問題。
木曜日、私はアラビア文字を使う講義が2コマとってます。トルコ語の講義も2コマとってます。しかし、全部で2限から4限までの3コマしかありません。こはいかに?
……って、トルコ科の面々ならすぐに答えわかると思うけどね。
では類題。
ある店に、父が2人と息子が2人やってきた。全員が同じ値段(もとの本では200円だったが安すぎるので800円としておこう)のランチを食べたが、彼らが払った金額は2400円だった。しかし、店員にきいてもこれで合っていると言う。どうしてだろう?
両方とも考え方は一緒ですよ。さあどうしてでしょう?
ひらめくと簡単だよ。
わかった?
では答え。
類題。
父が2人と息子が2人で3人。普通で考えたらおかしいけど、次のように考えれば不思議ではない。
仮に3人をAさん、Bさん、Cさんとし、父2人を①と②、息子2人を③と④にして考えてみよう。
AさんはBさんの父である(①)とするとBさんはAさんの息子だから③。で、BさんがCさんの父とするとBさんが②、Cさんは④となる。
もうおわかりですね。②=③、つまり祖父・父・息子(孫)の3世代で来てたわけだ。
で、問題。
同じように考えればいいわけですよ。
普通にトルコ語の講義を1つ、アラビア語の講義を1つとってるほかに、トルコ語なのにアラビア文字を使う講義があるというわけ。つまり、オスマン・トルコ語というやつだ。ちなみにこれがテキスト。パソコンじゃないと見られないかな?
よーく見るとアラビア文字で書いてあるのがわかると思う。
もっとも、オスマン・トルコ語って意味が2つあって、1つは中世から近代までのオスマン帝国で使われていたトルコ語。アラビア文字で書かれてようとそうじゃなかろうと。もう1つはアラビア文字で書かれたトルコ語のこと。前者はローマ字に転写しても文法はペルシャ語に近いし語彙もほとんどペルシャ語かアラビア語だし、なんのこっちゃいという感じです。後者はアラビア文字で書かれていても単語とか文法は現代トルコ語とほぼ同じだから(もちろん違うのもある)、読めればなんとかなるわけです。
で、今講義で取り扱ってるのはもちろん後者。
そんなわけで今年から自由科目でアラビア語をやり始めた身には読むだけでも精一杯。同じ文字で読み方が複数ある場合はそのどれをあてはめるのか、母音は省略されているのかいないのか、省略されているとしたらどの母音なのか(ちなみにトルコ語の母音は8個)、そういったことを考えながら読み進めなきゃならんのである。
でも、さっきのテキストをアラビア語科もしくはペルシャ語科もしくは副専攻や研究言語でアラビア語やペルシャ語をとってる人が読めるかというとそうでもないような気もする。あるいは、読めても意味がわからないとか。トルコ語固有の単語もアラビア文字で書いてあるし、何よりトルコ語独特の接尾辞がね。いろいろ大変だと思う。こちらがさっきのテキスト拡大図。
そうは言いつつも楽しいですよ。未知の言語に取り組むときはいつもわくわくする。
なんと読むんだろう? どういう意味なんだろう? 今までやってきた言語との関連は?
そんなことを考えながらやるのは、大変だけど楽しい。この大学入ってよかったなあ。
現代トルコ語とオスマン・トルコ語とアラビア語の関連が最近見えてきて楽しいですよ。『drs』はアラビア語でもトルコ語でも『学ぶ』に関係する言葉だとかね。ついでに4月からやってるおかげで語彙が多少なりとも増えたせいか、ヘブライ語とアラビア語も関連付けて覚えられるようになってきた、はず。
これで成績もアップするということないんだけどね。
ちなみにロシア語の方は最近急速に忘れつつある英語とフランス語の知識を総動員してます。
さてゼミでやる『星の王子さま』。
多分モンゴル語なんだよな……アルタイ諸言語だからトルコ語に近いとはいえ、研究しなきゃなあ。
でも楽しみだ♪
同じ本でもいろんな言語で翻訳されているのを比べてみるのって面白い。『星の王子さま』、私も買おうかな。フランス語と日本語はあるから英語とトルコ語と……とにかくいろいろ買ってみたいなあ。
……先生に影響されすぎか、私?
そういや今の2年生でうちのゼミ希望者って何人くらいいるんだろう?
トルコ語科からも来るのかなあ。オケからはどうなんだろう?
