モーツァルト@宇奈月

湯の街ふれあい音楽祭 モーツァルト@宇奈月
scince2010年秋。毎年9月に音楽祭を開催しております。

モーツァルトがいっぱい

2011年09月08日 | 日記

見渡すと世の中、けっこうモーツァルトにあふれています。

富山県オペラ協会の第1回オペラ公演は、10月9日に富山県民会館で行われるのですが、演目は「フィガロの結婚」。管弦楽は、モーツァルト音楽祭でも活躍していただく富山シティフィルハーモニー管弦楽団です。富山県オペラ協会は、富山県でオペラを制作上演しようと安念千重子さんをリーダーに昨年結成されたもので、1月のファーストコンサート「ニューイヤーオペラガラコンサート」に続いて、いよいよオペラの上演となったものです。

それから、12月11日には、松本幸四郎さん演出出演による「アマデウス」が富山市のオーバードホールで上演されます。モーツァルト役は、武田真治さん、コンスタンツェ役は内山理名さんです。松本幸四郎さんは、もちろん、サリエーリ。

モーツァルトは、こんなにも世界中の人々に深く愛されると思っていたのでしょうか。

松本幸四郎さんほどの凄味はありませんが、サリエーリの似顔絵を描いてみました。

どうなんだろう。もっとすごみがあるかな。

サリエーリもその奔放な性格と破天荒な行動を嫌悪しながらも、その音楽には「神の声」を見たというモーツァルト。今もなお、受け継がれるのは、超越したものだったからでしょうか。

 

 


映画RAILWAYS(レイルウェイズ)愛を伝えられない大人たちへ

2011年09月08日 | 日記

富山県の風景をそこを走る鉄路を舞台に、熟年夫婦の生き方について描く映画「RAILWAYS(レイルウェイズ)愛を伝えられない大人たちへ」の試写会が先日富山市でありました。主演の三浦友和さんもおいでになりあいさつをされました。

この作品、宇奈月にもずいぶん縁があるんですよ。舞台になっている鉄道は、富山地方鉄道本線。宇奈月温泉行の列車が走ります。沿線でのロケもたくさん行われたため、私たちにはとても馴染み深い等身大の人々の物語に感じられます。

三浦友和さん主演の映画は、「死に行く妻との旅路」も今年の冬から公開されて大変話題になりました。末期ガンに冒された石田ゆり子さん演じる妻と、青いワゴン車で旅の中で、くらし次第に命の灯火を小さくしていきます。

氷見の海岸の風景が印象的ですが、実は、二人で住み込みで働こうとした温泉宿の場面は、宇奈月温泉でした。訪ねた場所が、黒流荘。二人は、せっかくだからと宇奈月温泉会館の銭湯に入ります。山彦橋と新山彦橋も出てきますよ。

このロケは突然行われたそうで、宇奈月温泉の通りを歩く石田ゆり子さんが実に美しかったとか。

映画には、入善町の風力発電のプロペラや、病院から見た風景として、真っ白に輝く早春の朝日岳が映り込んできます。

映画の風景は、知っている場所が出てきたからという興味もありますが、その場所や風景がもつ、オーラというのか、古い言葉なら歌枕という言い方があるように、一種の霊性を写し取っていきます。似たようなところならどこでもいいというわけじゃないんでしょうね。それだから、CGで作られた風景よりも、ロケの力が絵になって伝わってきます。

映画「RAILWAYS(レイルウェイズ)愛を伝えられない大人たちへ」はまだどんなお話なのか、宇奈月や黒部の風景がどんなところにかかわっているのか、よく知りません。それでも、きっと私たちの心の感じ方をよく吸いとって、大切な場面として構成されているだろうと思えるのです。

かつて、西武鉄道を走っていた車両や、土地の子どもたちがカボチャ電車と呼ぶかつての京阪特急など、「RAILWAYS」の第1弾出雲の一畑電鉄が見せてくれた車両に息づく人の暮らしの凄みを、今回も伝えてもらえると思います。

楽しみですね。

富山は先行公開。11月19日からです。全国ロードショーは、12月3日から。