毛津有人の世界

毛津有人です。日々雑感、詩、小説、絵画など始めたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

絵画は最も経済的な遊び

2025-02-02 06:35:14 | 静物画

およそ40年以上も前になるだろうか油絵を始めたいと思ったことがあった。それで画材屋を訪ねたら道具一式そろえたら3万円くらいかかりそうな気配なので貧乏人の自分は断念したことがあった。それきり油絵のことは忘れていたのだけど日本脱出後バンコクでカナダ女性と親しくなり彼女と所帯を持つためには油絵をマスターして画家として立とうと考えるようになった。それで18色ほどの基本的なセットを買ったらわずか6百円程の出費だったので、すぐに実地に試してみた。同じセットでも日本のブランド品を買ったら数千円はとられただろう。日本では画材が異常に高くてこれが国民を芸術音痴にしている遠因ではないかと思っているのだが、キャンヴァスなどリスボンに比べて3倍も高い。だから貧乏人の僕は日本に帰ってからはいつもダイソーで買った10枚百円の画用紙に油絵を描くようになった。絵筆も同じダイソーの丸筆4本ナイロンブラシを使っている。だからひと月に百円か二百円くらいしか使うことがない。油絵のチュウブは今までに5人の中途リタイアの油絵画家から大量に頂戴しているので、どんなに描いても描いても消滅しない。しいて言えばwhiteが必要になるくらいだろうか。さように経済的な遊びだから皆様にお勧めしたいわけである。この世の中には実に中途リタイアの油絵画家が多いのだ。そういう人たちは高価な画材だっただけに捨てることもできずに困っているわけだ。自分ももう人生が短くなったので誰かにもらってもらわなければこの大量の油絵の具のはけ口はないだろうと思案しているところです。希望者があればどうか予約を入れてほしい。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 絵画は最強の精神安定剤 | トップ | ポルトガルの思い出 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

静物画」カテゴリの最新記事