糖のこすれる音がします。脂肪分もとても高いです。明らかに常食させるものではありません。私も薬を前にもまして嫌がるようになったこがねさんを見て、半ば仕方なく手を出しました。

犬に対してならコミュニケーションフードとしても使用できるものだとは思いますが、基本的には使わないほうがいいものかもしれないと私は思っています。何も食べられず栄養失調状態のハムスターに一時的に与えるのであれば、多少は糖分や脂肪分も高くて構わないのかもしれませんが、健康なハムスターには使う必要は無いでしょう。というか、使って欲しくはないです。

こがねさんもそこまでスタミノールが好きなわけではなさそうだし、今後はほとんど使うことはないと思います。基本はやはり、ペレットと野菜で。

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