頬袋日記

いまいち飼育法の確立されてない動物「ハムスター」に翻弄されっぱなしの「ニンゲン」の観察記録。

敬老御膳

2013-11-11 17:28:47 | 毎日のお世話…こがねの場合(ゴールデン)
こがねさんに薬をあげるときはいつも手が震えます。

しっかり保定して、正しい量だけ服薬させなきゃならない。特に強心剤と気管支拡張剤の合薬は、強い薬だから量を間違えてはいけない。カリナール1と強心剤の薬液の色は似ているから、間違えてはいけない…

そんなことを考えているうちに両手がガタガタ震えだし、こがねさんもそれを感じて不愉快そうに身体をよじります。だんだん薬のスポイトから頭を遠ざけるように顎を反らせるうち、口に含んだ薬液が鼻に入ったようで、プシュッ!という音とともに鼻から気泡となって飛び出しました。鼻だからまだ良かったものの、これが気管支とか肺に誤って入ってしまったらどうなっていただろう。また、手の震える要因ができてしまいました。

今日のごはんはこんな感じ。



なんでもいいから食べてくれるものから食べればいいよ、をコンセプトにしました。ペレットの量も計っていません。最近、体重を測定していないし、そもそも食がものすごく細くなってしまったので…。
今まで使っていたハムスター用の餌皿の縁が高くて食べづらそうだったので、タッパーの蓋を利用しました。これなら高さがないから食べやすいはず。
ごはんの支度をしているとこがねさんが起きてきました。



お手洗いを済ませたところみたいです。おしっこの量がカリナールを飲ませ始める前のように多くなったようで気になります。



めしあがれー。
こがねさんはまた昨日のようにミニトマトから口にしました。



全体のレイアウトはこんな感じです。トイレより左側には、全くと言っていいほど足を踏み入れていません。今の半分のスペースでも生活できてしまう気がします。トイレを少し寝床に近づけました。



実はこがねさんの足下にはかぼちゃの種が埋まっているのですが、関心がないようです。



静止画だとわかりにくいのですが、こがねさんは餌を食べている最中も、四本足で身体を支えることができずにガクガク震えています。



その証拠に、転んでしまいました。



ミニトマトを堪能したあとは、スイートコーンをお召し上がりです。



一粒を、じっくり時間をかけて食べています。本音ではペレットも食べて欲しいところ。
食べている最中に息が切れて、一休みして、また食べ始めるの繰り返しです。



足元に穴を掘るような動作を見せ始めました。ここを寝床にするのかな?



まるで「おはぎ」か「きなこもち」の様になって眠るこがねさんです。



老ハムスターの介護というのは手探り状態で、飼育書にも、ペレットは砕くかふやかしましょう、程度のことしか書いていません。しかし、老ハムスターはペレットを砕いてもふやかしても食べてくれないのです。そもそも餌皿に辿りつけないのです。
他の方がどんな風に老ハムスターを育てているかを検索していても、これといってこがねさんの今の状態に当てはまるような「回答」はありませんでした。
今日のご飯をたまたまタッパーの蓋に盛りつけたのだって、たまたまそうしていた飼い主さんがいたから真似してみただけのことで、本当に老ハムスターのお世話に関する情報が少ないのです。

思うに、ハムスターは早く死ぬのが当たり前という思い込みから、ちょっとしたサインを見逃して、動物病院にも行かず、あれよあれよという間に「突然死」というケースが多いのではないかと思います。私が高校生の頃に飼っていた「ねずみ」もそうでした。朝方まで元気だったのに、帰ってくるとぐったりと衰弱して死んでしまいました。

現在はエキゾチックアニマルを診療できる病院も増えて、ハムスターも高齢化社会に突入しているのではないかと思います。ドッグフードなどでは当たり前ですが、ハムスターのペレットにも「成長期用」「シニア用」といった種類が出来てくるのかもしれません。
(本当は成長期用とシニア用のペレットって、書いてないだけでちゃんとあるんですけどね…成分をよく見ないと判別できないからわかりづらい!)

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