コロナ禍で映画館に行けなくなったが、営業再開したら映画館を支える気持ちも込めて観に行こうと思いつつ、結局、自腹を切らずに新聞屋さんからチケットもらったタイミングで行くこととなった
ジョニー・デップ主演。
ステージ4の肺癌で治療しなければ余命半年と宣告された大学教授。
元々バラバラな家族がこのタイミングでさらにバラバラになり、病気のことを伝えられないまま「俺もやりたいことを自由にやらせてもらう」と学長と不倫をしている妻に宣言。
ドラッグをやったり、なんか行動がめちゃくちゃで、自暴自棄なのかと思って見守っていたが、人生の最期を謳歌したんだねと思えるような展開はなく、彼の生き様では生きるということの意義について生徒たちに語る言葉が上滑りしてるというか…
教授に恋心を抱く生徒がいるけど、私は「この先生ヤバイ、怖っ」って思うから共感できない〜
文化の違いでアメリカ人にはわかるわかるって感じなのか
私の斜め前に座っていたおばちゃんは娘との別れのシーンで涙を拭いてるようだったので泣ける人もいるのだろうけど、全体的にクレイジー野郎感が最後まで否めず。
この後、またジョニー・デップ主演の《パブリック・エネミーズ》を観た。
1930年代、世界恐慌時代のアメリカ。金持ちからしか金を取らないという実在した犯罪者、ジョン・デリンジャーを描いた作品。
そのポリシーからか、市民からもカリスマ的人気…みたいなことが描かれていたが、人も殺してるし、ギャングじゃん
脅して女を手に入れてさ。それでも結局惚れてる女の気持ちもわからん。
こういう人をカリスマ化しちゃうの困るんだよね〜と、また共感できず。
スティーヴ・マックイーンの《さらば愛しきアウトロー》の強盗がいいよ。
まあ、強盗はダメだけど