「笑う警官」

2009-11-24 00:36:32 | Weblog
「笑う警官」

この作品は試写会で見た。

まず惹かれたのが、とにかく、音楽がいい。

開始と同時に鳴り始めた音楽がとてもよくて、とにかく、音楽にまず引き込まれていった。

大森さんは、いつもながらぐっとひきつける演技で、正義というものか。。どうか分からないけれど、
自分の信じたものを信じ続ける大人の男が伝わってきた。

松雪さんは、ぶっきらぼうで強いな女性の役も好きなのだけど、今回の役はとても落ち着いていて、
しっかりとした大人の女性だった。

とにかく不正や汚職はずっとあって、これからもなくなっていかないものだと思うけれど、
その腐敗した世界の中で、でも、自分の正義は貫き通したいという男と、
やっぱり長いものには巻かれろ。
養わなきゃいけない人がいる、責任がある、そういう人は、
その正義や信念も時には曲げなきゃいけないときがある。

なんだか、複雑でとても重い気もした。

まぁ。。。
私には何も責任がないから、
きっとその部分の重みは分からないのだろうけど。。。

大人が見る価値のある映画だと思う。