気になる。
木曜日、私はアラビア文字を使う講義が2コマとってます。トルコ語の講義も2コマとってます。しかし、全部で2限から4限までの3コマしかありません。こはいかに?
……って、トルコ科の面々ならすぐに答えわかると思うけどね。
では類題。
ある店に、父が2人と息子が2人やってきた。全員が同じ値段(もとの本では200円だったが安すぎるので800円としておこう)のランチを食べたが、彼らが払った金額は2400円だった。しかし、店員にきいてもこれで合っていると言う。どうしてだろう?
両方とも考え方は一緒ですよ。さあどうしてでしょう?
ひらめくと簡単だよ。
わかった?
では答え。
類題。
父が2人と息子が2人で3人。普通で考えたらおかしいけど、次のように考えれば不思議ではない。
仮に3人をAさん、Bさん、Cさんとし、父2人を①と②、息子2人を③と④にして考えてみよう。
AさんはBさんの父である(①)とするとBさんはAさんの息子だから③。で、BさんがCさんの父とするとBさんが②、Cさんは④となる。
もうおわかりですね。②=③、つまり祖父・父・息子(孫)の3世代で来てたわけだ。
で、問題。
同じように考えればいいわけですよ。
普通にトルコ語の講義を1つ、アラビア語の講義を1つとってるほかに、トルコ語なのにアラビア文字を使う講義があるというわけ。つまり、オスマン・トルコ語というやつだ。ちなみにこれがテキスト。パソコンじゃないと見られないかな?
よーく見るとアラビア文字で書いてあるのがわかると思う。
もっとも、オスマン・トルコ語って意味が2つあって、1つは中世から近代までのオスマン帝国で使われていたトルコ語。アラビア文字で書かれてようとそうじゃなかろうと。もう1つはアラビア文字で書かれたトルコ語のこと。前者はローマ字に転写しても文法はペルシャ語に近いし語彙もほとんどペルシャ語かアラビア語だし、なんのこっちゃいという感じです。後者はアラビア文字で書かれていても単語とか文法は現代トルコ語とほぼ同じだから(もちろん違うのもある)、読めればなんとかなるわけです。
で、今講義で取り扱ってるのはもちろん後者。
そんなわけで今年から自由科目でアラビア語をやり始めた身には読むだけでも精一杯。同じ文字で読み方が複数ある場合はそのどれをあてはめるのか、母音は省略されているのかいないのか、省略されているとしたらどの母音なのか(ちなみにトルコ語の母音は8個)、そういったことを考えながら読み進めなきゃならんのである。
でも、さっきのテキストをアラビア語科もしくはペルシャ語科もしくは副専攻や研究言語でアラビア語やペルシャ語をとってる人が読めるかというとそうでもないような気もする。あるいは、読めても意味がわからないとか。トルコ語固有の単語もアラビア文字で書いてあるし、何よりトルコ語独特の接尾辞がね。いろいろ大変だと思う。こちらがさっきのテキスト拡大図。
そうは言いつつも楽しいですよ。未知の言語に取り組むときはいつもわくわくする。
なんと読むんだろう? どういう意味なんだろう? 今までやってきた言語との関連は?
そんなことを考えながらやるのは、大変だけど楽しい。この大学入ってよかったなあ。
現代トルコ語とオスマン・トルコ語とアラビア語の関連が最近見えてきて楽しいですよ。『drs』はアラビア語でもトルコ語でも『学ぶ』に関係する言葉だとかね。ついでに4月からやってるおかげで語彙が多少なりとも増えたせいか、ヘブライ語とアラビア語も関連付けて覚えられるようになってきた、はず。
これで成績もアップするということないんだけどね。
ちなみにロシア語の方は最近急速に忘れつつある英語とフランス語の知識を総動員してます。
さてゼミでやる『星の王子さま』。
多分モンゴル語なんだよな……アルタイ諸言語だからトルコ語に近いとはいえ、研究しなきゃなあ。
でも楽しみだ♪
同じ本でもいろんな言語で翻訳されているのを比べてみるのって面白い。『星の王子さま』、私も買おうかな。フランス語と日本語はあるから英語とトルコ語と……とにかくいろいろ買ってみたいなあ。
……先生に影響されすぎか、私?
そういや今の2年生でうちのゼミ希望者って何人くらいいるんだろう?
トルコ語科からも来るのかなあ。オケからはどうなんだろう?
気になる。
違ったりして。
…トルコ語ではTürkだけどね。