きょうは私のオフの日。 少し寒い。花冷えというのか。
遅く起きた私は、まだ歯磨きや洗顔もすること無く、煙草を口に咥え、ソファーにどっかりと座ってぼーっとしている。
祥一郎はというと、私より早目に起きて、いつものようにパソコンで自分のブログやツイッターのチェック。
それが終わると、私のパジャマ件部屋着をむりやり引っぺがして、自分の汚れものと一緒に洗濯機に放り込み、掃除機をかけ始める。
私はというと、掃除機をかけやすいように足を上げて、取り溜めたケーブルテレビの映画なぞを鑑賞中。
それから祥一郎は朝シャンだ。
風呂の掃除をしながら、頭を洗い、髭を剃る。困ったことに湯水を大量に使うクセがあった。
さて、散歩でもするかと、私は顔を洗って出掛けて行き、赤羽界隈の激安商店で何かお買い得が有ったら買い込み、ついでにお菓子屋に寄り、自分の分と祥一郎の好きそうなスナック菓子などを購入。
日用品で必要なものが有ったら、ドラッグストアで買い足し。何が無かったっけと分からないときは祥一郎に電話して確認する。
「カミソリの刃と、ティッシュも無いで。」とか言われてそれも購入。
帰ると祥一郎は洗濯物を干し終り、昼を回った頃に、冷凍チャーハンで昼ごはん。
私は昼を抜き、さてきょうの晩飯は何にするかと考えを巡らす。
「きょうはちょっと寒いし、また冬がくるまでの最後のおでんにでする?」と聞くと、祥一郎は「またおでん?」とかなんとか。
その後祥一郎は体操の日であれば、それが終わるまで待ち、その後二人でいつものスーパーで一週間分の食料と、晩飯の材料を買い回る。
二人でチャリを荷台代わりに、えっさほっさと坂道の多い道を帰る。
食料を冷蔵庫に放り込み、また二人はそれぞれ好きな事をして過ごし、やがて私は夕食の準備にとりかかる。
その後一服してから、祥一郎の入れてくれた風呂に入り、午後7時くらいに夕食開始。
終わると祥一郎は洗いもの、私は料理で疲れたから、またビデオを鑑賞しながら晩酌をしている。
洗いものが終わった祥一郎は風呂に入る。彼は空腹で風呂に入ると気分が悪くなるらしく、いつも食後に入る。
明日が仕事なら私は晩酌もそこそこに寝床に入る。
祥一郎はまだパソコンと格闘中。
そして遅れて彼も就寝。
きょうみたいなちょっと寒い日は、そんなふうに二人で過ごしただろう。
・・・・・・・・・・・・・・・・
今は・・・・・・・・・朝も昼も殆ど何も口にせず、やっと夜に安い弁当を一人で腹に収め、ビデオを鑑賞しようとするが、まったく集中出来ず、
日中の半分くらいは、祥一郎の座っていた椅子で、前かがみになって畳の目をじっと見ている。あの子のことを考えながら。
涙がジンワリ滲んでくることも有れば、本格的に泣くこともある。そうでなければ溜息ばかりついている。
孤独でどうしようもない感情の持って行き場が無いので、睡眠薬を飲んで早目に寝床に潜りこむ。いわゆる寝逃げというやつだ。
祥一郎の遺影をまくらの横に起き、「お休み。」と言いながら、(お願いだからこのまま目が覚めないで)と願いつつ、やがて眠りに入っていく。
祥一郎・・・・・・・・・おっちゃんはもう廃人になったような気分だよ・・・・・・・
それでもおっちゃんの生は続いていくんだろうか・・・・・・・
遅く起きた私は、まだ歯磨きや洗顔もすること無く、煙草を口に咥え、ソファーにどっかりと座ってぼーっとしている。
祥一郎はというと、私より早目に起きて、いつものようにパソコンで自分のブログやツイッターのチェック。
それが終わると、私のパジャマ件部屋着をむりやり引っぺがして、自分の汚れものと一緒に洗濯機に放り込み、掃除機をかけ始める。
私はというと、掃除機をかけやすいように足を上げて、取り溜めたケーブルテレビの映画なぞを鑑賞中。
それから祥一郎は朝シャンだ。
風呂の掃除をしながら、頭を洗い、髭を剃る。困ったことに湯水を大量に使うクセがあった。
さて、散歩でもするかと、私は顔を洗って出掛けて行き、赤羽界隈の激安商店で何かお買い得が有ったら買い込み、ついでにお菓子屋に寄り、自分の分と祥一郎の好きそうなスナック菓子などを購入。
日用品で必要なものが有ったら、ドラッグストアで買い足し。何が無かったっけと分からないときは祥一郎に電話して確認する。
「カミソリの刃と、ティッシュも無いで。」とか言われてそれも購入。
帰ると祥一郎は洗濯物を干し終り、昼を回った頃に、冷凍チャーハンで昼ごはん。
私は昼を抜き、さてきょうの晩飯は何にするかと考えを巡らす。
「きょうはちょっと寒いし、また冬がくるまでの最後のおでんにでする?」と聞くと、祥一郎は「またおでん?」とかなんとか。
その後祥一郎は体操の日であれば、それが終わるまで待ち、その後二人でいつものスーパーで一週間分の食料と、晩飯の材料を買い回る。
二人でチャリを荷台代わりに、えっさほっさと坂道の多い道を帰る。
食料を冷蔵庫に放り込み、また二人はそれぞれ好きな事をして過ごし、やがて私は夕食の準備にとりかかる。
その後一服してから、祥一郎の入れてくれた風呂に入り、午後7時くらいに夕食開始。
終わると祥一郎は洗いもの、私は料理で疲れたから、またビデオを鑑賞しながら晩酌をしている。
洗いものが終わった祥一郎は風呂に入る。彼は空腹で風呂に入ると気分が悪くなるらしく、いつも食後に入る。
明日が仕事なら私は晩酌もそこそこに寝床に入る。
祥一郎はまだパソコンと格闘中。
そして遅れて彼も就寝。
きょうみたいなちょっと寒い日は、そんなふうに二人で過ごしただろう。
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今は・・・・・・・・・朝も昼も殆ど何も口にせず、やっと夜に安い弁当を一人で腹に収め、ビデオを鑑賞しようとするが、まったく集中出来ず、
日中の半分くらいは、祥一郎の座っていた椅子で、前かがみになって畳の目をじっと見ている。あの子のことを考えながら。
涙がジンワリ滲んでくることも有れば、本格的に泣くこともある。そうでなければ溜息ばかりついている。
孤独でどうしようもない感情の持って行き場が無いので、睡眠薬を飲んで早目に寝床に潜りこむ。いわゆる寝逃げというやつだ。
祥一郎の遺影をまくらの横に起き、「お休み。」と言いながら、(お願いだからこのまま目が覚めないで)と願いつつ、やがて眠りに入っていく。
祥一郎・・・・・・・・・おっちゃんはもう廃人になったような気分だよ・・・・・・・
それでもおっちゃんの生は続いていくんだろうか・・・・・・・